Roam終了のお知らせか…(´・ω・`)

最近、全然動きなかったもんね。

アルバムとしては2ndが最高だったし、


2度の来日公演、どちらも見に行けた。

2回目はセトリも最高で、だからこそライブも最高でした。


残念なこと極まりないけど、

音楽を続けるメンバーもいるかもしれないってのは

声明文にも書かれてるし、メンバーそれぞれ

今後の活躍に期待するのと、これまでの感謝をば<(_ _)>

どうも、トトです。



それでは今年64枚目の新譜レビュー

今回のバンド、リリースよりだいぶ前に

シングルは出していましたが

自主でいくのか、レーベルから出すのか

そのへんが確定していなかったからか

前作以降、最初に出したシングルからは

けっこう経ってからの今作リリースとなりました。

そんな今回取り上げる作品はこちら。





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SECRETS『The Collapse』
01. The Collapse
02. Get Outta My Head
03. Falling Out
04. Parasite
05. Bad Decisions
06. The Drift
07. Lost
08. Glory
09. Delinquent
10. Fraud
11. The Let Down
12. Fade Away





10年代ポスコアシーンを代表するバンドの1つ

US産のSECRETS、4年ぶり5枚目となるアルバム

The Collapse』がVelocity Recordsから

6/10にリリースされました。





このへんがリリースされてから今作まで

けっこう待たされましたね(; ´∀`)-3

無事にリリースに到って何よりです。

それもあってか、

↑の2曲は、今作に収録されなかったのは少し残念。

しかし、少なくとも"Hold On"の時点では

かなりヘヴィ路線に舵を切ったのかなって印象も受けます。

それが今作にどんな影響を与えているのか

早速、聴いていこうと思います。





The Collapse
今作1曲目は、オープニングから攻める攻める(* ゚∀゚)
さっき出したシングルの時点で、
その作風がこの曲にも色濃く出ている気がします。
ここまでヘヴィに攻めたSECRETSは懐かしくもあり、新鮮でもあり。
Richardのクリーンもかなり声を張り、
けっこうなハイトーンを繰り出してるのも久々な感じです。
まだまだここまでの高さ出せるんだなと少し驚き。
ラストはWadeの低音スクリームにブレイクダウンで落とす。
これぞ10年代のポスコアと言える、メタルコア寄りで
かつ、クリーンと攻めのパートのコントラストが映える1曲。





Get Outta My Head
2曲目は、Wadeの激しいスクリームから疾走サウンド、
そしてブレイクダウンへと繋げ、序盤から攻め立てる。
前曲同様、今作は頭から攻めるなぁ(* ゚∀゚)笑
サビは安定のRichardクリーンを展開。
どんなに激しくても、Richardのボーカルで
ガラッと雰囲気が変わりますね。やはりこのギャップが良い。
Bメロも同じようにアグレッシブパートから、
フラグ通りにズドンと落とすブレイクダウンへ。
ラストは三度、Wadeの咆哮と共にブレイクダウンを展開。
ブレイクダウン多めなのも大変よろしい。





Falling Out
打って変わって、3曲目はRichardと共に
クリーンなサウンド&ボーカルからスタートします。
ここではWadeもクリーンを披露していて、
Richardとのツインクリーンはバンドの新境地なのでは。
ゆったりメロウな展開で進行していく中、
静かにテンポアップするBメロ序盤の流れ好きだな。
Wadeが担う激しいパートもあるけど、ここでは控えめ。
サビではバッキングで叫んでいます。
しかし、ブレイクダウンではもちろん主役を張り、
ここぞとばかりに強力なスクリームを打ち出してきます。





Parasite
フロアを煽り、煽られてるような雰囲気で始まる4曲目は
のっけから激しく疾走してスピードに乗ります。
ヾ(* ≧□≦)ノ Rage!! Rage!!
と、そのままシンガロングパートへなだれ込むのも良い。
走って走った末に、ラストはブレイクダウンで叩き落とす。
Richardは休憩、Wadeがメインを任された
今作屈指の疾走メタルコアナンバー。
およそ90秒弱攻めまくったショートトラックです。


Bad Decisions
イントロのWadeと共に走るドラムの感じ好きだな。
そんなイントロの雰囲気そのままに始まる5曲目。
こちらも冒頭から走り、ブレイクダウンで落とす。
そしてRichardがハイトーンクリーンを響かせるサビへ
ここでもどちらかと言えばRichardのが耳を引くけど、
最後のヘヴィな攻めのブレイクダウンは
Richardパートがウソみたいなアグレッシブさ。


The Drift
美麗なピアノの旋律がゆっくりフェードインしてきて、
そのままRichardのクリーンに入る、という
弾き語り的な雰囲気でスタートする6曲目。
4曲目はWadeが主役のアグレッシブショートトラック
この6曲目ではRichardが主役となり、
1分弱のショートトラックになっています。


