そういえば、↑御覧のような曲数なので

ブログで挙げるのをすっかり忘れてましたが

BlessthefallElliotらを中心に結成された新バンド

High Wind

昔のBlessthefallを聴いてるようで良いんだコレが。

BTFとしては前作があんな感じで、

それ以降、パッタリと活動が止まってしまっているので

Elliotらも、やっぱりこういうバンドやりたかったのかな…

っていうのを感じてしまうな。

どうも、トトです。



それでは、前回に引き続き

読者様のオススメから1枚。

どちらももう少しあとでも良かったんですが

タイミング良く2月リリース作品だったので。

何なら蔵出しの中に入れても良かったけど

本記事で書くくらいには良かったので

それなら蔵出し後でいーやと思って。

そんな今年20枚目の新譜レビューはこちら。




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If Not For Me『Eulogy』
01. Voices
02. Illusion
03. Better Days
04. Burn
05. All Too Familiar
06. Eulogy
07. Too Far Gone
08. Bury Me
09. Ghost
10. Powerless
11. Dearly Deceased





新たなUS産メタルコアIf Not For Me

デビューアルバムEulogy

Theoria Recordsから2/25にリリースされました。


いろいろ調べてリリース元はわかったものの、

聞き慣れないレーベルだと思いましたが

親日バンドA Scent Like Wolvesds/Cody

運営として携わるレーベルで驚きΣ(・ω・ノ)ノ

人からオススメされたバンドだったとはいえ、

こんなところで繋がるとは。


そんな意外な繋がりが判明した

新人メタルコアバンドの記念すべきデビューアルバム

早速、聴いていこうと思います。




Voices
オープニングの1曲目は今作イチの攻め感。
静かなサウンドの奥からヘヴィなギターが
フェードインしてくるイントロから
スクリームと共にバンドサウンドがガッツリ攻め立てる。
そのあとのベースと共に歌うクリーン良いな。
サビではバックにバッキングによるシンガロング感ある。
そんなサビで聴くクリーンの雰囲気は
それこそASLWのAlexっぽい感じがあります。
何ならイントロの雰囲気からサウンド面もASLWっぽいし。笑
Bメロサビ前ブレイクダウンのとこのギターとかも。
そして、イントロと同じようなアウトロのギターで
またASLWが浮かんでくるヤツでしたw


Illusion
続く2曲目も、1曲目と双璧を成すレベルの
アグレッシブさを感じる曲でした。
イントロはミドルテンポながらも、そこを抜けると
激しいサウンドとスクリームで迎え撃つ。
サビでは当然クリーンになりますが、
もはやこの手の音楽性のバンドではお決まりですね。
Bメロはリズム隊とスクリームから始まる冒頭が良い。
後半のヘヴィなブレイクダウンも良く、
そこからの流れの攻めパートが個人的に好きです。


Better Days
僅かなシンセのあとすぐにヘヴィサウンドで
圧し潰すように始まる3曲目。
ここではクリーンボーカルがメインのような展開。
Bメロにはスクリームパートの激しい部分も。
クリーンメインではあるけど、サビに入ると
サウンドの重さはそのままに、
少し壮大さのある雰囲気で、Bメロのサビからは
そこにおーおーコーラスが加わり、壮大さに拍車をかける。

MV見てわかったけど、ベースは黒人系なのね。
ベースにしろ、ドラムにしろ、やっぱリズム隊に黒人起用は
個人的に上がる要素です。





Burn
クリーンメインなポスコアじみた前曲から一転、
タイトルからしても期待通り、燃えるような
メタルコアなアグレッシブ展開で幕を開ける4曲目。
始まりはクリーンスクリーム同時展開だけど、
すぐさまスクリームメインの攻めパートに。
そして、サビに入る前のたった3音のギター
ここだけでも、ASLWを感じるのは何故だろうね。笑
Bメロは短い疾走感のあと、スクリームで捲し立て
ブレイクダウンで転調して落としにかかります。
後半、スクリームを刻むブレイクダウンも良い。


All Too Familiar
優しくも寂しさを感じるギターから始まる5曲目。
その雰囲気を吹き飛ばす重さとスクリーム。
Bメロに入ると変拍子…とまではいかないまでも
良い意味で掴みづらいリフの展開が○
合間にちょいちょい入る、シンガロングしたくなる
スクリームとクリーンが同時に展開するとこも良いですね。


