アメリカ俳優組合賞
— 映画情報 オスカーノユクエ (@oscarnoyukue) February 28, 2022
主演男優賞
ウィル・スミス(ドリームプラン)
主演女優賞
ジェシカ・チャステイン(タミー・フェイの瞳)
助演男優賞
トロイ・コッツァー(コーダ あいのうた)
助演女優賞
アリアナ・デボーズ(ウエスト・サイド・ストーリー)
アンサンブル演技賞
「コーダ あいのうた」 pic.twitter.com/Y2NPCfOxMT
SAG Awards(アメリカ俳優組合賞)において
前々回に観た『ドリームプラン』から
ウィル・スミスが主演男優賞\(^o^)/
好きな役者が受賞するのは嬉しいね。
どうも、トトです。
2月最終週の金曜日公開作品4つの内
前回の『ボブ猫2』に続き、2つめの作品。
しかし、実話系作品としては
その前の『ドリームプラン』から続いて
まさかの3作連続!
こんなに立て続けに実話作品が観れるのも稀です。
前2作同様
やっぱ実話系は良いなぁ( ´∀`)
となるかどうか。
そんな今年12本目の新作映画はこちら。
ゴヤの名画と優しい泥棒
(原題:The Duke)
世界中から年間600万人以上が来訪・2300点以上の貴重なコレクションを揃えるロンドン・ナショナル・ギャラリー。1961年、“世界屈指の美の殿堂”から、ゴヤの名画「ウェリントン公爵」が盗まれた。この前代未聞の大事件の犯人は、60歳のタクシー運転手ケンプトン・バントン。孤独な高齢者が、TVに社会との繋がりを求めていた時代。彼らの生活を少しでも楽にしようと、盗んだ絵画の身代金で公共放送(BBC)の受信料を肩代わりしようと企てたのだ。しかし、事件にはもう一つの隠された真相が・・・。当時、イギリス中の人々を感動の渦に巻き込んだケンプトン・バントンの“優しい嘘”とは−!?
いつぞやの映画を観に行った時に
本作の予告編を見て興味を引かれ
こうして公開日をチェックしていました。
ゴヤの名画と優しい泥棒
面白かったー( ´∀`)
実話系で感動ものは多いけど、
笑いになる実話系はあまりない気がしますw
まー、感動物語の方がドラマ性あるしね。
しかし、コメディになったからといって
それが決して悪い意味ではなく、
これはこれでフツーに面白かったのでw
序盤は少し退屈だったけど、
オープニングから画を分割させる演出は
観ていて、視覚的に楽しめたし
ニュース映像とかは当時のものを使いつつ、
映画のシーンでも少し画質を粗くして
当時の映像のように見せてたところも良かったです。
音楽もフィルターがかったようにしたりとかもね。
そして、やっぱ本作の目玉である
ゴヤの名画が盗まれたところから
徐々にエンジンかかってきましたね。
こういうのにありがちなものとして
ニュースで報道される警察の犯人像が凄腕すぎて
現実とのギャップに笑うw
犯人はそのへんにいるおじいちゃんなのにねw
本作の主役を務めるおじいちゃん
ケンプトンが笑いの中心になります。

妻のドロシーにはいつも怒られてる
完全に尻に敷かれてるタイプのおじいちゃんでしたが
要所で人の良さが垣間見える。
"悪人"ではない
ってのは、観てて明らかでしたね。
そのケンプトンが署名を募っていたものとして
高齢者は無料で公共放送を見られるように
とのこと。
受信料を払わないと映らないとか
日本のどこぞの国営放送局みたいっすね。
日本人なら誰しもが頭をよぎると思います。
しかし、BBCの良心的なところは
受信料を"払わないと"映らない
垂れ流しておいて金払え
という、どこぞの国営放送局とはそこが天地の差。
金払わないなら映らなくしときゃいいのにな。
で、この運動の一環…って言っていいのか。笑
ゴヤをダシにして、それをいざ返したときの
お金を使って、多くの高齢者に無料で見られるように
という算段だったよう。
まぁ、結局バレて裁判沙汰になるワケですが…
その裁判のシーンが面白かったw

ケンプトンの受け答えがコメディすぎでw
漫才みたいで笑ったわー(。´∀⊂)w
芸人のオーディションじゃないんですよ
と、裁判長にも言われる始末w
序盤の退屈さはこれで十分チャラにできるなw
映画にしろドラマにしろゲームにしろ、
裁判の場がここまで笑いに包まれてるシーンは
初めて見たw
嘘偽りないケンプトンの優しさと
弁護人の"芝刈り機"の援護、
さらには傍聴席の支持もあって
見事に無罪を獲得\(^o^)/
…したものの、エンドロールで出てきた事実は
絵を盗んだこと自体は不問となったけど
"額縁"を盗んだ罪で結局、3ヶ月服役w
しかも額縁は結局見つからずw
ジャッキーが処理済みだったか。
そう、実は絵を盗んだのは息子のジャッキーだったんですね。

おじいちゃんのことを思っての行為だったのです。
その4ヶ月後には良心の呵責に耐え兼ね
ジャッキーが自首するも…
またあなたたちの無能が世間に知れるから?
という、彼女のアイリーンの言葉通り
内々で不起訴に。
アイリーンを演じていたエイミー・ケリー
可愛かった(*´ω`*)
ケンプトンのもう1人の息子
ケニーの彼女、パメラも可愛かったけど
パメラは顔より体だな←
エンドロールではさらに
2000年に70歳以上には無料で視聴可能に
2000年てw
もうケンプトンこの世におらんやろw
はー、面白かったw
エンドロールのエピローグでも笑わせてくれるとはw
ケンプトンがしたことは
決して悪事ではなく、
人々の為に動いた結果
ってのが良かったですね。
私利私欲にまみれた行為ではなく。
高齢者の人の為、ジャッキーの為に動いた結果。
パン屋で働いていたときも
パキスタン人の若者への不当な差別行為に
異を唱えてましたからね。
ゴヤのことだって
息子のジャッキーに罪を背負わせない為に
バレたら私が盗んだことにしろ
と、守っていたワケですしね。
諸々、やり方に問題はあったかもしれないけど
人に優しいおじいちゃんだったのは間違いなく。
ジャッキーはジャッキーで
おじいちゃんの為っていう大義名分があったし
やはり人に優しいのは遺伝なのかね。
『ドリームプラン』、『ボブ猫2』と
まさか3作連続で実話系作品を観るとは思わなかった。
その2作よりも心掴まれることはなかったものの
『ボブ猫2』同様、
人の優しさに触れる良い作品
ゴヤの名画と優しい泥棒
の感想でした。
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