以前、読者様から

メタル好きにオススメするPOP PUNK/PUNK

という難度の高いお題をいただいたんですが…

色々と考えたけど、やっぱり難しい(;´Д`)

Belmont
Strung Out
Main Line 10


あたりしか浮かばないんだよな。

あと、そうしたメタル好きなフェスである

Download FesとかKNOTFESTにも名前を連ねる

大ベテランのThe Offspringとかね。

ということで、記事にするほど選出ができないのでお蔵入りに。

K'Zさん、すみません<(_ _)>

どうも、トトです。



今回の作品は

2月第3週の中で唯一のリリースでした。

にも関わらず、

他の作品同様、金曜0時に配信されてなかったので

今回は土曜にもオンラインに繋いだから良かったものの

危うく見逃すところでした。笑

そんな今年15枚目の新譜レビューはこちら。




20220219_000224
DAGOBA『By Night』
01. Neons
02. The Hunt
03. Sunfall
04. Bellflower Drive
05. On the Run
06. Break
07. City Lights
08. Nightclub
09. Summer's Gone
10. The Last Crossing
11. Stellar





フランス産インダストリアル/グルーヴメタル

DAGOBAの約5年ぶり8枚目となるアルバムBy Night

Napalm Recordsから2/18にリリースされました。


音源としては5年ぶりだけども、

RNR TOURSで初来日してからは6年



この公演に行ってなかったら

前作はもちろん、今作だってレビューはしなかったでしょう。

時が経つのは早いもんですね。


そんな久しぶりとなるDAGOBAの作品

キャリアも20年を超え、

果たしてどんな作品に仕上がったのか

早速、聴いていこうと思います。




Neons
1曲目はおよそ2分のインストで幕を開ける今作。
淡々と鳴るシンセの音色に、ギターが差し込まれる。
このゆっくり展開していく感じが、
ライブの開幕SEとかにもバッチリな雰囲気で
オープニングとしてはかなり良いですね。


The Hunt
そしてシンセと共にヘヴィなバンドサウンドで
スタートする2曲目。
vo.Shawter兄貴の咆哮も健在で、
ヘヴィサウンドと共に攻めの姿勢を見せます。
テンポ感に速さはないものの、しっかりアップテンポ
シンセ要素もあり、男が好むクリーンボーカルあり、
DAGOBAならではと言える強みがまた○
終盤のロングシャウトも素敵です。

MVは、今作のタイトルのように
ネオン輝く街並みがサイバーパンク感ある。
冒頭では日本の街並みも?
女の子が狼になり、今作のアートワークを彷彿とさせる展開は
今作のリードトラックと言える様を感じさせます。





Sunfall
太陽が地平線に落ちていく日没というタイトルさながら
イントロからブレイクダウンで落とす3曲目。
シンセはおとなしめながら、バンドサウンドは重さキープ、
特にドラムは手数足数多めな攻め感がとても良い。
サビはクリーンボーカルによりメロディアスに。


Bellflower Drive
リズミカルなヘヴィサウンドで始まる4曲目。
こういうのはライブでも上がりそうヾ(* ゚∀゚)ノ
と共に、兄貴のロングシャウトも展開。
シンセが少なめで、バンドサウンドメインなのが良い。
ここでもサビはクリーンですが、サビ前の
ヾ(*≧□≦)ノ All!! ends!!
ヾ(*≧□≦)ノ on Bellflower Drive!!
とタイトルを叫ぶところは、シンガロングしたくなる。
アウトロはストリングスを取り入れ、
壮大な雰囲気を纏いつつ、ゆっくりフェードアウトしていきます。


On the Run
5曲目は冒頭からピアノが鳴り響く展開に。
どこを調べても名前が出てこないので、
誰が歌ってるかは不明ですが、
Aメロから女性ボーカルが歌っています。
女性ボーカルがメイン張るときは
兄貴はバッキング的ポジションで、
サビでは逆転しますが、クリーンボーカルで歌う。
その頃にはちゃんとバンドサウンド展開してます。
攻め感には乏しいけど、これはこれでと思える1曲。





