State Champsの新譜

今回もICE GRILL$から日本限定セットが登場!

来日が叶わなくても、

こうして日本との繋がりをキープしてくれるIG様様<(_ _)>

Ryan考案のTシャツより、キャップが欲しいな…笑

それより何より、新譜のアートワークが素晴らしすぎる!

どうも、トトです。



それでは前回のIslanderに続き、

4月リリース作品を取り上げていきましょう。

そんな前回のIslander同様、今回のバンドも

複数バンドとまとめて出したことはあるけど、

丸々ひと記事使って取り上げるのは初となります。

このシーンのバンドとしては、

何気に初期から注目度が高かった気がします。

そんなバンドの最新作、

今年32枚目となる新譜レビューはこちら。




20220402_221138
PUP『THE UNRAVELING OF PUPTHEBAND』
01. Four Chords
02. Totally Fine
03. Robot Writes A Love Song
04. Matilda
05. Relentless
06. Four Chords Pt. II: Five Chords
07. Waiting
08. Habits
09. Cutting Off The Corners
10. Grim Reaping
11. Four Chords Pt. III: Diminishing Returns
12. PUPTHEBAND Inc. Is Filing For Bankruptcy





2013年、1stをリリースした頃から注目されていた

カナダのPUNK ROCKバンドのPUP

4枚目となるアルバムTHE UNRAVELING OF PUPTHEBAND

Rise Recordsと、自主レーベルであるLittle Dipperから

4/1にリリースされました。

グロポップなアートワークが目を引くなぁ。

インパクト抜群!




↑カナダのオススメバンドの1つとして挙げたPUP

今回ようやくPUPの単独記事が書けました。

そんな初のPUPのレビュー記事

順調にキャリアを重ね、気付けば4枚目となる最新作

早速、聴いていこうと思います。




Four Chords
1曲目から驚きのピアノの弾き語り!∑(・ω・ノ)ノ
初期はガレージパンク感もあったのに、
そんなバンドがまさかのピアノ弾き語り!
後半は一気に音数が増えて、そのままアウトロまで。


Totally Fine
本領発揮するのはこの2曲目から。
PUP本来のPUNK ROCKサウンドが響き、
アップテンポな曲調共々、聴いてるこっちも上がるヾ(* ゚∀゚)ノ
サビに入るとコーラスの賑やかさも相まって
シンガロング感を大いに煽ります。
エモーショナルな雰囲気に落としたあとのラストは
あーあーコーラスを纏いつつ、
大団円的に声量大盛り上がりで締め。

ストーリー性があり、最終的に宇宙に行っちゃう
MVも見てて面白いですね。笑
エンドロールが終わったあとまで見逃し厳禁!
ってところまで映画っぽい。





Robot Writes A Love Song
3曲目は掻き鳴らすギターが楽しげなイントロから
落ち着いた雰囲気で進んでいきます。
サビは前曲と同じく、コーラス込み込みで
一層に賑やかに、エモーショナルに。
Bメロはテンポ感もサウンドも上向きで、
聴いてて心地良い展開になっています。
「ロボットが書いたラブソング」なんてタイトルも良いですね。
「ロボット」を「AI」ってしてないところが良い。





Matilda
こちらもエモーショナルな雰囲気はそのままに
適度にアップテンポなPUNK ROCKを展開。
曲調的にもPOP ROCK的でもあるけど、
POP ROCKほどのキャッチーさはないよね(良い意味で)
サビのコーラスによるシンガロング感は
ここまでの曲と同様、賑やかに盛り上がります。
ラストサビになると、ひとしお盛り上がります。

MVもエモーショナルな雰囲気全開ですね。
最後にギターを買っていったのが
タイトルになっているマチルダかな?





Relentless
低く唸るベースが耳を突く5曲目。
アップテンポでPUNK ROCK感もしっかりあり、
エモーショナルさが薄まってるのは個人的に好感。
後半は少し落ち着いた長めのインストパートがあり、
そこから上がる終盤のサウンドのギャップが良い。


Four Chords Pt. II: Five Chords
1曲目と同タイトルのパート2となる6曲目。
ピアノの弾き語りってのも同じですが、
1曲目よりも遥かに短い27秒のトラック。
インタールード的な切り返し的な1曲。


Waiting
そのまま間髪入れずに繋がる7曲目は
低く掻き鳴らされるギター、ベース、
そしてここまででもっともスピード感のある展開で
フロアでモッシュが映えるような感じが(* ゚∀゚)イィ!
サビは残念ながらテンポは落ちるけど、
やはりコーラスを含めた声量の賑やかさと
ピースフルな雰囲気は素敵です( ´∀`)b


Habits
ここまでなかった打ち込みから始まる8曲目。
スローテンポで歌もの的な雰囲気だけど、
どこかまったり感のあるチルい感じも良い。
コーラスによる声量多めの賑やかさは言わずもがな。
アウトロもイントロにあったような
意外なシンセ要素を取り入れつつ、
ゆっくり長めに余韻多めのフェードアウトで締め。


Cutting Off The Corners
そこから続く9曲目も、
イントロからエモーショナルな雰囲気満点です。
自分が苦手なインディー感がある気もしますが
まぁ、PUPを聴くのは初めてじゃないし、
近年、そっち方面も聴くようになったので、
フツーに聴けるようにはなりました。
もちろん、敢えて聴こうとは思わないけど。笑


Grim Reaping
陰性の雰囲気をかき消すように
上がるサウンドに切り替わる10曲目。
ここでもベースが良いですねー( ´∀`)
非常にPUNK ROCKらしいアップテンポな展開で
こうした曲だからこそ、コーラスによる賑やか感も
映えるってもんよヾ(* ゚∀゚)ノ
後半にはトランペットかな?も取り入れて
ポジティブサウンドを後押ししつつ、
ラストの大団円へと向かっていきます。


Four Chords Pt. III: Diminishing Returns
ラス前は1曲目、6曲目と同タイトルのパート3。
さらに短くなって、たったの9秒w
これ、3から1に向かって曲順逆にして聴いてみると
3がはじめ、2が途中まで、1で完成
って風に聴こえるのも面白いな。


PUPTHEBAND Inc. Is Filing For Bankruptcy
そこから繋がる今作のタイトル兼、
バンド名を入れたタイトルのラスト12曲目。
良い意味で荒々しく掻き鳴らすギターが耳を突き
それに釣られる形でアグレッシブな展開に。
後半には、さらにそれに呼応したようなサックスも。
子どものようなコーラスを挟んだあと、
最後は再び攻めた展開で、余韻なくスパッと締める
非常に気持ち良い終わりかたですね。





以上、

PUP『THE UNRAVELING OF PUPTHEBAND

でした。

様々な要素を取り入れながらも

PUNK ROCKという地盤は崩さず

しっかり根を張ったような良盤でした。

中でも、やはりバッキングコーラスによる

声量の多さから賑やかさ、

それによって煽られるシンガロング感

こういうのは音源を聴いていても上がるし、

ライブでは言うまでもなく上がる要素ですヾ(* ゚∀゚)ノ

こういうところは否応なしに押せますね。

そんな作風であっても"Four Chords"シリーズは

ちょっと存在感を露わにする面白トラックでした。笑


自身の音楽性を貫きつつも、

色んなPUNK ROCKを聴かせてくれた最新作

PUPTHE UNRAVELING OF PUPTHEBAND

是非ぜひ、聴いてみてください。





関連記事