豪華キャストが集結する殺人ミステリー・コメディ映画「See How They Run」よりオフィシャルポスターが解禁。オスカー俳優サム・ロックウェル、シアーシャ・ローナンほか、エイドリアン・ブロディ、デヴィッド・オイェロウォ、ルース・ウィルソン、ハリス・ディキンソンら出演。9月30日より全米公開。 pic.twitter.com/OUaQw0rHh3
— 映画情報 オスカーノユクエ (@oscarnoyukue) June 29, 2022
今年の年始くらいに出たトレーラーを見てから
観たいと思っていたこの作品。
日本でも上映してくれないだろうかー(´Д⊂)
キャスト的にとか、Searchlight製だとか
日本でも上映できる可能性がある要素はあると思うんだけど(´・ω・`)
ま、でも全米で9/30~だっていうし、
日本でやるにしても早くて年内、
遅くても来年になりそうな予感。
どうも、トトです。
ちょうど1週間前に『ザ・ロストシティ』を観て以来
2週連続で映画館へ((((((っ・ω・)っ
7月に入ってからが夏って感じしますが
夏は映画はもちろん、
音楽やゲームも盛り上がる季節ですからね。
4月以降2ヶ月空きましたが、
またちょこちょこチェックしてる新作映画が公開されます。
そんな今年21本目に観てきた作品はこちら。

ブラック・フォン
(原題:The Black Phone)
コロラド州のとある町。この町では、子どもの連続失踪事件が起きていた。ある日、気が小さく独り立ちできない少年フィニー(メイソン・テムズ)は学校から帰る途中、黒い風船を持つマジシャンだという男(イーサン・ホーク)に出くわす。男が「マジック見るかい?」と一言発したかと思うと、フィニーは無理やり黒いバンに押し込まれ、気づいたときには地下室に閉じ込められていた。その部屋は壁に囲まれ、鍵のかかった扉と鉄格子の窓、そして断線している黒電話があった。すると、その断線しているはずの電話のベルが突然鳴り響く。それは、この部屋の恐怖と真実を知る死者からのメッセージだった。一方、兄の失踪に関する不思議な予知夢を見た妹グウェン(マデリーン・マックグロウ)は、夢の記憶を頼りに兄の行方を探し始める……。
ホラーと言えばスティーブン・キング…の息子である
ジョー・ヒル原作の『黒電話』を映画化した
ブラック・フォン
公開初日である本日、観てきました。
初日が1日だと、映画の日割引もあって
一石二鳥で映画が観れる、とても良い日( ´∀` )b
本作では監督がスコット・デリクソンということで
今年公開された最新作も含めた
『ドクター・ストレンジ』2作を手掛けた監督として
何気に本作の注目度も上がってたように思います。
と、感想に行く前に
本作は海外版のポスターもいくつか見ましたが
↑同様のものは向こうにもありました。
それをそのまま採用して国内版に、ってのも良いけど



このへんを見ちゃうと、こっちのが良いってなるわな。
ホラー、スリラー系は明らかに海外版のが良いの多い。
ってのも、洋画あるあるですけどね。
それでは、本作の感想ですが
意外と面白かった(* ゚∀゚)
やっぱヒット作を作れる監督ってのは
ジャンル違いでも良作を生み出せるのか、と改めて。
まぁ、ストレンジは観てないんですけどw
序盤はよくあるスクールカーストを見せつけられつつ
ちょっとヤバい父親を見せられつつも
特に大きな動きはなく進んでいく。
しかし、犠牲になる子どもたちが
捕らえられる直前の姿をちょい見せしつつ…

そして、主役であるフィニーが捕らわれることで
事態は急展開!
先に捕らわれただろう子どもたちと同じ
地下の密室に閉じ込められてからが本番です。

何もするつもりはない
と、イーサン・ホーク演じるマスクの男"グラバー"

そんなの、何かするつもりのヤツの定型句だよなw
と、思いつつも実際に殺す素振りも見せないし
君を見たかった
とか、寝てるフィニーをただ見ていたり
ドアの施錠をしないというガバガバな罠を張りつつ
上階ではマスクはしてるのに上裸で待ち伏せしてるとか…
なんか描写が別の意味でコワイ…((( ;゚ω゚)))
ホ○で、ペ土フェリアなんか?コイツ…((( ;゚Д゚)))
そんなフィニーが閉じ込められた地下には
タイトルにもなっている、1つの黒電話…

グラバーは、壊れてるとか言ったけど
いきなり鳴り出すから恐い…
黒電話の音って何でこんなに恐怖感を煽るんだろうね…
人が寝静まる夜に鳴るチャイムとかでもビビるのに
こんな閉塞感のある場所で
しかも壊れてるなんて言われた黒電話がいきなり鳴るとか
めちゃくちゃ恐いよな…((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
しかも最初は無言電話だったりするし
恐ぇぇぇええええ((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
しかし、その電話からの応答があると
相手は自分の名前を忘れているけど、
グラバーに誘拐され、殺された子どもたちからだとわかる。

それが同じ目に遭ってきた彼らの無念であり復讐であり
フィニーに託す為の電話となるのでした。
フィニーを救うための電話だと思うと一気に頼もしくなる
それがたとえフィニーとお互いに面識がなくても
面識があるなら尚のこと頼もしい。
数少ないフィニーを認めてくれた人ならさらにです。
彼らも、この独房めいたところ脱出する為に
彼らが試したこと、彼らが残したものをフィニー託し
フィニー脱出の手助けをしてくれる救いの電話でした。

