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これが正しい数値なんだとしたら

音楽ではまだまだSpotifyがダントツなんだな。

その下にいるAppleも、ダブルスコアの差ついてるじゃん。

それなら多少、数値が前後したところで

Spotifyが音楽部門トップなのは変わりなさそう。

どうも、トトです。



4月分が終わらーん( ≧Д≦)

ってことで、また複数枚リリースされた

5月最初の金曜日を横目に

こうして4月分の作品を挙げています。

PUNK系が多かった4月ですが

今回はえらい久しぶりに感じるメタルコア盤。

過去作、ライブレポと

当ブログにも登場したことのあるバンドの新譜です。

そんな今年43枚目の新譜レビューはこちら。



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Void of Vision『CHRONICLES II: HEAVEN』
1. BERGHAIN
2. DOMINATRIX
3. INTO THE DARK
4. SAINT MISERABLE
5. ALTAR feat. Hannah Hermionie Greenwood





オーストラリア産メタルコアバンドVoid of Vision

昨年リリースした同名のEPの第2弾

CHRONICLES II: HEAVEN

UNFD Recordsから4/29にリリースされました。

前作も聴いてましたが、

4曲収録だったので除外しました。


そんな前作から半年で今作リリースに到りましたが

それなら9曲でもいいから、1枚にまとめて

アルバムとしてリリースしてくれりゃ良かったのに(。-ω-)-3

と思うのは、VoVに限らずですけどね。

とは言え、今回はこうして取り上げた新譜

早速、聴いていこうと思います。




BERGHAIN
まずオープニングトラックとなる1曲目は、
インダストリアルメタルにハードコア寄りのサウンドが
オープニングに相応しい攻め感を演出しています。
vo/Jackのスクリーム…よりも、高音のシャウトは
どこかStray From The PathAndrewっぽい。
ところがどっこい、gt/Jamesからは
ギャップを生むクリーンボーカルが放たれます。
しかし、ヘヴィなブレイクダウンも健在です。
曲の尺も3分弱、音源でもライブでも
サクッと上げる1曲になること間違いなし。


DOMINATRIX
エフェクトがかったコーラスから
ヘヴィサウンドへなだれ込むイントロの2曲目。
そのエフェクトがかったコーラスは
サビでは女性の声のように変わり、
スクリームとヘヴィサウンドで展開するところに
Jamesの代わりにクリーンな要素を取り入れています。
それを打ち消す、重さ際立つブレイクダウンはさすが。
なんか若干PALEDUSKっぽさあるような気がする。
曲調もアップテンポであることも相まって、
ライブではフロアもカオスになることでしょう。





INTO THE DARK
3曲目は、少しエレクトロコア的にも思えるシンセと
前曲とは打って変わって、Jamesのクリーンパートが
メインを占めている為、聴こえ方も変わってくる。
しかし、Jackのスクリームパートがないわけではなく
後半のブレイクダウンはモッシュピットカオス化待ったなし。
クリーンが多い為、それゆえのメロディアス感と
曲調自体も決して緩くないので、
しっかりメタルコアしてるとも思えるのもgood





SAINT MISERABLE
冒頭から叩きつけられるヘヴィサウンドと
Jackの激しいスクリームから幕を開ける4曲目。
サビではJamesのクリーンボーカルが響き、
Bメロはブレイクダウンから封を切る。
再びサビを経てのブレイクダウンで叩き落とす。
同時に展開されるJackのシャウトと共に、
ゆっくりフェードアウトしていきます。


ALTAR feat. Hannah Hermionie Greenwood
前曲のアウトロからそのまま繋がる5曲目には、
このシーンの作品で度々ゲストで名前を目にする
CreeperHannahが参加しています。
そんな彼女の歌声から幕を開けたと思ったら、
激しいブラストが!さらにスクリームを展開、
たたみかけるようにブレイクダウンへ突入し、
サビではHannahにより、一気にクリーンな世界観に。
さらにBメロでも再び攻めに攻め、
see your face again!!
から入るブレイクダウンも素晴らしい…からの
激しいドラミングから高速パートを経ての
Hannahの美しい歌声が響くサビへ。
Hannahパート以外は軒並みアグレッシブに、
そしてHannahのボーカルで雰囲気を逆転させる。
静と動のギャップは間違いなく今作イチであり、
Hannahが歌う静の部分は、今作のタイトルにもなっている
HEAVEN(天国)を最も感じられますね。

やはりアートワークにある黒い羽根が
今作のある種、モチーフ的になっているだろうと
今作このMVだとなおわかる感じしますね。
しかし、このMVに映ってるネックレス欲しいんだけど
公式で売ってくれます?←





以上、

Void of Vision『CHRONICLES II: HEAVEN

でした。

前回のNorthlaneがあんなだったし、

疾走感に塗れた4月リリース作品群から

一気に重たいサウンドを聴くことになった今作ですが

そのギャップも相まってか

とても良いな(* ゚∀゚)

と思えるほど良かったです。

クリーンがあっても気にならないくらい、

ヘヴィパート、攻めパートの充実っぷりが光る。

そして最後に、今作の静と動の極致とも言える

CreeperHannahを招いた1曲。

これが今作の中でも群を抜いて良かったですね。


だからこそ『CHRONICLES』として

2枚にわかれていることが勿体ない…(´・ω・`)

今年、今のところのメタルコア盤は

コレだ!ってのがInVisionsくらいしかまだないんでね…

今作がEPではなく、アルバムだったら

InVisionsに食いつく1枚になれた可能性も

十分すぎるほどあったのになぁ(。-ω-)-3



と、EPであることが非常にもったいない

Void of Vision『CHRONICLES II: HEAVEN

重さ十分のメタルコア盤です。

是非ぜひ、チェックしてみてください。





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