前回の冒頭で、今年の忙しなさを嘆きましたが
試しに昨年同時期のレビュー枚数を調べてみました。
昨年3月の最後、
蔵出し前の1枚は、14枚目のレビューでした。
対して、とりあえずの今年の3月分の最後
今回のレビューは今年30枚目となります。
倍以上違う…(; ゚д゚)
蔵出しの加えたらそれ以上違うワケだし
そら試聴、記事化も追い付かんわ(。-∀-)w
どうも、トトです。
そんなこんなで、ようやく3月分のラスト
今年30枚目の新譜レビューとなります。
今回のバンド、ウチで取り上げるのは初ですが
個人的には6年前、2016年には出会っています。
そんな今回取り上げるバンドの作品はこちら。

Breathe Atlantis『Overdrive』
01. Break The Silence
02. Overdrive
03. Savior (feat. Eddie Berg)
04. Earthquake
05. Dead and Gone
06. Heavy Hearts
07. Changes (feat. Nico Sallach)
08. Gates Of Hell
09. Out There
10. Going Down
ドイツのオルタナロックバンドBreathe Atlantis
4枚目となるアルバム『Overdrive』が
Arising Empireから3/18にリリースされました。
以降にリリースされた他作品よりも遅れましたが
こうして記事にできました。
と、言うのも
先ほど言ったように、バンド自体は知っていたけど
当時はそんなにハマらなかったのもあって、
ちょっと新譜もスルー気味だったんですよね。
でも、色々見てると
割と今作の評判が良さげだったので、
試聴した上で、こうして記事にした次第。
どんな作風だったのか、
それをこれから書き綴っていこうと思います。
Break The Silence
ど頭からヘヴィなリフと共にフェードインし、
Prepare for waaar!!
と、スクリームから幕を開けるオープニングトラック。
そのあとはクリーンボーカルが引き継ぎ、
サウンドの重さの対比でメロディを構築していきます。
ヾ(*≧□≦)ノ Rise!! rise!!
prepare for war!!
と、スクリームと掛け合いのようにシンガロングし
銃をリロードするSEをキッカケにブレイクダウンへ。
そしてラストは再びクリーンで締める。
オープニングには相応しい1曲目です。
Overdrive
静かにクリーンが歌うところから始まる
2曲目のタイトルトラックも、
序盤はスクリームがメインで突き進みます。
サビはシンガロングパートもありで、やはりクリーンに。
kill the devil inside (内にいる悪魔を殺す)
と、悲痛な叫びにも見えるスクリームが良い。
そこからのブレイクダウンも良い展開です。
Savior (feat. Eddie Berg)
3曲目にはスウェーデンのImminenceから
バンドの特徴であるバイオリンと、
メインボーカルを兼任するEddieがゲストに。
ここでは前2曲よりも遥かに攻めの曲で、
激しいサウンドとスクリームも比率的に多い。
ヾ(*≧□≦)ノ No war!! no war!!
のシンガロングパートもアツいです。
BメロからはEddieのシャウトが響きます。
後半に鳴るバイオリンもEddieパートかな。
ボーカル、バイオリン双方での参加は良いですね。
Earthquake
タイトルである"地震"のような激しさや恐怖より
そのあとを歌ったような雰囲気を、
クリーンボーカルやサウンド面から感じます。
スクリームが叫び、ヘヴィサウンドが鳴るとこは
もれなく揺れまくってる気もしますけどね。笑
後半にあるサイレンのようなSEがまた危機感を煽る。
そしてブレイクダウンで破壊しにくる、と。
あれ?やっぱ地震らしいやん?←
ラストサビは少しテンポアップして、
アウトロもリズミカルなとこが良いです(* ゚∀゚)
Dead and Gone
初っぱなタイトルを叫ぶとこから始まる5曲目。
そのあとはクリーンをメインにメロディに注力。
サビでもスクリームはバックコーラス的なポジション。
Bメロで少し攻め感が出てきたと思ったら、
スクリームがメインを張るパートもありました。
サビのあとにはもちろん、ブレイクダウンが来る。
攻め感とクリーンによるメロディアスなとこと、
バランスが良い感じになってますね。
Heavy Hearts
6曲目はタイトル通り、今作の中でも
重さに特化したような雰囲気を感じます。
今作の中でも比較的スクリームしてる部分が多く、
サウンドもメタルコアじみていて◯
カタカナで表すとすげーバカッぽいけど、
ガガガ ガーガーガーっていう、メタルコアでよく聴く
このギターのフレーズけっこう好きなんですよね。
こういう重さや攻め感を押してるようなのが良い。
ヾ(*≧□≦)ノ Run away!! run away!!