序盤の野球シーンで、フィニーに2ストライクまで追い込まれつつ
最後にホームランまで持っていった野球少年
エグい球だな
なんて、現代語で訳されてしまい、(。-д-)うえぇ…
なんて思ってた、フィニーを認めたブルース・ヤマダくん
しかし、悪い意味でも印象に残っていたその言葉で
こちらも電話の相手がブルースだとわかってしまい
なんか悔しい←
作中では唯一の"友達"と言っていいかもしれない
めちゃ強ロビンはやはり最後の最後に着電
それまでの子たちのやり取りを全て試しても
脱出できないと涙を流すフィニーに対し
お前は強い
殴るのが怖かっただけで、何度も立ち上がってきた
お前がアイツを殺せ
オレの仇を取ってくれ
っていう会話からの、砂を詰めて重くした
黒電話ブローの反復練習
幻でも幽霊でも何でも、そこにいるロビンと共に
動きがシンクロし、悩む思いから決意に変わるかのように
キレが増していくシーンは激アツでした(* ゚∀゚)
兄の行方を探すため
懸命になってる妹グウェンがまた良い子。

序盤での父親とのやり取りを見る限り、
母は死に、父には暴力を振るわれ、
だからこそ余計に兄妹仲が良いんじゃないかと。
このグウェンを演じるマデリーン・マックグロウが
かわいい(*´ω`*)

序盤でダサい編み編みツインテにしてるとこは
正直(。-ω-)ウーン…だったけど
髪下ろすとめっちゃかわいいじゃん!

やっぱ髪型って大事だ。
作中はむしろ髪を下ろしてるシーンのが多かった為、
サイコスリラーな本作の中で、目の保養でした。笑
そんな妹の"夢"の力で判明した
グラバーの住む家

中盤に出てきたニートのおっさん、マックスが
グラバーの弟であり、その家の地下が現場か
ってのは、ストーリーを追う中でわかったけど
愛されキャラのアホなマックスが、事件を追う中で
アホながらに気付いてしまったその場所…
なにも知らないマックスが地下に来てしまったが為に
残念な末路に…(´・ω・`)
フィニーくん、遂にグラバーと直接対決!
結局、脱出するには到らなかったけど
彼らの残してくれたものを全て活用して
グラバーを撃破。
ロビンとの電話の際、
これが最後だ
と言われたにも関わらず、再び鳴る黒電話
それはもちろん
あんたに電話だよ
と、ワイヤーで首を絞めつつ
フィニーがグラバーの耳元に電話を当てる
犠牲になった子どもたちの復讐の言葉を最後に
フィニーもグッと絞め落とす。
番犬のサムソンにも、冷凍庫にあった肉で釣り
フィニーくん無事に脱出\(^o^)/
まさかこの肉にまで使いどころを持たせるとはw
そして、グウェンが夢で見た家は空き家であり
殺された子どもたちを埋める安置所。
フィニーたちが閉じ込められてたのは
その向かいの家だったとは。
これは一本とられましたね。

しかし、殺された子どもたちの脱出法も
フィニーによって失敗が証明されてしまったけど
ストーリーの都合もあったにせよ
その子たちも、もちろんフィニーを嵌めるつもりはなく
自分たちもここまではやった
でも、その先を確かめる前に殺された
ってことなんだろうな、と解釈。
でも、彼らの残してくれたモノや情報があったおかげで
フィニーは脱出にまでこぎ着けたんだしね。
やっぱりなくてはならない電話だったんだよな。
ヤバい父親は、ヤバくなってたのは理由があり
グウェンと同じ能力を持っていたであろう奥さん
フィニーとグウェンのお母さんが
その力によって死んでしまったことに由来するっぽい。
だから、お母さんと同じようなことにはするまいと
子どもたち、特にグウェンにはキツく当たってたみたい。
現実じゃない
夢は ただの夢だ
と、さんざんベルトでぶっ叩いたあと
ガン泣きするグウェンに何度も復唱させるほど
最初は子どもに暴力を振るうヤベーやつだと思ってたけど
フィニーを見つける手掛かりになるかもと

夢のことを打ち明けたグウェンとのやり取りや
フィニーが行方不明の報を警察から電話で受けたであろう時の表情
ラストシーンの泣きながら2人に謝る姿なんかを見ると
自分でもやり過ぎている自覚はあったんだと思えるし
やり方は間違っていても、
これからは良いお父さんになっていきそうで何より。
ラスト、学校に戻ってきたフィニーくん
周りからグラバーを殺したヤベーやつ
みたいな噂が聞こえても、フィニーくん平気そう。
というか、薄っすら余裕の笑み?
誘拐前に授業でペアになった意中の子とも
やっぱり隣の席で再開。
おはよう フィニー
と、ここで何事もなかったようにフツーに接してくれる子
(* ゚∀゚)イィよね
フィンがいいな
なんてフィニーくん、ニクいこと言って終幕。
面白かったー
序盤の雰囲気から、急展開する誘拐シーン
地下での黒電話による恐怖感と、
しかしその実、脱出するためのあれやこれや
最初は恐ぇ…って思った黒電話だけど、
次に誰から掛かってくるかのワクワク感。
それによって強くなっていくフィニーくんの心
一度挫けたあとに、生涯の友であるロビンからの電話で
立ち直り、子どもたちの無念を一気に払拭したフィニーくん
その間にも懸命に兄を探していたグウェンの献身な様
振り返ってみても、つまらないシーンないですね。
最初から最後まで通して楽しめました。
久々にパンフレットも買っちゃいましたしね。

夏本番となる7月、その初日から観た作品で
今夏の映画戦線、良いスタートが切れました。
ブラック・フォン
の感想でした。
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