Stain The Canvasの新曲、
サウンドは割と現代に寄ってきた感じするけど
ボーカルの見た目は未だにエモコアのままだなw
どうも、トトです。
先月の蔵出しが終わりましたが、
読者様にオススメのバンドを教えてもらい、
それにまた良さを見出だせたので、
ここで取り上げていこうと思います。
なので、今回ももちろん初めましてのバンドです。
そんな今年19枚目の新譜レビューはこちら。
Without Me『Revelations』
1. Against the Storm
2. Follow the Sun
3. Restart
4. The Cycle
5. Embrace
6. The Truth
7. A World Inside
今、世界で非常にシビアな立場にある
ロシア発のメタルコア/ポスコアバンドのWithout Me
1st EP『Revelations』が、2/22にセルフリリースされました。
こんな状況ではありますが、
サブスクにはちゃんと配信されていて良かった。
しかし、
アートワークに描かれた女性の首もとのロゴ…
『Revelations』という今作のタイトル…
どうしてもcoldrainを彷彿とせずにはいられない。笑
ロゴは『VENA』の時のと似てるし
The Revelationという曲、アルバム出してるからね。
そんなロシアバンドのデビューEP
音楽性としてはどんなものなのか
早速、聴いていこうと思います。
Against the Storm
冒頭から重厚なストリングスとドラムが展開。
さらにクリーンによるおーおーパートから始まる1曲目。
おーおーしてる間にバンド感も強くなり、
そのままいくと思いきや、一旦静止してクリーンに。
冒頭から大いに起伏に富んだ展開です。
時にスクリームをバッキング的に使いつつ、
サビはクリーンメインで、ストリングスと共に
壮大さを伴いながら進んでいきます。
Bメロからはスクリームが前面に出て、
ブレイクダウンからのロングシャウトは圧巻。
ラストはスクリームとクリーンが交互に展開。
タイトル通り、激しい嵐(スクリーム)に抗うかのように
クリーンも展開しているとこが良いですね。
Follow the Sun
2曲目は脈打つようなシンセから幕を開け、
シンセを強め、スクリームから勢い良く始まります。
そのあとの展開もスクリームと共に攻めのサウンド。
サビはクリーンメインでメロディアスに。
Bメロ入りのブレイクダウンとか、
その入れ方とか、スクリームを刻む演出とか
なんかすごく懐かしい感じするな。笑
10年代前後~中期くらいまでのメタルコア/ポスコア
って雰囲気をバシバシ感じます。
アウトロの控えめな鍵盤が良いですね。
Restart
3曲目は、ロシアバンドらしい
エレクトロ要素を含んだ始まりを見せます。
それはサビでもあり、クリーンボーカルと共に
ありし日のエレクトロコア的サウンドを展開。
後半のギターソロの後ろでも鳴っています。
逆にスクリームパートはサウンドもヘヴィに、
エレクトロ要素は排除して、とことんコア寄りに。
ボーカルのハイトーンなクリーンなとこも、
ギャーギャーうるせぇタイプ(笑)のシャウトも、
こういうエレクトロコア的なところも、
やっぱタイムスリップしたみたいな懐かしさ。笑
The Cycle
4曲目は、頭からスクリームと共に攻め、
そのあともブレイクダウンを入れてたたみかけます。
前半は、ほとんど攻めっ放し。
一旦、クリーンを入れてメロディアスにするも
そのあとは再び攻めに転じます。
ブレイクダウン中にも絶えず叫んでますしね。
クリーンパートもあるけど、約5分のこの曲、
攻めてる部分の方が多くて○です。
アウトロは少し長めに余韻を持たせて…と思ったら
最後の最後にアグレッシブにきたw
Embrace
歌い出しから英語じゃない…?という5曲目。
これは母国語であるロシア語かな。
まさかのロシア語で歌ものとは。
しっかりバンドサウンドで展開していますが
冒頭の静かなピアノクリーンパート良いな。
Bメロ冒頭も浮遊感のあるアンビエント感。
やっぱこのバンド、ツインボーカルスタイルかな?