と、シンガロングパートもあるし、
こういう曲ならない方がおかしいと思える
ブレイクダウンもしっかりありますしね。
Changes (feat. Nico Sallach)
7曲目には、Eskimo Callboy改め
Electric CallboyのNicoがボーカルで参加しています。
のっけから、イントロの刻むリフが良い。
前曲よりもクリーンの比率が上がったことにより
これまでのバンドらしい展開になっています。
しかし、ゲストのNicoの出番ははBメロから。
Breathe Atlantisのボーカルとは違う声質で
2通りのクリーンが展開する形に。
さらにこの曲では、ここまでの曲にはなかった
ギターソロが聴きどころかもしれません。
Gates Of Hell
8曲目はギターが先行して始まります。
そんなギター共々、クリーンをメインに
メロディアスなサウンドを展開。
そして後半に突入する際には、フラグ通りに
ここまでのメロディアスな展開をぶっ壊すように
激しいスクリームと共に展開するブレイクダウン。
タイトル通り、まさに地獄の門が開いたかのよう。
Out There
イントロからヘヴィサウンドが響くも、
そのあとすぐにクリーンボーカルと、
ベースのグルーヴ感が前に出る展開に。
これまでよりも遥かにクリーンがメインでの
これがエンディングでも違和感のない歌もの。
それを打ち壊すように、再び叩きつけられる
ブレイクダウンは、この曲唯一の激しいパート。
Going Down
正真正銘ラストを迎える10曲目は、
クリーンのアカペラのような雰囲気で始まります。
ドラムでテンションを高めていき、サビには
バンドサウンド全開による力強いバラードに。
ゆっくりフェードアウトしていく最後も◯
こっちを聴いてしまうと、やっぱこっちの方が
締めの雰囲気としては上かな、と思ってしまいますね。
前曲含めて、今作のラストを飾るって意味でも
個人的には全然アリですが。
以上、
Breathe Atlantis『Overdrive』
でした。
なんか…印象変わったな。
クリーンの多さからしても
個人的にはメタルコアと言い難いけど、
これが2010年代初期だったら
フツーにメタルコアでも通用するようなポスコアです。
しかし、冒頭で言ったように
マイナーなコア系バンドを知るのに
いちばん頼りにしていたGO WITH MEから
2016年に国内盤が出てた頃の時って、
今作ほどコア感はなかったような…って印象だったし
当時はハマらなかったんですよね。
それもあって、今作を聴いたときは
こんなバンドでしたっけ?
と、正直思いました。笑
当時からコアな要素もあったはあったけど、
今作ほど濃くはなかったような気がします。
こういう変化は、むしろアリ。
ただ、個人的に絶賛するような作品でもなく
可もなく不可もなくな良盤って感じ。
硬派サウンドなメタルコア好きには薦めないけど
クリーン多めな聴きやすいメタルコア、ポスコア
そういうのが好きな人にはオススメできるかも。
Breathe Atlantis『Overdrive』
そうしたメロディ押しなポスコア好きには
刺さるバンド、刺さる作品かもしれません。
是非ぜひ、ご一聴。
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試しに昨年同時期のレビュー枚数を調べてみました。
昨年3月の最後、
蔵出し前の1枚は、14枚目のレビューでした。
対して、とりあえずの今年の3月分の最後
今回のレビューは今年30枚目となります。
倍以上違う…(; ゚д゚)
蔵出しの加えたらそれ以上違うワケだし
そら試聴、記事化も追い付かんわ(。-∀-)w
どうも、トトです。
そんなこんなで、ようやく3月分のラスト
今年30枚目の新譜レビューとなります。
今回のバンド、ウチで取り上げるのは初ですが
個人的には6年前、2016年には出会っています。
そんな今回取り上げるバンドの作品はこちら。

Breathe Atlantis『Overdrive』
01. Break The Silence
02. Overdrive
03. Savior (feat. Eddie Berg)
04. Earthquake
05. Dead and Gone
06. Heavy Hearts
07. Changes (feat. Nico Sallach)
08. Gates Of Hell
09. Out There
10. Going Down
ドイツのオルタナロックバンドBreathe Atlantis
4枚目となるアルバム『Overdrive』が
Arising Empireから3/18にリリースされました。
以降にリリースされた他作品よりも遅れましたが
こうして記事にできました。
と、言うのも
先ほど言ったように、バンド自体は知っていたけど
当時はそんなにハマらなかったのもあって、
ちょっと新譜もスルー気味だったんですよね。
でも、色々見てると
割と今作の評判が良さげだったので、
試聴した上で、こうして記事にした次第。
どんな作風だったのか、
それをこれから書き綴っていこうと思います。
Break The Silence
ど頭からヘヴィなリフと共にフェードインし、
Prepare for waaar!!
と、スクリームから幕を開けるオープニングトラック。
そのあとはクリーンボーカルが引き継ぎ、
サウンドの重さの対比でメロディを構築していきます。
ヾ(*≧□≦)ノ Rise!! rise!!
prepare for war!!
と、スクリームと掛け合いのようにシンガロングし
銃をリロードするSEをキッカケにブレイクダウンへ。
そしてラストは再びクリーンで締める。
オープニングには相応しい1曲目です。
Overdrive
静かにクリーンが歌うところから始まる
2曲目のタイトルトラックも、
序盤はスクリームがメインで突き進みます。
サビはシンガロングパートもありで、やはりクリーンに。
kill the devil inside (内にいる悪魔を殺す)
と、悲痛な叫びにも見えるスクリームが良い。
そこからのブレイクダウンも良い展開です。
Savior (feat. Eddie Berg)
3曲目にはスウェーデンのImminenceから
バンドの特徴であるバイオリンと、
メインボーカルを兼任するEddieがゲストに。
ここでは前2曲よりも遥かに攻めの曲で、
激しいサウンドとスクリームも比率的に多い。
ヾ(*≧□≦)ノ No war!! no war!!
