おもしろそう!(* ゚∀゚)

これだけのキャストが揃う感じは

ウェス・アンダーソンの映画みたいだ。

どうも、トトです。



さて、意外と新作映画が盛り上がらなかった7月8月

チェックしてる映画が続々と公開されるのは

9月が本番なんだよな。

ってことで、今の内に

以前見た旧作映画を取り上げておこうと。

『ムーンフォール』とちょっと似たとこあるけど

もちろん作風としては全く違います。

共通するのは「月」ってとこですね。

一応は『ムーンフォール』のが新作ってことで

見てからすぐに記事を上げましたが

こちらは何ヶ月か前に見た作品です。

そんな今年5本目となる旧作映画はこちら。






Moon
MOON
月に囚われた男
(2009)

近未来――地球の資源は底をついた。宇宙飛行士のサムはエネルギー源を月より地球へ送るため、ルナー・インダストリーズ社よりたった一人で派遣されていた。月での生活は、毎日決まった時間に起き、ランニングマシーンに乗り、ヘリウム3を採掘するだけの日々。話し相手はコンピューターのガーティだけ。地球との交信は衛星の故障によりできず、録音したメッセージをやり取りするのみ… 3年という契約期間を淡々とこなし、やっと、地球に戻れる日が2週間後に迫っていたのだが――




『リチャード・ジュエル』『ジョジョ・ラビット』と

立て続けに観た2作に出演していて虜になった

サム・ロックウェル主演で送るSFスリラー

MOON
月に囚われた男


を、自宅で鑑賞。


見終わってから知ったことですが、

本作の監督を務めたダンカン・ジョーンズは

イギリスの伝説的シンガーDavid Bowieの息子であり

自身初の長編映画という

なんか色々すごい作品でした。


そして、ちゃんと映画としても面白かった。

舞台は月面基地という、ほぼ密室劇でありながら、

クローンを含め1人2役を務めた本作の主演

サム・ロックウェルがとても素晴らしかった。

サム・ロックウェル出演作を見たのは

今作で3つめになりますが、どの作品でも

サム・ロックウェルにハズレなしです。

Moon_3


話し相手としてはガーティ(機械)がいるものの

人間は自分1人だという孤独感

そこに突如現れた自分と瓜二つのクローンによる困惑

Moon_2

企業にとっては所詮、使い捨ての存在であることや

記憶を移植されたクローンの存在により、

本当は3年以上、月にいるんじゃないか?

あと2週間…をずっと繰り返しているのでは?という疑惑

愛する妻は亡くなっていた喪失感…などなど、

舞台、題材的にあるあるなのかもしれないけど、

色々と考えられること、思うこともあって面白かったです。


今作は邦題である『月に囚われた男』も

作品から受ける印象を良く表している良題でした。

Moon_4

昨今、邦題はそのほとんどがクソではあるものの

たまーにマジで当たるのがあるから侮れない。



ディスプレイに映された絵文字的な表情がコミカルな

支援ロボットのガーティの声は

『L.A.コンフィデンシャル』や

『ベイビー・ドライバー』でその姿を見た

ケヴィン・スペイシーが演じていました。

どこかの工場ロボットみたいな見た目なのに、

その絵文字的な表情で感情を表すのが面白かわいい。

Moon_1

クローンやルナとの通信のことなど、

サムに黙っていたことがあったのは確かでも

やはりサムの支援が第一であることで、

企業との規約を破る粋な言動であったり、

焦燥するサムを気遣ったりと、

話す言葉自体は機械的であっても

家政婦的なAIになっているのは、少しほっこり。



本編尺も97分と、100分にも満たない為、

割とサクッと見れてしまうのも良かった。

ストーリー構成的にも一話完結型で

終わり方も救いのある終わり方で良かったです。

以上、

MOON
月に囚われた男


の感想でした。





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