Lost
フェードインしてくるサウンドがハッキリ聴こえ出すと
同時にWadeのスクリームから幕を開ける7曲目。
しかし、どこか前曲からの雰囲気を引き継いだような
Richardのボーカルはもちろん、サウンド面に関しても
文字通りクリーンな展開のサビが良い感じ。
どちらかと言えばRichardの比率が高く、
曲のテンポ感も相まって聴かせる曲寄りな1曲。
それに対するWadeの激しい部分がギャップを生む。
ラストのブレイクダウンではギターも耳を引くような
djent/プログレっぽいリフが○


Glory
8曲目は、冒頭からフィルターがかかっているような
Wadeのスクリームからスタートします。
そのあとの静穏パートをRichardが歌います。
ここでもサウンドはフィルター越しのような感じで
エコーがちなRichardのボーカルのみがハッキリ聴こえる。
水の中にでもいるような雰囲気が良いですね。
タイトルを叫んで入るサビでは
クリーンのRichard、スクリームのWade、この双方が
同時に展開するようなツインボーカル感がgood( ´∀`)です。
すぐに聴こえなくなってしまいますが、アウトロ部分の
フェードアウトしていくピアノも良いです。


Delinquent
冒頭からヘヴィに走る9曲目。
ヘドバンしたくなるような雰囲気ひとしお。
自分が好きな銃のリロードSEからのブレイクダウンも(* ゚∀゚)イィネ!!
Richardのクリーンもあるけど、この曲では少なめ。
しかし、そのサビのクリーンパートにシンガロングもあります。
Bメロも疾走パートからブレイクダウンへの急転直下。
クリーンを挟んでのラストのブレイクダウンでも
Wade叫びまくりでテンション高くて良いっすねー。
コアサウンド特化の攻め感がvery good( ´∀`)です。


Fraud
10曲目は、イントロこそラップトラック的だけど
そこから疾走気味なアップテンポになり、
重い縦ノリのあとは本格的な疾走パートへヾ(* ゚∀゚)ノ
良いなーサークルで走りたくなる!
サビはもちろんRichardの役目でキャッチーな展開。
Bメロ頭の、ふぅぅぁあああああ!
と、徐々に上げていくスクリームからの疾走もたまりません。
スクリームからブレイクダウンに入り、
ラストはさらに低音のグロウルと共に
よりヘヴィでダウンテンポなブレイクダウンで締めます。


The Let Down
ジャカジャンジャカジャン ジャンジャカジャカジャン
と、文字にするとすげーバカっぽいけど、
イントロのこのヘヴィなギターから上がりますね(* ゚∀゚)
そんな11曲目は、序盤からシンフォニックなコーラスが響きます。
そのコーラスをバックにアグレッシブに突き進む。
サビのRichardパートに入ると別バンドみてぇ。笑
それほどに良い意味でギャップ、落差のある楽曲に。
ブレイクダウンも多くて良いですが、特にラスト
咆哮一発!からのブレイクダウンも重くて○です。


Fade Away
3曲立て続けに攻め感たっぷりな曲の次にくる
ラスト12曲目は、控えめだったRichardが前に。
やはりラストはバンドの顔が務めないとね。
BメロにWadeパートもあるけど、マシで一瞬
ってくらい、やはりRichardメインに思えるしっとり曲。
ラストはRichardのクリーンとWadeのスクリーム
同時展開しながらも、Wadeがまず徐々に引き、
次いでサウンド面、最終的にはRichard1人で
アカペラのように歌って締めます。





以上、

SECRETS『The Collapse

でした。

ずいぶん攻めたな(* ゚∀゚)w

前作はPOP PUNKっぽい曲もあったから余計にそう思う。

いや、むしろ全然アリなんだけども。

やっぱ前作以後に初出ししたシングルから

今作の方向性が決まっていた雰囲気ありますね。

このシーンに限らず、キャリアを積むにつれて

どんどんキャッチーに、大衆化していくのも

音楽シーンの常ではありますが、

昨今では、逆にこうして激しかった頃を彷彿とさせる

何なら当時よりも攻め感出てねーか?w

みたいなバンドも少数ですが出てきていて、

そういった動きは非常に好感ですね。

激しいサウンドに回帰しても、

それこそキャリアを重ねてきた故か、

当時よりも洗練された印象も受けますからね。


そうして重く、攻めた1枚ってのもあり、

今作はWadeのに拍手かな(゚∀゚ノノ"☆パチパチパチ

思えば、今作のアートワークにある人影も

Wadeっぽく見えるのは気のせいか。

遅咲きな自分としては、SECRETSをガッツリ聴き込んだのは

Wade加入後からだし、来日時もWade加入後の体制だったし

何だかんだで自分の中のSECRETSのスクリーマーって

Wadeのイメージが着いちゃってるんですよね。

来日時に少し絡んだけど、お茶目で面白いヤツだったしw

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ボーカル面はもちろん、人柄も好きなんです。

そうしてスクリーマーの入れ替えが激しいバンドだけど

Wade加入後は今作で2枚目になります。

Wadeには、これからも長くSECRETSで活躍して欲しいですね。


そんなキャリア10年を越えて尚、

アグレッシブで勢いのある作品となった

SECRETS『The Collapse

10年代のポスコア、メタルコアが好きな人には

大いにハマる可能性がある1枚だと思います。

是非ぜひ、チェックしてみてください。





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