先日のTGAでお披露目となった
UNREAL ENGINE 5のプロモーションとして作成された
『マトリックス』のデモ版。
自分もPS5で早速やってみたけど
すっっっっっげぇ!( Д ) ゚ ゚
昨今のフォトリアル系のゲームは
映画のようなグラフィックなのも多かったですが、
これはまたこれでレベルが違ぇ!
実写だ実写…
出てきたキアヌなんかは
実写なのかCGなのかもうわっかんねーよw
UE5が実用化される+PS5なら
ここまでのことが現実になるのか…やべぇな…
どうも、トトです。
前回の『ヴェノム2』から1週間、
今年38本目の映画を観てきました。
既に旧作の感想を3つ書いている監督の最新作。
こうして最新作に追い付いたことで、
この監督の作品を、ようやく映画館で観ることができました。
Last Night in Soho
ファッションデザイナーを夢見るエロイーズ(トーマシン・マッケンジー)は、ロンドンのデザイン学校に入学する。しかし同級生たちとの寮生活に馴染めず、ソーホー地区の片隅で一人暮らしを始めることに。新居のアパートで眠りに着くと、夢の中で60年代のソーホーにいた。そこで歌手を夢見る魅惑的なサンディ(アニャ・テイラー=ジョイ)に出会うと、身体も感覚も彼女とシンクロしていく。夢の中の体験が現実にも影響を与え、充実した毎日を送れるようになったエロイーズは、タイムリープを繰り返していく。だがある日、夢の中でサンディが殺されるところを目撃してしまう。その日を境に現実で謎の亡霊が現れ始め、徐々に精神を蝕まれるエロイーズ。そんな中、サンディを殺した殺人鬼が現代にも生きている可能性に気づき、エロイーズはたった一人で事件の真相を追いかけるのだが……。
果たして、殺人鬼は一体誰なのか?そして亡霊の目的とは-!?
個人的にも大いに楽しんだ
『ベイビー・ドライバー』から4年
エドガー・ライトが監督を務める最新作
ラストナイト・イン・ソーホー
公開日の翌日、11日(土)に観てきました。
タイムリープもの、タイムループもの、
過去の年代を描いたようなもの、
新作旧作含め、近年はそういった作品もよく見てますが
今作は60年代のソーホーを舞台に描かれる。
そもそもソーホーって?
イギリス・ロンドンのシティ・オブ・ウェストミンスターに位置する一地区。20世紀に歓楽街として発展し、特に60年代後半はファッション、映画、音楽などのカルチャーがこの街を中心に爆発的に流行。「スウィンギング・ロンドン」と総称される一時代を築いた。
と、いうことらしいです。
本作で主演を務めるのは、
個人的には『ジョジョ・ラビット』ぶりに
その姿をスクリーンで観るトーマシン・マッケンジー
初見であるジョジョの頃から思ってましたが
トーマシン・マッケンジーは、やっぱりかわいい(*´ω`*)
田舎から出てきたままの素朴なエリーも
素材が良いもんだから、純粋な可愛さある(*´ω`*)
タイムスリップした夢の中でサンディに憧れ
金髪になったけど、これまたカワ(//・∀・)イィ!!
ハロウィンパーティの為の
コープスメイクもカワイイ!
それが崩れたパンダメイクもカワイイ!
鼻血が出ててもかわいい!←
可愛くない瞬間が一度たりともなかったよね!
そうした見た目的な話をするなら、
今作でも洋画にはお馴染みの
スクールカーストシーンがあってですね…w
芋い田舎娘の地味子が大都会へ初のお引っ越し
やっぱりスクールカースト底辺扱いというねw
こういう少しでも学校が絡む映画だと
ほぼほぼ間違いなく、主役側が底辺や下位に扱われるけど
少なくとも見た目の面で
主役側が負けてることの方が少ないのもお約束だよねw
サンディ役のアニャ・テイラー=ジョイも可愛かったけど、
役柄さながら、夢を追う姿は野心家の如く
目力強め、顔キツめだったからね
やっぱ柔らかい感じの、かわいい系のが良いわー
でも、何気にCHVRCHESのLaurenに似てるなー
なんて、予告編初見の時から思ってました。
Laurenはかわいい系だと思うけどもね。笑
顔つきや表情なんて、
メイクや髪型で如何様にも変えられるだろうけども。
その予告編を見てる段階では
何がどうなってスリラー/ホラーになるのかと思ったけど
なるほど確かに恐いわこれは…((((;゚Д゚)))))))
まず、ポスターから既に表されている
赤と青の光
劇中では、エリーが引っ越した屋根裏の1R
隣のフランス料理屋の伝灯が切り替わる
お馴染みのトリコロールカラーにより
部屋が赤→白→青と照らされてるのが始まりだけど
やはりホラー色が強まってくると
赤くなるシーンが多くて
そうした色による演出が際立っていました。
そして、最初は憧れの60年代ソーホーを
追体験できることに喜び、イメチェンもし、
服のデザインも先生に褒められるなど
順風満帆なところから、徐々に落ちていく…
中盤くらいからは、その60年代のシーン的に
ヤバい!と思った時にアラームで起こされ…
ってことが続いていき、それに付随して
エリーもどんどん疲弊していくので
観てる側の心情としても穏やかじゃなくなってきます( ノД`)
エリーが憧れた輝かしく光るソーホーと
サンディが体験した暗い影を落とす闇のソーホー
古き良き…なんて言われることもあるけど、
それは昔を美化して、汚いところを見せないよう
見ないようにするような言葉でもあるのでは
なんて思ってしまう。
作風としては全然違うけど、表現してることは
『ミッドナイト・イン・パリ』なんかを思わせる。
その『ヤバい!』のシーンの描き方で
"恐い"と思わせるエドガー・ライトの手腕よ。
鳥肌ゾクゾクでした。
洋画特有の悪魔、クリーチャー、(シリアル)キラー
などに頼らず、話の流れによって恐怖感を抱かせる
本格ホラー/スリラーもイケんじゃん!