と思った二重のクリーンが聞ける頃には
ストリングスも取り入れ、壮大になってきます。
The Truth
6曲目は次の曲への繋ぎ、次の曲へのイントロ的な
およそ1'30"のインストナンバー。
天にも上るような壮大かつ神秘な雰囲気で、
コーラスによりその雰囲気は更に強まります。
A World Inside
案の定、そのまま繋がりラストを迎える7曲目。
前曲の雰囲気をそのまま受け継ぎ、
その裏で控えめにスクリームが響きます。
本格スタートと共にバンドサウンドを打ち鳴らし
クリーンとスクリームを交互に展開していきます。
ここでもストリングスが取り入れられ、
ストリングスと共にブレイクダウン+スクリームは
なかなか壮大なブレイクダウンになって良い。
前曲から繋がる壮大な雰囲気を纏い、
ラストに相応しい曲で今作を締めます。
以上、
Without Me『Revelations』
でした。
とりあえずYouTubeから1曲聴いたときは
そこまで思いはしなかったけど、
こうして1枚通して聴いてみると
あ、懐かしい(´ω`*)
って感じがひとしお。笑
スクリームもするけど、ギャーギャー系シャウトとか
ハイトーンなクリーンボーカルな感じ、
ブレイクダウンへの入り方とか、
そのブレイクダウンの雰囲気自体も
ストリングスで壮大さを演出する感じなんかも
2010年前後くらいから隆盛し始めた
メタルコア/ポスコアの雰囲気がすごい。
それこそ、その世代から出てきた
Issues派生のオシャレ系R&Bコアなものや
現代のモダンロック的なポスコアや、
ボーカルの歌唱力に秀でるグッドメロディ系とか
こういうのをメインに追いかけてた人には
今、むしろ新鮮に映るのかも?
冒頭に挙げたStain The Canvasをレビューした時も
かなり懐かしさに駆られましたが、
現代でも、思い出したように
たまにこういうバンドが出てきますよね。
その度に、懐古心がくすぐられる思いです。笑
なんてことを思ってたら、
バンドの公式チャンネルからは
Blessthefallの"Hollow Bodies"カバーが上がってたw
恐らく音は原曲で、ボーカルカバーっぽいけど
再現度高くて笑ってしまったw
やっぱBTFからの影響もあるんだろうなっていう。
ロシア産ってことも相まって、
2~3曲目のエレクトロコア感も
実にロシアらしいと思えました。
当時、GO WITH ME関連で聴いてたロシア勢が
軒並みこの系統のバンドだったからってのも
大いに影響してると思います。
やっぱロシアのコア勢はエレクトロ、シンセあってナンボ
的な。笑
と、色々と懐かしい思いに駆られつつ
久々に聴いたこの感じ、
メタルコア/ポスコアの境界線が薄かった頃のサウンド
Without Me『Revelations』
ウチのブログで取り上げるようなロシアバンド、
10年代サウンドのメタルコア/ポスコアが好きな人には
オススメできる作品だと思います。
関連記事
サウンドは割と現代に寄ってきた感じするけど
ボーカルの見た目は未だにエモコアのままだなw
どうも、トトです。
先月の蔵出しが終わりましたが、
読者様にオススメのバンドを教えてもらい、
それにまた良さを見出だせたので、
ここで取り上げていこうと思います。
なので、今回ももちろん初めましてのバンドです。
そんな今年19枚目の新譜レビューはこちら。
Without Me『Revelations』
1. Against the Storm
2. Follow the Sun
3. Restart
4. The Cycle
5. Embrace
6. The Truth
7. A World Inside
今、世界で非常にシビアな立場にある
ロシア発のメタルコア/ポスコアバンドのWithout Me
1st EP『Revelations』が、2/22にセルフリリースされました。
こんな状況ではありますが、
サブスクにはちゃんと配信されていて良かった。
しかし、
アートワークに描かれた女性の首もとのロゴ…
『Revelations』という今作のタイトル…
どうしてもcoldrainを彷彿とせずにはいられない。笑
ロゴは『VENA』の時のと似てるし
The Revelationという曲、アルバム出してるからね。
そんなロシアバンドのデビューEP
音楽性としてはどんなものなのか
早速、聴いていこうと思います。