Eulogy
6曲目のタイトルトラックは短いインスト。
タイトルトラックがこうしたインタールード的な
曲だっていうのも珍しいですね。
ここまでの雰囲気にも合うような、
それでいてまたASLWのような、笑
そんなおよそ1分弱の折り返し地点。


Too Far Gone
このタイトルだとCane Hillが浮かんできちゃうな。笑
そんなCane Hill感は微塵もないんですけど。
イントロからヘヴィなギターが響くも、
すぐにクリーンパートに切り替わる7曲目。
それもすぐに切り替わって激しいサウンドと
激しいスクリームが混在する展開に。
とはいえ、やっぱりサビはクリーンでメロディ押しに。
ラストサビ前のブレイクダウンパート、
これもシンガロング衝動に駆られる一際大きなスクリームが○


Bury Me
儚さを感じるピアノサウンドのあと、
その雰囲気を後押しするクリーンから始まる8曲目。
そして、そのあとすぐに出る
ヾ(*≧□≦)ノ You left me for deeeaaad!!
と、バッキング込みで入るシンガロングパートは
サビの部分でもガッツリ展開。
ミドルテンポながらも、このシンガロングで
すべて持ってかれるような1曲。

ギターもバッキングで叫ぶんだろうけど、
基本はボーカル1人で両刀使いなんだな。
3曲目のMVでのベースのこともそうだけど、
メンバーの担当がハッキリわかる演奏系MVも
初見にはわかりやすくて良いですね。





Ghost
流れるようなギターから始まる9曲目は
その後すぐにスクリームと共にアグレッシブに。
序盤から早くもブレイクダウンで落とし、
少し疾走感のあるサウンドへとなだれ込みます。
サビは安定のクリーンでメロディ重視に。
スクリームでの攻め、クリーンでメロディ注力、
ハッキリ強弱分かれた1曲。


Powerless
10曲目は、ここでも切なさのあるピアノから。
同時にストリングスも僅かに鳴っていて、
そこに加わるクリーンボーカルからしても、
歌ものエモーショナルナンバーの様相。
音数自体も少なく、ピアノの弾き語り調に聴こえる。
終盤はバンドサウンドと共に力強いバラードになり
アウトロは再び弾き語り調でしっとりと。


Dearly Deceased
ラスト11曲目はテンポ感も上がる攻め曲に。
イントロからヘヴィなギターがお目見えします。
スクリームと共にアグレッシブなサウンドで
サビはクリーンでも、アップテンポなままなのが○
この曲でもちょっとDjentじみた?リフもあり、
ブレイクダウンも重くて良い感じ。
後半のブレイクダウンにはギターソロも。
前面に出ないまでもストリングスが鳴り、
僅かに壮大さを演出してるところものが良いです。

シルクハットをかぶったスカルが立つ
ステンドグラスが光る教会を舞台にした
Lyric Videoが何気に良い。







以上、

If Not For Me『Eulogy

でした。

良いですね(* ゚∀゚)

真ん中のタイトルトラックを境に

前半はアグレッシブに、後半にメロディック寄りに。

そうして前後で分かれたような作風な気がします。

個人的には、もちろん勢いのある前半のが好き。

しかし、今作唯一のバラードである"Powerless"

これがまた意外と良かったのも事実です。


前回のWithout Me同様、

教えてくれたこーへーさんには感謝<(_ _)>感謝

どちらのバンドもIf I Were You好きなら!

と、オススメしてもらいましたが

それも確かにわかる気がします。

やはり10年代前後のメタルコア/ポスコア感

If I Were You自体がそれを貫いてるバンドですしね。

ただ、今回のIf Not For Me

それでもけっこうサウンドは現代的だと思うし、

やはりレビュー中に名前を出した

A Scent Like Wolvesが、どーーーしても浮かんでくる。笑

やっぱメンバーがいるレーベルともなると

自分のバンドと近いサウンドのバンドを集めるのか。笑

If Not For Meに関しては、If I Were Youよりも

A Scent Like Wolves好きに大いにオススメしたい。

曲によってはBlessthefallっぽいのもあったし、

BTF好きにもハマるかもしれません。


故に、レビューのカテゴリとしては

ポスコアとメタルコア、どっちにしようか迷いましたが

ASLWをメタルコアにしてるからなー…と思い、

If Not For Meはメタルコア、Without Meはポスコアにしました。


そんなASLWメンバーのいるレーベルから

デビューアルバムをリリースした

If Not For Me『Eulogy

今回名前を出したバンドや、

その手の音楽性が好きな人にはオススメです。

未チェックの方は、前回のWithout Meも含めて

是非ぜひ、チェックしてみてください。





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