やはり年内にきました!

coldrain待望のアルバムリリース\(^o^)/

これまでの間隔よりも少し長かったのは

間違いなくコロナのボケ野郎の影響でしょう( ゚д゚)、ペッ

しかし、他のバンドのリリースも相次ぐ

今年に出してくれるのは、ある種タイミングが良い。

今年は国内組の年間ベストも楽しく出せそう。

どうも、トトです。



それでは、今回は

The Cards I Play以来の国内バンドの新譜を取り上げます。

国内バンドを取り上げるのは今年5枚目ですが、

今年は国内組もシングルではないリリースが多く

年始から良い感じに書けていて何より。

冒頭に挙げたように、

coldrainもようやくアルバム出しますしね。

今回のバンドをひと記事使って書くのは初、

しかし、ライブは何度か見ているので

前ブログから読んでいる人なら

ライブレポでその名を見た人はいると思います。

個人的には、こうしてひと記事使うのは

割と待望であり、切望だったんですけどね。

そんな今年35枚目となる新譜レビューはこちら。




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ulma sound junction『Reignition』
1. Modern Bleed
2. Rotten Apple
3. Utopia
4. Idea
5. Elem-5/6/7







沖縄発のプログレッシブロックバンド

ulma sound junctionのメジャーデビュー一発目となる

NEW EP『Reignition』が

キングレコードから4月13日にリリースされました。


まさかのulmaメジャーデビュー!∑(OωO )

しかも、キングレコードってのがまた謎い…w

その内、アニメとタイアップでもすんのかっていう。


しかし、日本国内では確かな実力を持ちつつも

知る人ぞ知るレベルに収まっているバンド。

そんなバンドがメジャーデビューとはね。

インタビューも2つのサイトのを載せましたが

そんな彼らのメジャーへ望む姿勢だったり、

影響を受けたバンドも包み隠さず語っているので

是非ぜひ、一読していただきたい。


そんなメジャーデビュー作品は

過去曲の再録を含めた全5曲のEP

それをこれから聴いていこうと思います。




Modern Bleed
冒頭から激しいスクリームと変拍子で始まる1曲目。
これが今作唯一の新曲となります。
イントロも当然のようにカッコイイんだけど、
そのあとのギターを低くかき鳴らすところも良い。
ボーカルのスクリームも相変わらず安定感の塊。
これで少し疾走感のあるサビで歌う、
クリーンも良く、メロディも良いってのは強みですね。
プログレを掲げるだけあって、中盤のインストパートも
聴き応えバッチリのラウドサウンドを叩きつけてきます。
ラストサビを終えたあとのアウトロも、冒頭と同じく
掴ませないリズムで終わります。





Rotten Apple
2曲目以降は過去の曲の再録版になっています。
自分もまず、YouTubeでMVを見たのはこの曲でした。

イントロからヘヴィサウンドを打ち鳴らします。
ボーカルもクリーンと、がなる感じのシャウトを
交互に織り交ぜながら歌っています。
これを1人でこなしていること、
そしてライブでも落ちないのがとにかくスゴい!
と、ulmaのライブを見たときに抱いた感想です。

サビでは疾走感のあるサウンドにクリーンボーカルが響く。
ボーカルが担当するベースも、
低音でどぅるんどぅるん鳴ってるのが耳を突きます。

終わったかと思うほど静かになったあと、
厳ついスクリームと共にブレイクダウンへ突入する。

そこから切り替わってのクリアなサウンドと
サウンドと相まったクリーンがたまらない。






Utopia
ゆっくりフェードインしてくる3曲目も、
冒頭から重く攻めたサウンドとボーカルで幕開け。
ここでもシャウト混じりのボーカルと、
ガッツリ叫ぶスクリーム、そしてクリーンと、
なんか前半は曲調的にも、ホルモンみてぇ。笑

一旦落としたあとに、徐々にギアを上げていくように
上り調子な展開が、こちらも聴いてて上がります。

さらに転換し、再び落ち着かせた雰囲気にさせつつ、
ロングシャウトをキッカケにまた激しさを増す。



Idea
太く低いベースの音から始まる4曲目。
これまでの激しさが嘘みたいに静かな幕開けです。
そこに加わる2本のギターがメロディを形作る。

4分あたりでガラッと曲調が変わり、一気に攻勢に出ます。
ここでも披露される少し長めのシャウトは耳を引く。
勢いづくのはこの中盤くらいで、
転調の振り幅は他の曲よりも小さく、
通してエモーショナルな雰囲気なのは変わらないです。

アカペラ風のボーカル単独のクリーンパートも良いんだよな。
サウンド面が申し分ないのはもちろんだけど、
ulmaに於いては、ボーカルの牽引力は間違いなくあると思います。

和楽器のような面白いリフから、激しさを増し
最後に一発、長めのスクリームをして、
1分ほどかけたアウトロを終わらせ
今作最長となる約10分にも及ぶ曲の幕を下ろします。



Elem-5/6/7
5曲目は、高鳴るギターと低くうねるベースのイントロから。
そして、これもサビのメロディが特徴的で、
今作試聴1周目から、ライブで聴いたことを思い出しました。

中盤まで来ると攻めのパートに入り、
サウンドはテンポを上げ、スクリームで叫び散らします。
さらに疾走感を伴うも、緩やかにギアを落としていき、
最後には壮大なおーおーコーラスをまといながら、
締めの1曲に相応しい伸びのある咆哮で終幕します。

MVは2019年、Emergenza Japanで優勝をもぎ取り、
ドイツ大会本線へ出場した際の映像ですかね。
ドイツの地でも3位になるという快挙。
やっぱ国内より海外のが需要ある音楽性だと思うし
だからこそ、もっと海外での活躍が見たいですね。








以上、

ulma sound junction『Reignition

でした。

リリースのタイミングや、曲数などにより

ようやくレビューで取り上げられたバンドですが

やっぱカッコイイな(* °∀°)

こういうバンドが15年以上も芽が出ず、

知る人ぞ知るレベルに収まっているのが不思議でならない。


そして、vo, ba/田村ヒサオの存在

楽器隊のクオリティは言わずもがな。

そこに彼のボーカルよ。

今はどういったライブスタイルかわからないけど

自分が見ていたときは、ほぼ直立のままで、

ベースをスラップで弾き、あのスクリームを引き出す。

そして、いつ見ても安定感抜群。

カッコイイんですよねぇ(´∀`)


1曲1曲の尺が長いのはさすがプログレ

そして、どの曲も二転三転、何ならそれ以上

転調に次ぐ転調があるので、実際の収録曲数が

たったの5曲しかないなんて思えませんw

今作の総尺もそうだし、体感としては

アルバムを聴いてる感覚と遜色なし。

1曲の中で目まぐるしく雰囲気が変わっていくのは

リスナーとしても、聴いててとても面白い。

レビューも書いてますが、それでも抽出しきれてはいません。

こういうバンドがTECH FESTに出るべきだし、

むしろ、ulmaには是非とも出てほしいくらい。

ラインナップ的にも抜群にハマると思います。

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そんな国内有数の実力派プログレッシブロックバンド

難解な音楽性でも、そこは日本のバンド

日本人の耳に馴染みやすい音楽になっています。

ulma sound junction『Reignition

メジャーデビュー一発目となる作品です。

是非ぜひ、チェックしてみてください。





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