と、思いながら今作を楽しんでいました。
床から無数の手が出てくるところは
((((;゚Д゚))))ひえって思っちゃったよ。笑
ただ、異形の存在による恐怖もあったのも事実。
エリーが見る幻?霊?の存在がそれで。
物語冒頭から、死んだ母の姿を視認できる
所謂"見える子ちゃん"なエリーですが、
それが物語が進んでいくにつれ、
どんどん数が増えていくってのもね。
しかもそいつら、顔の表情がハッキリしないけど
目と口の部分が影のようになっていて、
『顔』だということは
ハッキリわかるところがまた恐怖感を駆り立てる。
60年代のシーンでは
サンディが中心となり進んでいきます。
あくまで夢見の追体験をしてるエリーは
鏡の中でその姿を確認できる。
最初は鏡映しなだけなのかな?
って思ったけど、鏡の中に"いる"って感じ。
"サンディ"の追体験をしてるようなので
シーンによっては、60年代のソーホーに
エリーが存在しているかのようにも描かれるシーンがあり
そういうとこは面白かったですね。
序盤のダンスシーンなんかは特に。
カメラワークによって、人の影になることを利用し
サンディとエリーを交互に映し出すシーンは
観てるこちらとしても大いに楽しめました。
これを観てる時点ではホラー/スリラーなんて
微塵も感じないとこだったしねw
そして、エドガー・ライトと言ったら
やっぱり音に関する部分。
前作『ベイビー・ドライバー』では
その手腕を余すことなく発揮していたし、
何なら『HOT FUZZ』の時点でも片鱗はあった。
今作に於いても
シーンに合わせた選曲が相変わらず秀逸です。
歌詞の和訳も字幕で出してくれるので
シーンとのシンクロ率がグッと高まる。
曲のチョイスも作品に合わせ、
60年代の曲を使ってたと思うんだけど、
さすがにその頃の曲はわからなかったけど
映画として観ると、さすがのエドガー・ライト節でした。
エドガー・ライトの音楽愛に関しては
パンフレットに載っていたインタビューの
最後の質問の答えにもありました。
─ソーホーから消えていった場所で、もっとも惜しく思うところは?
ライブ・スポットのアストリアだよ。おまけに新たに建てられたビルはあまりに醜く、心が痛むよ。あそこでいかに多くのすごいバンドを見て、素晴らしい体験をしたことか。あそこを破壊するなんて、文化と歴史に対する犯罪だよ。他にもソーホーから消えていった映画館も多い。本当に悲しいね。
コロナ禍が影響していたとは言え、
日本でも同じようなことが起きましたよね。
エドガー・ライトの気持ちも大いに共感する。
そんな音楽面はもちろんのこと、
物語の進め方も良かったです。
やっぱり流れを見てると
現実の方でエリーに付きまとってたじーさんが
サンディを誑かしたジャックかな?
と思わせたのがミスリードだったりとかね。
これが元々警察で、劇中でサンディに
今やってることから足を洗うよう促してた人だったとは∑(OωO; )
半ばエリーのせいで生死の境を彷徨う羽目になるとは…
そりゃあエリーだって正常じゃいられなくなる。
じゃあ大家がサンディか!
と、終盤にかけてどんどんフラグを回収してくのも見事。
エリーの見てた亡霊の男たちの顔が
なんでハッキリしないのか
そこにはサンディの意識が関係してました。
自分を殺してまで夢の実現の為に自分(身体)を売った
だから男たちはのっぺらぼうにした
のっぺらぼうだと思うようにした、ってことかな。
結局、彼らも被害者であり…っていう認識も
彼らがやってることを思えば、そうとも言いきれないけど。
彼らは彼らで無惨にサンディに殺され、
エリーを襲う為ではなく、
サンディを殺してくれ…
と、エリーに伝えたかったから追ってたんだとすると
それはそれで可哀想にも思えてくる(´・ω・`)
60年代の登場人物たちは両成敗
ってことで片が付くけど、
起こっていたことがことなだけに、何とも言えませんね。
何はともあれ、吹っ切れたと思われるエリーは
60年代ファッションを取り入れたデザインで
学内コンテスト?でも有終の美を飾り、
おばあちゃんとジャックにも晴れ姿を見せ、
お母さんにも、そしてサンディにも認められ
めでたしめでたし
というエンディングでした。
以上、
ラストナイト・イン・ソーホー
の感想でした。
やっぱエドガー・ライト作品は合うな(* ゚∀゚)
と、改めて思いました。
そして、このジャンルもイケるな!と。
今年は例年以上にホラー/スリラー作が公開され
全てとは言わずとも、自分もそこそこの数の
ホラー/スリラー系を観た年となりましたが、
今年観た同系統の作品を一気に抜き去るくらい
個人的には面白かったです。
チェックしている実写作品の中では
おそらく今作が今年最後になりますが、
良い締めだったと心の底から言えますね。
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