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言わんとしてることはわかるけど、

フィクションものに関しては国内外そうだろっていう。

確かに実話を元にした作品とかも面白いけど

それ以上に創作ものばっかだろ映画って。

とはいえ、国内映画のことに関しては同意

漫画やアニメの実写化なんてクソな方が多いしね。

手堅く稼ごう、とにかく採算取れたらいいとしか考えてないから。映画なんてのはもともと大バクチなのに、リスクを分散させてばかりで、バクチ的な思考が消えてしまったね。最初から製作費を回収できるものにしか手をつけない。大手の出版社から100万部出てる、漫画も売れてます、適当なアイドル系かトレンド役者を使ってあんまり予算もかかりません。3億円規模の小っちゃな映画ばっかりだよ。誰と恋して、誰が死んで、犯人が捕まったとか、ごまんとあるウソまみれの話。しみったれてるよ。

映画館で予告やるような邦画ってこんなんばっかだもん。

全く興味もてない。

『キューブ』なんて(*゚∀゚)おって思ったけど、

そういうのはやっぱ元が海外で既に制作されたもので

日本版リメイクは散々だったらしいじゃない。

『ドライブ・マイ・カー』は国際映画賞取ったけど

実写だとそれしかないんじゃん?

アニメは"まだ"大丈夫な感じするけど…

なんだかね(。-ω-)-3

どうも、トトです。



日本じゃこんなの絶対に作られないだろうし、

こんな発想で映画撮ろうなんて思う人など皆無だろうな…

っていう旧作を、今回は取り上げます。

見たい新作映画がなかった4月~5月の間、

アマプラで旧作を漁る日々。

そういえば昨年、人から薦められた作品があったんだ

と思い出し、リストに入れていたことも思い出し、笑

それを見ることにしました。

前回見た『ピクセル』と同じように

ゲームが好きな人にも是非ぜひオススメしたい作品です。




20210827_103854
HARDCORE: HENRY
(2015)

愛する人を救い出し、記憶を取り戻せ!

準備はいいか?
あなたは今から、愛する人を取り戻すためこの“クレイジーな世界”に放り込まれる。
妻であり、絶命したあなた...の身体をサイボーグ化し蘇生させた一流の研究者である美女・エステル(ヘイリー・ベネット)が、エイカン(ダニーラ・コズロフスキー)という奇妙な能力を使うヤツに誘拐されてしまった。
道先案内人は変幻自在のジミー(シャールト・コブリー)。あなたの身体を狙うエイカン率いる傭兵たちを倒し、エステルと“記憶の謎”を取り戻すことが出来れば、あなたの存在する目的と真実を知ることができるかもしれない。
幸運を祈る。






First Person Shooter

所謂、一人称視点の『FPS』として

ゲームの方でよく言われる言葉ですが

FPSゲームを映画にしてみた!

そんな作品です。

ハードコア

を、自宅でアマプラから視聴。


主役にカメラを取り付け、一人称な視点で

目まぐるしく動く視点は

まさにFPSゲームそのものです(* ゚∀゚)

しかし、当然のごとく

現実に存在する人間が動いているので

視界はガンガンに揺れます。

アクションしてるシーンも作中ほとんどなので

静止カットなんてほぼありません。

という面から、映画の内容ではなく

この視点的に、見る人を選ぶような作品なのは間違いありません。

自分はこういうの全く問題なく、

一切酔うことないので楽しく見れましたが(* ゚∀゚)

こんなの90分見てたら吐く人もいるんだろうな…

ってのは察します(。-∀-)


セリフは英語だったけど、

舞台はロシアだったし、エンドロールを見ても

パッと見、ロシア名の人が多い気もします。

調べてみたら、米露合作映画でした。

アメリカとロシアの合作って…

なんか色んな意味で凄いなw

エンタメだからこそかな。


そんな今作の監督はロシア人のイリヤ・ナイシュラー

色々と調べてみたら、

『Mr.ノーバディ』の監督もやってました。

あ、なるほど

と、見ていて色々と納得しました。

確かに通じるものはあるかもしれない。

何ならイリヤ・ナイシュラーはバンドマンでもあるらしく

作中のBGM、シーンに合わせた選曲が

なかなか面白かったのも頷ける。

ちなみに彼がボーカルを務めるバンドはBiting Elbows

今作のような一人称視点のMVもあり

"The Stampede"の方は

再生回数1,000万回を超えていました。




サムネ効果なのか、"Bad Mutherfucker"の方は

驚きの4,600万超え!

しかし、元々こういうの好きだったのかも。

それを遂に映画にしちゃうんだからスゴイよね。笑

バンドのアカウントからも、しっかりトレーラー出してます。



これはこれで2,000万間近。

それほど世界的にも話題だったんだな。



そんな今作

やっぱりゲームのイメージが先行する作品なので

内容的にもゲームっぽいなーw

って思う部分も多々ありました。

オープニングがまずね、

美人の博士?科学者?の傍らで目覚めるという

何ともあるあるな状況からスタートw

Hardcore_01

で、主人公は記憶を失っていて

この白衣の美女は奥さんという

これまた擦りに擦りまくった設定ってのもねw

しかし、終盤には数秒間だけ

彼女とのVR AV的なシーンもあるよ!w

Hardcore_11



ロケーションがまた

森林、廃墟、エロパブ…etc ってのも

ゲームでもよく見るところでした。笑

主人公がサイボーグ化されてるってことからも

『デトロイトビカムヒューマン』かな?