のシンガロングパートもアツいです。
BメロからはEddieのシャウトが響きます。
後半に鳴るバイオリンもEddieパートかな。
ボーカル、バイオリン双方での参加は良いですね。
Earthquake
タイトルである"地震"のような激しさや恐怖より
そのあとを歌ったような雰囲気を、
クリーンボーカルやサウンド面から感じます。
スクリームが叫び、ヘヴィサウンドが鳴るとこは
もれなく揺れまくってる気もしますけどね。笑
後半にあるサイレンのようなSEがまた危機感を煽る。
そしてブレイクダウンで破壊しにくる、と。
あれ?やっぱ地震らしいやん?←
ラストサビは少しテンポアップして、
アウトロもリズミカルなとこが良いです(* ゚∀゚)
Dead and Gone
初っぱなタイトルを叫ぶとこから始まる5曲目。
そのあとはクリーンをメインにメロディに注力。
サビでもスクリームはバックコーラス的なポジション。
Bメロで少し攻め感が出てきたと思ったら、
スクリームがメインを張るパートもありました。
サビのあとにはもちろん、ブレイクダウンが来る。
攻め感とクリーンによるメロディアスなとこと、
バランスが良い感じになってますね。
Heavy Hearts
6曲目はタイトル通り、今作の中でも
重さに特化したような雰囲気を感じます。
今作の中でも比較的スクリームしてる部分が多く、
サウンドもメタルコアじみていて◯
カタカナで表すとすげーバカッぽいけど、
ガガガ ガーガーガーっていう、メタルコアでよく聴く
このギターのフレーズけっこう好きなんですよね。
こういう重さや攻め感を押してるようなのが良い。
ヾ(*≧□≦)ノ Run away!! run away!!
と、シンガロングパートもあるし、
こういう曲ならない方がおかしいと思える
ブレイクダウンもしっかりありますしね。
Changes (feat. Nico Sallach)
7曲目には、Eskimo Callboy改め
Electric CallboyのNicoがボーカルで参加しています。
のっけから、イントロの刻むリフが良い。
前曲よりもクリーンの比率が上がったことにより
これまでのバンドらしい展開になっています。
しかし、ゲストのNicoの出番ははBメロから。
Breathe Atlantisのボーカルとは違う声質で
2通りのクリーンが展開する形に。
さらにこの曲では、ここまでの曲にはなかった
ギターソロが聴きどころかもしれません。
Gates Of Hell
8曲目はギターが先行して始まります。
そんなギター共々、クリーンをメインに
メロディアスなサウンドを展開。
そして後半に突入する際には、フラグ通りに
ここまでのメロディアスな展開をぶっ壊すように
激しいスクリームと共に展開するブレイクダウン。
タイトル通り、まさに地獄の門が開いたかのよう。
Out There
イントロからヘヴィサウンドが響くも、
そのあとすぐにクリーンボーカルと、
ベースのグルーヴ感が前に出る展開に。
これまでよりも遥かにクリーンがメインでの
これがエンディングでも違和感のない歌もの。
それを打ち壊すように、再び叩きつけられる
ブレイクダウンは、この曲唯一の激しいパート。
Going Down
正真正銘ラストを迎える10曲目は、
クリーンのアカペラのような雰囲気で始まります。
ドラムでテンションを高めていき、サビには
バンドサウンド全開による力強いバラードに。
ゆっくりフェードアウトしていく最後も◯
こっちを聴いてしまうと、やっぱこっちの方が
締めの雰囲気としては上かな、と思ってしまいますね。
前曲含めて、今作のラストを飾るって意味でも
個人的には全然アリですが。
以上、
Breathe Atlantis『Overdrive』
でした。
なんか…印象変わったな。
クリーンの多さからしても
個人的にはメタルコアと言い難いけど、
これが2010年代初期だったら
フツーにメタルコアでも通用するようなポスコアです。
しかし、冒頭で言ったように
マイナーなコア系バンドを知るのに
いちばん頼りにしていたGO WITH MEから
2016年に国内盤が出てた頃の時って、
今作ほどコア感はなかったような…って印象だったし
当時はハマらなかったんですよね。
それもあって、今作を聴いたときは
こんなバンドでしたっけ?
と、正直思いました。笑
当時からコアな要素もあったはあったけど、
今作ほど濃くはなかったような気がします。
こういう変化は、むしろアリ。
ただ、個人的に絶賛するような作品でもなく
可もなく不可もなくな良盤って感じ。
硬派サウンドなメタルコア好きには薦めないけど
クリーン多めな聴きやすいメタルコア、ポスコア
そういうのが好きな人にはオススメできるかも。
Breathe Atlantis『Overdrive』
そうしたメロディ押しなポスコア好きには
刺さるバンド、刺さる作品かもしれません。
是非ぜひ、ご一聴。
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