Against the Storm
冒頭から重厚なストリングスとドラムが展開。
さらにクリーンによるおーおーパートから始まる1曲目。
おーおーしてる間にバンド感も強くなり、
そのままいくと思いきや、一旦静止してクリーンに。
冒頭から大いに起伏に富んだ展開です。
時にスクリームをバッキング的に使いつつ、
サビはクリーンメインで、ストリングスと共に
壮大さを伴いながら進んでいきます。
Bメロからはスクリームが前面に出て、
ブレイクダウンからのロングシャウトは圧巻。
ラストはスクリームとクリーンが交互に展開。
タイトル通り、激しい嵐(スクリーム)に抗うかのように
クリーンも展開しているとこが良いですね。
Follow the Sun
2曲目は脈打つようなシンセから幕を開け、
シンセを強め、スクリームから勢い良く始まります。
そのあとの展開もスクリームと共に攻めのサウンド。
サビはクリーンメインでメロディアスに。
Bメロ入りのブレイクダウンとか、
その入れ方とか、スクリームを刻む演出とか
なんかすごく懐かしい感じするな。笑
10年代前後~中期くらいまでのメタルコア/ポスコア
って雰囲気をバシバシ感じます。
アウトロの控えめな鍵盤が良いですね。
Restart
3曲目は、ロシアバンドらしい
エレクトロ要素を含んだ始まりを見せます。
それはサビでもあり、クリーンボーカルと共に
ありし日のエレクトロコア的サウンドを展開。
後半のギターソロの後ろでも鳴っています。
逆にスクリームパートはサウンドもヘヴィに、
エレクトロ要素は排除して、とことんコア寄りに。
ボーカルのハイトーンなクリーンなとこも、
ギャーギャーうるせぇタイプ(笑)のシャウトも、
こういうエレクトロコア的なところも、
やっぱタイムスリップしたみたいな懐かしさ。笑
The Cycle
4曲目は、頭からスクリームと共に攻め、
そのあともブレイクダウンを入れてたたみかけます。
前半は、ほとんど攻めっ放し。
一旦、クリーンを入れてメロディアスにするも
そのあとは再び攻めに転じます。
ブレイクダウン中にも絶えず叫んでますしね。
クリーンパートもあるけど、約5分のこの曲、
攻めてる部分の方が多くて○です。
アウトロは少し長めに余韻を持たせて…と思ったら
最後の最後にアグレッシブにきたw
Embrace
歌い出しから英語じゃない…?という5曲目。
これは母国語であるロシア語かな。
まさかのロシア語で歌ものとは。
しっかりバンドサウンドで展開していますが
冒頭の静かなピアノクリーンパート良いな。
Bメロ冒頭も浮遊感のあるアンビエント感。
やっぱこのバンド、ツインボーカルスタイルかな?
と思った二重のクリーンが聞ける頃には
ストリングスも取り入れ、壮大になってきます。
The Truth
6曲目は次の曲への繋ぎ、次の曲へのイントロ的な
およそ1'30"のインストナンバー。
天にも上るような壮大かつ神秘な雰囲気で、
コーラスによりその雰囲気は更に強まります。
A World Inside
案の定、そのまま繋がりラストを迎える7曲目。
前曲の雰囲気をそのまま受け継ぎ、
その裏で控えめにスクリームが響きます。
本格スタートと共にバンドサウンドを打ち鳴らし
クリーンとスクリームを交互に展開していきます。
ここでもストリングスが取り入れられ、
ストリングスと共にブレイクダウン+スクリームは
なかなか壮大なブレイクダウンになって良い。
前曲から繋がる壮大な雰囲気を纏い、
ラストに相応しい曲で今作を締めます。
以上、
Without Me『Revelations』
でした。
とりあえずYouTubeから1曲聴いたときは
そこまで思いはしなかったけど、
こうして1枚通して聴いてみると
あ、懐かしい(´ω`*)
って感じがひとしお。笑
スクリームもするけど、ギャーギャー系シャウトとか
ハイトーンなクリーンボーカルな感じ、
ブレイクダウンへの入り方とか、
そのブレイクダウンの雰囲気自体も
ストリングスで壮大さを演出する感じなんかも
2010年前後くらいから隆盛し始めた
メタルコア/ポスコアの雰囲気がすごい。
それこそ、その世代から出てきた
Issues派生のオシャレ系R&Bコアなものや
現代のモダンロック的なポスコアや、
ボーカルの歌唱力に秀でるグッドメロディ系とか
こういうのをメインに追いかけてた人には
今、むしろ新鮮に映るのかも?