なんて思ったりw

あっちはサイボーグじゃなくて、アンドロイドだけど。


主人公はサイボーグ化されてて

いつ充電が切れるかわからないっていう状況下で

行く先々に味方が現れるのも

なんともご都合主義っぽいとこがまたゲームっぽいw

Hardcore_02

というか、むしろ昨今のゲームの方が

もっとハードな状況なことが多いような…w


この、行く先々に現れる味方ってのが

ジミーという、自分のクローンを遠隔操作してる人だったんだけど

七変化かってくらい、色んなパターンの見た目してて

このへんはキャラ付けが面白かったですね。

Hardcore_04
Hardcore_03
Hardcore_05


FPSならではのアクションシーンは

ここはさすがの見応えでした。



パルクールするなんかも

おぉー(* ゚∀゚)

なんて思って見てました。

視界はブレッブレでしたけどねw

これがホントの人間の視界とは言え、

ゲームでの視界って快適にしてくれてるんだなぁ

って、つくづく思いましたw


しかし、オープニングの映像から

ビンで腹刺す
ナイフで首刺す
レンガを頭にぶつける

などなど、かなりバイオレンスな映像で

本編の殺傷シーンも容赦なかったですねw

有刺鉄線を拳に巻いて殴るなんて

サイボーグならではの殴打法もすごいw

血が出るなんて当たり前、

一人称視点で目の前で頭が吹っ飛ぶとこなんて

笑ってしまったw

このへんもグロ耐性が低い人はちょっと…かもしれません。


ガンアクションなんかは

それこそまさにFPSゲームそのものでしたね。

普段、FPSなんて全くやらないけどw

Hardcore_08

しかし、地雷しかけて車を爆破横転させるとか

スナイプシーンのスコープ越しの視点なんかは

『スナイパーエリート』っぽくて素敵でした。

Hardcore_06


そんなアクションシーンの中で

個人的にいちばん好きだったのは

カーチェイスのシーンでした。



ここは疾走感のあるBGMも良く、

手りゅう弾で車を爆破、爆風で吹っ飛ぶ、

バイクの後ろに着地っていう一連の流れが

拍手もんでしたね(゚∀゚ノノ"☆パチパチパチ


予告編でロープを切られて真っ逆さま!

のシーンのあと、だだっ広い草原に放り出され

馬いる!(* ゚∀゚)
乗るの?乗るの?(* ゚∀゚)


とワクワクしつつ、BGMも上がるものなのに

結局振り落とされ、逃げられたところは笑いましたw

一人称視点での馬乗りシーンは残念ながら実現せずw



終盤は主人公の生い立ちが明らかに。

結局、ヘンリーも

量産されたサイバー兵士の1体に過ぎず

冒頭、ヘンリーとエステルとの愛のあるやり取りは

全サイバー兵士もやられているという

脳破壊シミュレーターときたw


さらに、その他のサイバー兵士と100人組手やるかの如く

バッタバッタとなぎ倒していくシーンは圧巻でした。

視界ブレッブレでしたけどねw

Hardcore_10

ここまでくるとゾンビものみたいだなw

彼ら相手に力尽きようとしていたところに

転がっていたアドレナリンをぶち込む!

人の部分のが少ないレベルでサイボーグ化してんのに

アドレナリンなんて効くの?

ってのはツッコミどころかw

しかし、アドレナリン打ったところから

予告編でも押しに押されている

Queen"Don't Stop Me Now"が流れて

もうひと頑張り!w

ちょいちょいBGMの選曲が面白いなw


最後の最後に、跳弾で撃ち抜かれたエステルが

飛行機から落ちそうになっていても

非情にもドアを下ろして指切断&絶叫して落下するエステル

はー、スッキリ!(* ゚∀゚)

スカッとさせて終わってくれました。



と、まぁ内容的には諸々アレなとこもあるけど

これを酔わずに全編見れたあとには

遺恨みたいなものは残らずスッキリ!

ハードコア

の感想でした。

これ、まさに現代だからこそできた映画で、

YouTube上には本編中のシーンも

色んなアカウントからUPされていますが

画質きったねぇヤツとかがあって、

それで見ると自分でも酔うかもしれない…

そうした画質の問題からしても、

現代ならではなのかもしれません。


監督のバンドBiting Elbowsからは、

自らの曲に載せた、メイキングも公開中。




新作旧作問わず、

自分もゲームに関係するような映画を見てきましたが

こちらもゲーム好き、特にFPSゲーム好きなら是非!

オススメしたい作品でした。




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