嫌だね。

ウザッたい、蒸れる、暑い、

これからの季節なんてクソやんけ。

受け入れてる連中が信じられんわ(   ¯ ⌳¯ )チッ

どうも、トトです。



今回の記事でよぉーーーやく!

4月第4週リリース分が終わります。

いつぞやにレビューするしないできるできないは不明

なんてこと言いつつ、

結局、その週の分はすべて書いた、と(。-∀-)笑

そんな今年42枚目となる新譜レビューは

こちらの作品です。




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Northlane『Obsidian』
01. Clarity
02. Clockwork
03. Echo Chamber
04. Carbonized
05. Abomination
06. Plenty
07. Is This a Test?
08. Xen
09. Cypher
10. Nova
11. Inamorata
12. Obsidian
13. Dark Solitaire





前作でデジタルサウンドをふんだんに取り入れ

驚きの作品を仕上げたオーストラリア産メタルコア

Northlaneの3年ぶり6枚目となるアルバムであり

セルフプロデュース作となるObsidian

自主レーベルBelieveから4/22にリリースされました。


セルフプロデュースに自主レーベル…

完全に自主制作な形で仕上げたんですね。

すべて自分たちでやるのは大変な反面、

収益に関しては中間搾取なしで、

自分たちに入る部分が多いのも確かでしょうし、

ある程度、人気や知名度が確立できているなら

バンドにとっても理想の形なんじゃないでしょうか。


そんな自分たちの力で作り上げた最新作、

早速、聴いていこうと思います。




Clarity
イントロからシンセによるサウンドが響く1曲目。
そこにエフェクトをかけたMarcusのクリーンボーカルが加わる。
なんかこういうとこLinkin Parkっぽさあるな。
本格始動はスクリームと共に
ヘヴィな疾走サウンドへなだれ込む1'30"から。
前作同様、デジタルサウンドを取り入れた
プログレッシブメタルコア的な様相を見せます。
サビではMarcusのハイトーンなクリーンが聴けるけど
そこは相変わらず、さすがと言えます。
ゆっくりフラグを立てたあとに落とすブレイクダウン、
クリーンパートを挟んで、ラストにブレイクダウン。
オープニングからおよそ6分にも及ぶ曲を締めます。


Clockwork
2曲目もデジタルサウンドとグリーンから。
そのあとに来るドラムからは軽快なテンポ感を演出。
そしてヘヴィなギター&ベースにスクリーム、
その際にもシンセによるサウンドは健在です。
Marcusによるクリーンはやはり耳心地良く、
デジタルコアな展開はそのままに。
重いギターと共に落とすブレイクダウンはgood





Echo Chamber
チャラさはあまり感じないけど、
クラブで流れてそうなサウンドから始まる3曲目。
縦ノリ感があるところも、踊れるサウンドを助長します。
しっかりバンドサウンドも展開してはいるけど、
先にくるのはやっぱりシンセの方だなぁ。
クリーンがメインだけど、後半にはスクリームと共に
ブレイクダウン&攻めるサウンドになるとこは○です。
徐々にテンポを落としていき、ラストに一発、
スクリームと共に落とすブレイクダウンも○

MVは、マネキンがメンバーそれぞれの顔の
お面を付けたコミカルなものに。笑
二人羽織的に黒子が動かしてるのもウケるなw





Carbonized
低めのデジタルサウンドに、ボーカルにもエフェクトをかけ
低音で囁くようなダークな始まりを見せる4曲目。
ミドルテンポでグルーヴ感に長けるのもあって、
少しニューメタルな雰囲気が出てますね。
Bメロではラップ調のボーカルもあって、
ニューメタル感に拍車をかけています。
そのおかげか、今作でもかなり良い方の曲では?

こういう曲調で、MVには緑の照明…ってなると
1stアルバムリリース前にやらかして、まさかの解散
となった、Lotus Eaterが浮かんできますね。





Abomination
イントロからアップテンポなシンセと共に
スクリームボーカルから膜を開ける5曲目。
曲が進むと共に、サウンド面もどんどん肉付けされていきます。
静かなデジタルコアって雰囲気ひとしお。
後半、単調なテンポで上げていき、
ヘヴィなギターが響いてくるところあたりが良い。
クリーンで声張ってタイトルを叫ぶところは
こちらも一緒に叫びたくなりますね。
ヾ(* ≧□≦)ノ Abominatiooooon!!