冒頭に挙げたStain The Canvasをレビューした時も
かなり懐かしさに駆られましたが、
現代でも、思い出したように
たまにこういうバンドが出てきますよね。
その度に、懐古心がくすぐられる思いです。笑
なんてことを思ってたら、
バンドの公式チャンネルからは
Blessthefallの"Hollow Bodies"カバーが上がってたw
恐らく音は原曲で、ボーカルカバーっぽいけど
再現度高くて笑ってしまったw
やっぱBTFからの影響もあるんだろうなっていう。
ロシア産ってことも相まって、
2~3曲目のエレクトロコア感も
実にロシアらしいと思えました。
当時、GO WITH ME関連で聴いてたロシア勢が
軒並みこの系統のバンドだったからってのも
大いに影響してると思います。
やっぱロシアのコア勢はエレクトロ、シンセあってナンボ
的な。笑
と、色々と懐かしい思いに駆られつつ
久々に聴いたこの感じ、
メタルコア/ポスコアの境界線が薄かった頃のサウンド
Without Me『Revelations』
ウチのブログで取り上げるようなロシアバンド、
10年代サウンドのメタルコア/ポスコアが好きな人には
オススメできる作品だと思います。
関連記事
コメント
コメント一覧 (2)
そして、記事として取り上げてくださりありがとうございます。ウンウン頷きながら読ませていただきました!「The Cycle」のまだ終わらないんかい!っていう最後の感じとか特に(笑)
トトさんの仰る通り、ホント"懐かしい"に尽きますよね。斬新なアプローチが加速してる最近のシーンも勿論好きですが、2022年になっても10年代前半を想わせる音楽が現代の形で聴ける事が嬉しい限りです。あとは憶測ですが彼ら以外でも回帰サウンドが一部で流行している傾向も踏まえると現代シーンに対するアンチテーゼの様にも思えますね(笑)
If I Were Youが大好きなので、彼らみたいにあの頃を想起させつつオリジナル性を磨いていく様なバンドになってくれたら良いなぁとか勝手に期待しています。今のところ、デスコアっぽい高域のスクリームも多用してるのが良いアクセントになってるなと感じてます。曲展開も強いこだわりを持っていそうだなと。
あと、もしもうご覧になってたら申し訳ないんですが、彼らのチャンネルでBlessthefallの「Hollow Bodies」のカバー動画が上がってるので、やっぱりその辺りの影響を色濃く受けていそうです。Blessthefallもそろそろ動きあると嬉しいですよね。サイドプロジェクトHigh Windではあったんですけど(笑)
トト (toto_not_ba
nd)
がしました
コメントありがとうございます。
共感してくれて何よりです。笑
"The Cycle"のラストは、完全に虚を突かれましたねw
>> 現代シーンに対するアンチテーゼ
確かにそう考えると面白いですね。
自分も全作レビューしてるくらいにIf I Were You好きなので、こーへーさんの気持ちもよくわかります。
彼らは彼らで既にサウンドは完成している気もしますし、ポストIf I Were Youみたいなバンドが出てきてくれると嬉しいですね。
Without Meのデスコア的要素は、やはりロシアンデスコアの顔Slaughter to Prevailからの影響もあったりするんですかね。自分はデスコア聴かないので全くわからないですけど…笑
"Hollow Bodies"カバー見てないので見てきました!再現度高くて笑ってしまいましたw
ただ、あのカバーはサウンドは原曲使ったボーカルカバーっぽいので、再現度はそれも後押ししてるかもですが。面白いので、朝起きたら記事に貼り付けようと思いますw
まさに次の記事の冒頭でHigh Wind出します。笑
ということは?と察して、次回の記事も楽しみにしていてください( ´∀`)b
トト (toto_not_ba
nd)
がしました