2月、3月の新譜リリース情報が

続々と入ってくる今月。

音源の本格的なスタートは

来月以降になりそうな予感バシバシです。

どうも、トトです。



第2週は良かったものの、

第3週金曜日はシングルに留まった

1月の新譜リリース戦線

まぁ、例年1月はスロースタートですしね。

ってことで、今年3枚目の新譜も

第2週目リリースの作品となります。




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Lee McKinney
『In The Light Of Knowledge』
1. Crystal Song
2. In The Light of Knowledge
3. Stormrage
4. Haven
5. Vitruvian Park
6. Highmountain
7. The Reason
8. The Maven (In The Sky)





アートワークを見ただけで

関連するバンドがわかる人は少なくないでしょう。

Born Of OsirisのギタリストであるLee McKinney

ソロとしては2枚目のアルバムIn The Light Of Knowledge

Sumerian Recordsから1/14にリリースされました。


LeeのことはSpotifyでフォローしてなかったけど

『あなたへのおすすめ』で知った今作の存在。

しっかりLeeもフォローしておきました。笑

なので、ソロ作デビューとなった前作は未聴で

今作から初試聴。

Sumerianを代表するプログレッシブメタルコアの

ギタリストがソロで出した作品は

どんな作風になっているのか

早速、聴いていこうと思います。




Crystal Song
冒頭から耳を突くシンセに引かれる1曲目。
そして主旋律を彩るLeeのギターに耳を引かれます。
ポップなシンセと、メタルなギターが合わさった
ポップメタルとも言えるようなサウンドが良い。
それまでは目立たなかったピアノも
中盤に来ると前に出てきてソロパートで美しい旋律を奏でます。
重いギターのフレーズにはBorn Of Osirisを感じるも
全体的には全く違うサウンドが展開されるので
新鮮さと共に、聴いてて面白いです。





In The Light of Knowledge
2曲目は頭からLeeの心地よいギターが響く
今作のタイトルトラック。
全体的に曲調が明るく、ポジティブな雰囲気なのも良い。
こちらはシンセ要素は抑えめになってるけど、
こちらも漏れなくポップメタルな雰囲気満点。
加えて、この曲みたいに
チャカチャカ掻き鳴らすギターけっこう好きなんですよね。
途中、かなり目立たない存在ではあるけど
確かに鳴るサックスの音色も耳に入る。
これがまた良いんですよね(*´ω`*)
SHREZZERS聴いて以降、ホントサックスの虜だわ。笑


Stormrage
ポップメタルな前2曲から打って変わって3曲目、
アグレッシブに掻き鳴らすサウンドから始まる。
それこそBoOに見られるようなDjent/プログレ的なリフも。
前曲でも少しだけあったサックス要素は
この曲で本格的に展開されています。
そのソロパートがめちゃめちゃ良いメロディを奏でます。
ラストのアグレッシブパートでも
激しく吹き鳴らすサックスが呼応する感じ◎





Haven
タイトル通りな雰囲気で始まる4曲目。
そのあとに入るギターはヘヴィながらも、
とても聴きやすいメロディを奏でています。
リードとリズムの絡みも良いし、
リズム面ではもちろんベースも良いです。
こういう雰囲気の曲だからこそ、
ここでも出るサックスのマッチ具合が絶妙。
アウトロを担うのも◎です


Vitruvian Park
何って明確なことは言えないけど、
確実に聞いたことある音から始まり、
その上に重厚なピアノサウンドを鳴らし始まる5曲目。
その後、Fail Emotionsに見られるようなシンセを加え
ピアノの旋律と絡んでいきます。
そうした少し長めとも思えるイントロのあとの
ギターも曲調に合った雰囲気で展開します。
神秘的な打ち込みも相まって癒し効果高い。
そしてここでも顔を出すサックスがまた良い。
サックスの導入と共に入ってくる
バンドサウンドが重く、少し攻めの姿勢を見せます。
そのまま壮大さを保ったまま終わりへと向かう。


Highmountain
6曲目もシンセが先行するスタートを切る。
しかし、ここでは流れるようなリフが耳を突き、
主旋律のギターが前面に出た展開は、
Leeがギタリストであることを存分に味わえます。。
繊細なメロディも、ヘヴィなサウンドも
どちらも聴けるギター好きにはもってこいな曲かも。
カナダのAaron Marshal好きにもオススメできるかも。


The Reason
そんな曲からの流れで
アコギがくるとは驚きの7曲目。
流麗なリフがまたたまりませんね。
良いなぁ、この曲( ´∀`)
世に出る既存のアコギ曲のようなありがちな
エモーショナルさに振ったようなものではなく
アコギナンバーとしては新鮮にすら感じる。
確かなテクニックに裏付けされたギタリスト
だからこそできた曲かもしれませんね。


The Maven (In The Sky)
ラスト8曲目も流れるようなギターから始まるけど
こちらはバッチリ、本来のギターサウンド!
バックの壮大なサウンドと、メタル色の濃い
ラウドで変拍子を含んだギターからも
今作でこの曲がいちばんBoOに近いかもしれません。
こうした曲もしっかり入れてくる抜かりのなさよ。





以上、

Lee McKinney『In The Light Of Knowledge

でした。

2作目とは言え、個人的には初めて聴いた

Leeのソロ作、とても良いな(* ゚∀゚)

ボーカルのないインスト作ってことで、

サウンド面の展開がダイレクトに伝わり、

よりサウンドに注力して聴くことができます。

作風としても、自身が所属する

Born Of Osirisに寄せた曲もありますが、

むしろそっちの方が少数派で、

バラエティ豊かな曲で構成されてるのが良い。

中盤のサックス取り入れた曲は特に良いなぁ。

最近、サックスを取り入れるのが

バンドシーンの中にも流れが来てる気がしますが

今作でもその良さを存分に発揮しています。

そのサックス要素も相まってですが、

もちろんそれは関係なく、1枚の作品として

聴いててホントに飽きません。

今年の新譜レビュー、今回で3枚目ですが

現時点で、間違いなく今作をいちばん聴いてます。

第3週の金曜に目ぼしい新譜がなかったので

今作がさらに再生回数を稼ぐことになりそうです。笑



そんな今作

Lee McKinney『In The Light Of Knowledge

Born Of Osirisが好きな人はもちろんのこと、

インスト作品が好きな人、

それこそメタルギタリストAaron Marshal

Intervalsあたりも好きな人には

是非ともオススメです。





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