Plenty
ヘヴィなギターのおかげで、
こちらもダークな雰囲気をもって始まる6曲目。
ここでは冒頭からテクニカルかつ、少し変拍子な
プログレ的要素のあるギターが良いですね(* ゚∀゚)
シンセもけっこうありますが、これまでの曲よりも
バンド感…というか、やはりギターが強く出る。
ラストのブレイクもその気があって良いな。


Is This a Test?
7曲目は、一定のリズムで幕を開けます。
こういうリズム感がある種、一定な展開だと
ライブハウスよりも、クラブ向けな感じするなぁ。
ギターやボーカル面でそのへんは軽減されるけど、
曲のリズム自体は大きく変わらないですしね。


Xen
こうしてバンド感が強い始まりなら良いのよ!
なんてことを思う8曲目。
スクリームパートもそこそこの比率を占めてて、
シンセサウンドは控えめなところもあって良い。
が、そこまでコア感ないのはちと残念かな。
Northlane式のオルタナメタルって感じ?
終わりかな?って思ったあとの残り約2分は
静かながらも何か洗脳されそうなインストパート。


Cypher
そんな前曲最後のインストパートに、
よりデジタルサウンドを取り入れたようなサウンドで
幕を開ける9曲目。
ギターが入り、バンド感が強まってくると、
やはりヘヴィなギターのおかげでサマになってくる。
そこにMarcusの水気多めのスクリームも展開する。
それらの要素あってこそ、後半のブレイクも映えるってもんです。


Nova
タイトルもあってか、一気に光属性な感じの10曲目。
Marcusはクリーンが武器になるボーカルですが、
そんなクリーンを存分に発揮した歌ものに。
サビの裏声なところも( ´∀`)イィネー
こういうのでも、じっくり"聴いてられる"ってのも
ボーカリストの実力あってこそよね。


Inamorata
11曲目は、変わって軽快なリズムで幕開け。
シンセ要素も戻ってきてますが、
ここでも重いギターが引っ張るように思える。
Bメロの変拍子なリフとかは(* ゚∀゚)b イィネ!
前曲に続き、Marcusはクリーンがメインに。


Obsidian
ラスト前12曲目にきて今作のタイトルトラックがお目見え。
序盤はボーカルと同じくクリーンな雰囲気で、
途中、ヘヴィなギターが顔を出し始めてから
激しいスクリームと共にサウンド面も攻勢に出ます。
以降は割と攻め感をキープしつつ、
そのまま後半のブレイクダウンに突入する。
そしてそのままラストまで落とし切る。
アグレッシブさは今作イチか?
タイトルトラックゆえの牽引力を見せてくれた感じ。


Dark Solitaire
ラストを迎える13曲目は、イントロからシンセが。
そしてMarcusのクリーンのあとは、
やはりギターが先を行くバンドサウンドが展開。
ラストを担う曲だからか、シンセ要素と
バンドサウンドのバランスも良いように感じます。
それこそ今作の総まとめ的な。
後半のブレイクダウンで曲自体は終わりを告げ、
およそ2分ある長めのアウトロは、
徐々に大きくなるアラームのような音から変化し
ゆっくりフェードアウトしていきます。





以上、

Northlane『Obsidian

でした。

うぅーーーん……(。-ω-)

Northlaneさんさぁ…

と、言いたくなるような作品でした。笑

酷評するほど悪くはないけど、

絶賛するほどの作品でもなかったというか。

もちろん曲単位で言えば、良い曲もありました。

しかし、前作の"4D"のような秀でる曲もなければ

やはり作品全体を見るとちょっと…ねぇ(。-∀-)

前作収録の"Vultures"のレビューで

自分はこんなことを言っていました。

過度のデジタルサウンドや打ち込みを無くし、
シンプルにバンドサウンドで構成、展開していく曲は
やっぱりカッコイイですよね。
自分がバンドミュージック好きだと改めて実感します。


これと全く同じことを、今回は作品に向けて言いたい。


それでも今作、蔵出しにすることなく

こうして本記事で取り上げたのは

やはりvo/Marcusの存在は大きく、

彼が歌ってるから聴けるってのは大いにある。

Marcusレベルのボーカリストでなかったら

素直に蔵出し行きだったかもしれません。

あとは要所で頑張ってくれているギターかな。

この2つの要素が、本記事に繋ぎ止めてくれた感。

そのおかげで、EDM調のシンセが鳴っていても

そこまでチャラ臭くなかったのも良かった。

しかし、前作の作風あっての今作だと思うし、

その前作から2作続けてのセルフプロデュース

今のNorthlaneがやりたいのは

間違いなく、こういう音楽ってことですよね。


メディア、リスナーの評判はどうなんでしょうね。

そのへんも気になるところではありますが、

Northlane『Obsidian

前作が好きで、よりEDM調が強まってもいいなら

今作も好きになるかもしれません。

是非とも、ご一聴。





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