モービウス日米同時公開決定!

ソニピク頑張ったな!\(^o^)/

4月の映画はモービウスで決定です。

どうも、トトです。



映画が捗る1月

ってことで、第3週の金曜日を迎え

また新たに映画が公開されました。

今回チェックしていたのは"音"に着目されていて

作風的にも、3年前に観たデンマークの映画

THE GUILTYが浮かんできました。

その『THE GUILTY』が良かったからこそ

今回の映画に興味を持ったんですよね。

そんな作品はこちら



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ブラックボックス
音声分析捜査
(原題:Boite noire)

ヨーロピアン航空の最新型機がアルプスで墜落! 乗客・乗務員316人全員の死亡が確認される。司法警察の立会いの下、航空事故調査局の音声分析官が、ボイスレコーダー、通称“ブラックボックス”を聴く。いつもなら責任者のポロックに同行するのは、最も優秀なマチューだったが、天才的なあまり孤立していた彼は外されてしまう。だが、まもなくポロックが謎の失踪を遂げ、引き継いだマチューは「コックピットに男が侵入した」と記者会見で発表する。やがて乗客にイスラム過激派と思われる男がいたことが判明。マチューの分析は高く評価され、責任者として調査をまとめるよう任命される。本格的な捜査に乗り出したマチューは、被害者の一人が夫に残した事故直前の留守電を聞いて、ブラックボックスの音と違うことに愕然とする。今、マチューのキャリアと命をかけた危険な探求が始まる──




先日観た『スティルウォーター』は

舞台はフランスでも、アメリカの映画でした。

本作はフランス製作のフランス映画

ブラックボックス
音声分析捜査


を、公開日に仕事終わりで観てきました。

ちょいちょい"当たり"があるフランス映画

本作もアタリでした。


やはりこうしたサスペンスものは

謎が明らかになっていくにつれ、

うなぎ登りに面白くなっていく。

Black Box_03

序盤の通常業務である音声分析

その中の小さな手がかりや違和感から

真相究明に持っていく流れは良いですね。


本作の主役、マチューの"聴覚"が

映画を観る上でもしっかりいかされてました。

ヘッドホンを付ける時の感覚

ヘッドホンを付けて周りの音が遮断され
ヘッドホンから流れてくる音のみに集中される感覚

小ぃーさく聴こえる手がかりの音

聴覚が良すぎるせいか悩ませる耳鳴り、
それを防ぐ耳栓を付けた時の静音感


などなど、マチューの聴こえている世界を

こちらも味わえるような音の演出は

観てるこちらの没入感を高めます。

Black Box_02

こういう演出は、昨年観た

『サウンド・オブ・メタル』でもありましたが

映画だからこそ、視覚を楽しませるものは多いけど

こうして聴覚に注力するような映画を観ると

映画の楽しみ方も、まだ色々できるなと感じます。



ストーリーにも引き込まれるものがありました。

他の人が気付かないところにも気付くような

マチューの徹底した仕事ぶりに、

周りは『いつものこと』って感じでしたが、

今回の事件に関しては、

マチューが深く入り込みすぎて、

もうついてけんわー┐(´д`)┌的な雰囲気に。

Black Box_05

『THE GUILTY』と大きく違うのもここでした。

『THE GUILTY』は限られた場所のみでストーリーが進む

ワンシチュエーションドラマでしたが、

本作のマチューは、真相を突き止める為には

割と手段は選ばず、能動的に動くタイプ。

Black Box_01

ポロック宅に不法侵入しちゃうし、

恋人のPCから機密データパクっちゃうし、

そのへんかなりアグレッシブでしたね。

Black Box_04

なので、ポスターに書かれたキャッチ

〈音〉だけで真実を暴け!

は、ちょっと違うかな?という印象も。

真実を暴くキッカケは全て音にあったかもしれないけど

キッカケを確たるものにするために、

割と身体も使ってますしね。


そんな手段問わずなところと、

1人でどんどん核心に近づくけど、

そのせいで変人扱いされ、周りに味方がいなくなる(。´Д⊂)

終盤には職場を更迭までされるも、

デスク整理をしている最中に

ふと目を留めた音声ファイルの更新日時が

最近になってることに気付き、

最後の追い込みをかけていくところなんかも

ゾクゾク感を増していきました(* ゚∀゚)


あ、コイツ怪しいな…

と思ったセキュリティ会社のヤツが案の定

な、展開だったけど

そこに至るにあたり、マチューは……

最初は単なる愉快犯なハッカーが、

墜落させる気はなかった飛行機もそうだけど、

カーナビとか、コンピュータ積んでりゃ

車もハッキングできちゃう時代なのよね…

コワぁ…((((;゚Д゚))))


マチューは残念な最期を迎えてしまったけど、

マチューの無念は恋人のノエミが晴らしてくれた。

真相解明の為、ノエミのPCから

無断でデータをパクり、バレた時の状況もあり

険悪っぷりがヤバかったにも関わらず、

マチューが最後の核心にたどり着いた時に、

セキュリティ会社のヤツがポロッとこぼした

何気ない言葉の違和感に気付くも、

時既に遅しでマチューは…

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時を経てのラストシーンで

最後の最後に、ポロックがマチューを信じて残した

全てを語った動画で大逆転。

この最後の最後にやったった感は

『ハドソン川の奇跡』を思い起こさせる。

ただ、ハドソン川ほどスッキリ感はないのが

これまた本作の終わり方というかね。

マチューの最期があんなんなって

え、これ解決してくれるんだよね…?

と不安になったけど、

それも杞憂に終わったエンディングでした。

ただ、本作129分の内の8割に及ぶほど

真相にたどり着こうと奔走していたマチューが

ラストシーンにいない寂しさ、虚しさはあるので

ざまぁ!

とは思いつつも、少し虚無感のあるエンディングも

何とも言えない切なさみたいなものもありますね。

Black Box_07




以上、

ブラックボックス
音声分析捜査


の感想でした。

中盤あたりからはグイグイ引き込まれました。

惜しむらくは、仕事終わりでの鑑賞、

しかも金曜日ということもあり、疲れもあったか

序盤でちょっと落ちてしまったのがね…笑

疲れと眠気がある中で観るには、

序盤はちょっとツラい展開でした(。-ω-)zZ

尺自体も2時間超えしてますんでね、

観るなら体調良いときに是非!笑





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