Break
後半戦開始となる6曲目は、1分にも満たない
短いインストのエレクトロインタールードトラック。
むしろこれが次曲へのイントロ的に聴こえるのも
あるあるな展開ですよね。


City Lights
そうして始まった7曲目は、一時代を築いた
エレクトロコア的なイントロに聴こえます。
ちょっと初期のCrossfaithっぽい雰囲気ある。
バンドサウンドの重さは十分、テンポ感も良い、
ヘヴィなリフはちょいちょいかっこいい、
そうしたバンドサウンドに反して、
兄貴は全編ほぼクリーンで歌っています。
前述の通り、個人的にも全然アリなクリーンだけど
ちょっと叫んでるシーンが欲しかったなぁ。笑

内容はまだしも、この曲のMVのサムネ
ターミネーターみたいなグラサンして
ネオンに照らされる兄貴を見て笑ってしまったw





Nightclub
8曲目は、クソみたいなEDMが流れてきそうなタイトルですが
さすがにDAGOBAに限ってそれはなかった。笑
しかし、イントロのシンセは
クラブでかかっても違和感ないかも。
その後、兄貴のシャウトと共に展開される
バンドサウンドはヘヴィで攻め感あって良し。
しかし、やはりサビはクリーンでやや縦ノリ感。
まだ少し休憩タイム感あるかな。笑


Summer's Gone
9曲目は、POP PUNKの曲みたいなタイトルだな。笑
イントロの静かなシンセは
少しだけCold Blackを彷彿とさせる。
曲展開も少し攻勢になりつつあるかな?
サビでは相変わらずクリーン多めですが、
壮大なコーラスのような打ち込みが良い感じ。
後半のブレイクも攻めの姿勢が見えて○です。
アウトロは"Bellflower Drive"同様、再びストリングスで
ゆっくりフェードアウトしていきます。


The Last Crossing
イントロから血湧き肉躍るアツいサウンドで
これこれぇ!ヾ(* ゚∀゚)ノ
って感じがハンパない10曲目。
このアグレッシブさが欲しかったのよ。
兄貴の咆哮も厳つさ復活で(* ゚∀゚)イイヨー
やっぱ中でもヘヴィなギターと荒ぶるドラムが良いね!
サビのクリーン体制はここまでと同じだけど
叫ぶパート多め、サウンドも攻めてて、
ギャップありきなのかもしれないけど、
これは今作でも上位に刺さる曲でした。





Stellar
自分が聴いてきたロシア勢のような
トランスめいたダークなシンセから始まるラスト11曲目。
およそ2分半で終わる短いトラックは
イントロからの雰囲気を貫き、
今作締めのアウトロとして、
激しい曲の次という余韻を存分に残して幕を下ろします。





以上、

DAGOBA『By Night

でした。

20周年で頑張りすぎたのか

今作は少しおとなしい作品でしたね。

1枚ガッツリ聴いたのは前作が初だった為、

余計にそう感じるのかもしれませんが。

アートワークもこれまでのメタル感はなくなりましたし。

雰囲気作りとしては良かったけど、

全11曲中3曲が単尺のインストだったのもちょっとね。

20周年という節目にリリースされた前作と比べ

割とメロディ重視な感じがしました。

クリーンが多かったのはもちろん、曲調的にも。

ってことで、ちょっと物足りなさはあったかな。

ロングセットのライブだったら

中間くらいでやるような曲が多いというか。


DAGOBAと言ったら

の、2014年 Hellfestでの巨大Wall of Death




さらに、再び巻き起こった2019年Hellfest

やっぱこういうのが起こる曲が

今作にはもっと欲しかったなっていう。


そんな感じではあったものの、

少ないながらも攻め曲はこれまで通り

良い感じのアグレッシブさがあります。

DAGOBA『By Night

既存リスナー、長くDAGOBAを追ってきた人には

少し物足りなさもあるかもしれません。

是非ぜひ、自分の耳でお確かめを。





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