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ある日の仕事から帰宅時の部屋の気温

クソが!(# ゚皿゚)

風量MAXにして30分回してようやく28度くらいまで下がる。

水道からは水ではなく、ぬるま湯が出る。

既に7月には入ったものの、

今年は6月末からこのクソ仕様よ…

毎年毎年言ってますが

夏なんて死ねばいいのに…(# ゚皿゚)イライラ

どうも、トトです。



ようやく6月分ラスト1枚!\(^o^)/

6月も大量の新譜があったぜ…

そうして今年も半分終わって改めて感じるのは

今年はアルバムが多い

個人的には常にそうであって欲しいと思っているので

その点でも、今年はとても喜ばしいです。

と言ってる今回の新譜はEPなんですけどw

そんな今年69枚目の新譜レビューはこちらの作品。




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Betraying The Martyrs『Silver Lining』 
1. Black Hole
2. Pressure
3. Embers
4. Mirror
5. Swan Song





MHz FESTの功績により、過去に一度、来日経験のある

フランス産メタルコアのBetraying The Martyrs

Aaron Mattsが脱退し、新たなボーカルを迎え

新体制となって初のEPSilver Lining

ドイツのインディーレーベルOut Of Line Musicから

6/24にリリースされました。


こうして新体制で初EPリリースと同時期、

今年のHellfestにも出演していたBTM

その様子はSNSにも上げられています。



新しいボーカル共々、十分に受け入れられているような

大いに盛り上がっているライブの様子が伺えます。

それでは、そんな新生BTMの作品

早速、聴いていこうと思います。




Black Hole
まずはオープニングを飾る1曲目、
フェードインからのヘヴィサウンドから始まります。
らしさ溢れる壮大なシンセもイントロから健在。
そして冒頭はクリーンボーカルから始まりますが、
Victorが後発で歌っているってことは、
最初のクリーンの方は、新vo/Ruiなのかな?
Bメロに入るとRuiも激しいスクリームを展開。
クリーンに選択肢が増えたのは良いと思うけど、
スクリームに関しては、やっぱAaronが上かなぁ…?
と思っていると、ドスの効いたスクリームと共に
ヘヴィなブレイクダウンに上がる(* ゚∀゚)
しかしサビの雰囲気、ラストサビを聴くと尚のこと、
曲調と少しハスキーな感じのシャウトから
最近のArchitectsみたいな雰囲気を感じますね。





Pressure
ミドルテンポな前曲から変わって、本格的なスタートは
アップテンポに攻め立てるこの2曲目からか。
ど頭からタイトルを叫んで始まるのも(* ゚∀゚)イィネ!!
前曲ではAaronの方がー、なんて言いましたが、
こうして攻めた曲でのスクリームを聴いていると
なかなか良い感じに聴こえてきますね。
低音域で呻くグロウルと共に展開するブレイクダウンも
(* ゚∀゚)イィゾーコレ!なんて思えますしね。
サビのVictorのボーカル、壮大さのあるシンセも○
冒頭と同じく、ラストにタイトルを叫ぶところも
一緒に叫べたくなる感じひとしお、シンガロング衝動が揺さぶられる。





Embers
続く3曲目は重さが際立つような展開に。
グルーヴ感のある展開で、昨今のメタルコアに見られる
重さが際立つようなニューメタル感もあるように思います。
ヾ(* ≧□≦)ノ Watch it burn!! watch it burn!!
のコーラスによるシンガロングも熱く、
反面、Victorのキーボードによる繊細な鍵盤のタッチが
激しく重いサウンドとの対比になってる点も良い。
しかし、やっぱりガツンと落とすブレイクダウンには
惹かれるよねー(* ゚∀゚)
サビはRuiVictor2人で歌ってる感じも良いです。





Mirror
4曲目はのっけから低く叫ぶスクリームから幕開け。
こちらの方がややテンポ感は上に感じる為、
前曲同様に重さが際立つような雰囲気ですが、
攻め感はこちらの方があるように思いますね。
サビ前のシンセからホラーな感じもありつつ、
サビに入るとBTMらしい壮大なシンフォニックさを露わにする
メタルコアを展開しているのが良いですね(* ゚∀゚)
アウトロもフェードアウトするというか、
電池が切れたように小さくなっていくサウンドが
どこかホラー的で良き締めです。
なんて思えば、タイトルは"Mirror (鏡)"
ホラーな雰囲気を出すには十分な要素であり、言葉ですね。





Swan Song
5曲目は重く、グルーヴ感のあるイントロからスタート。
音は重く、コーラスパートも含めた
このバンドらしい壮大さも感じるけど、
クリーンパート多めでメロディアスな展開を見せます。
しかし、それだけで終わらないのもこのバンド。
Bメロの捲し立てるような早口シャウトボーカル。
そして、クリーンボーカルの裏のヘヴィサウンド、
コーラス多めな壮大な雰囲気から落とす
満を持してのラストのブレイクダウンには
Djentっぽいフレーズもあって、これまた上がるブレイクダウン。
アウトロは20秒ほどかけて、ゆっくり余韻を持たせて終わります。







以上、

Betraying The Martyrs『Silver Lining』 

でした。

やはりちょっとEPでは物足りなさを感じるものの

バンドの音楽性自体に大きな変化はなく、

新しいボーカルRuiも上々で、

Hellfest共々、新体制で良いスタートが切れたと思います。

そんなことを感じる作品でした。

Aaronとは違う点として、

Ruiはクリーンボーカルも歌っていること。

それにより、ボーカル面でのコア感は薄れたとは思うけど、

Victorとのツインクリーンで展開できる部分は

これまでにあまり見られなかった要素で、

そこが今後の新たな強みにもなっていくのかな?

なんてことも想像させます。


そうしてバンドの再出発を飾る作品となった

Betraying The Martyrs『Silver Lining』 

サウンド面はこれまでのBTM好きも納得、

ボーカル面に関しては是非とも自分の耳でお確かめを。

ご一聴あれ。





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