先日のTGAでお披露目となった

UNREAL ENGINE 5のプロモーションとして作成された

『マトリックス』のデモ版。

自分もPS5で早速やってみたけど

すっっっっっげぇ!(  Д ) ゚ ゚

昨今のフォトリアル系のゲームは

映画のようなグラフィックなのも多かったですが、

これはまたこれでレベルが違ぇ!

実写だ実写…

出てきたキアヌなんかは

実写なのかCGなのかもうわっかんねーよw

UE5が実用化される+PS5なら

ここまでのことが現実になるのか…やべぇな…

どうも、トトです。



前回の『ヴェノム2』から1週間、

今年38本目の映画を観てきました。

既に旧作の感想を3つ書いている監督の最新作。

こうして最新作に追い付いたことで、

この監督の作品を、ようやく映画館で観ることができました。



20211211_015608
Last Night in Soho

ファッションデザイナーを夢見るエロイーズ(トーマシン・マッケンジー)は、ロンドンのデザイン学校に入学する。しかし同級生たちとの寮生活に馴染めず、ソーホー地区の片隅で一人暮らしを始めることに。新居のアパートで眠りに着くと、夢の中で60年代のソーホーにいた。そこで歌手を夢見る魅惑的なサンディ(アニャ・テイラー=ジョイ)に出会うと、身体も感覚も彼女とシンクロしていく。夢の中の体験が現実にも影響を与え、充実した毎日を送れるようになったエロイーズは、タイムリープを繰り返していく。だがある日、夢の中でサンディが殺されるところを目撃してしまう。その日を境に現実で謎の亡霊が現れ始め、徐々に精神を蝕まれるエロイーズ。そんな中、サンディを殺した殺人鬼が現代にも生きている可能性に気づき、エロイーズはたった一人で事件の真相を追いかけるのだが……。

果たして、殺人鬼は一体誰なのか?そして亡霊の目的とは-!?





個人的にも大いに楽しんだ

『ベイビー・ドライバー』から4年

エドガー・ライトが監督を務める最新作

ラストナイト・イン・ソーホー

公開日の翌日、11日(土)に観てきました。


タイムリープもの、タイムループもの、

過去の年代を描いたようなもの、

新作旧作含め、近年はそういった作品もよく見てますが

今作は60年代のソーホーを舞台に描かれる。

そもそもソーホーって?

イギリス・ロンドンのシティ・オブ・ウェストミンスターに位置する一地区。20世紀に歓楽街として発展し、特に60年代後半はファッション、映画、音楽などのカルチャーがこの街を中心に爆発的に流行。「スウィンギング・ロンドン」と総称される一時代を築いた。

と、いうことらしいです。



本作で主演を務めるのは、

個人的には『ジョジョ・ラビット』ぶりに

その姿をスクリーンで観るトーマシン・マッケンジー

初見であるジョジョの頃から思ってましたが

トーマシン・マッケンジーは、やっぱりかわいい(*´ω`*)

田舎から出てきたままの素朴なエリーも

素材が良いもんだから、純粋な可愛さある(*´ω`*)

Last Night in Soho_01


タイムスリップした夢の中でサンディに憧れ

金髪になったけど、これまたカワ(//・∀・)イィ!!

Last Night in Soho_02


ハロウィンパーティの為の

コープスメイクもカワイイ!

Last Night in Soho_03


それが崩れたパンダメイクもカワイイ!

Last Night in Soho_05


鼻血が出ててもかわいい!←

Last Night in Soho_04

可愛くない瞬間が一度たりともなかったよね!


そうした見た目的な話をするなら、

今作でも洋画にはお馴染みの

スクールカーストシーンがあってですね…w

芋い田舎娘の地味子が大都会へ初のお引っ越し

やっぱりスクールカースト底辺扱いというねw

こういう少しでも学校が絡む映画だと

ほぼほぼ間違いなく、主役側が底辺や下位に扱われるけど

少なくとも見た目の面で

主役側が負けてることの方が少ないのもお約束だよねw


Last Night in Soho_06

サンディ役のアニャ・テイラー=ジョイも可愛かったけど、

役柄さながら、夢を追う姿は野心家の如く

目力強め、顔キツめだったからね

やっぱ柔らかい感じの、かわいい系のが良いわー


でも、何気にCHVRCHESLaurenに似てるなー

なんて、予告編初見の時から思ってました。

Lauren-ChvrchesLandscape

Laurenはかわいい系だと思うけどもね。笑

顔つきや表情なんて、

メイクや髪型で如何様にも変えられるだろうけども。



その予告編を見てる段階では

何がどうなってスリラー/ホラーになるのかと思ったけど

なるほど確かに恐いわこれは…((((;゚Д゚)))))))

まず、ポスターから既に表されている

の光

劇中では、エリーが引っ越した屋根裏の1R

隣のフランス料理屋の伝灯が切り替わる

お馴染みのトリコロールカラーにより

部屋が→白→と照らされてるのが始まりだけど

やはりホラー色が強まってくると

赤くなるシーンが多くて

そうした色による演出が際立っていました。

Last Night in Soho_07


そして、最初は憧れの60年代ソーホーを

追体験できることに喜び、イメチェンもし、

服のデザインも先生に褒められるなど

順風満帆なところから、徐々に落ちていく…

中盤くらいからは、その60年代のシーン的に

ヤバい!と思った時にアラームで起こされ…

ってことが続いていき、それに付随して

エリーもどんどん疲弊していくので

観てる側の心情としても穏やかじゃなくなってきます( ノД`)

エリーが憧れた輝かしく光るソーホーと

サンディが体験した暗い影を落とす闇のソーホー

古き良き…なんて言われることもあるけど、

それは昔を美化して、汚いところを見せないよう

見ないようにするような言葉でもあるのでは

なんて思ってしまう。

作風としては全然違うけど、表現してることは

『ミッドナイト・イン・パリ』なんかを思わせる。


その『ヤバい!』のシーンの描き方で

"恐い"と思わせるエドガー・ライトの手腕よ。

鳥肌ゾクゾクでした。

洋画特有の悪魔、クリーチャー、(シリアル)キラー

などに頼らず、話の流れによって恐怖感を抱かせる

本格ホラー/スリラーもイケんじゃん!

と、思いながら今作を楽しんでいました。

床から無数の手が出てくるところは

((((;゚Д゚))))ひえって思っちゃったよ。笑


ただ、異形の存在による恐怖もあったのも事実。

エリーが見る幻?霊?の存在がそれで。

物語冒頭から、死んだ母の姿を視認できる

所謂"見える子ちゃん"なエリーですが、

それが物語が進んでいくにつれ、

どんどん数が増えていくってのもね。

しかもそいつら、顔の表情がハッキリしないけど

目と口の部分が影のようになっていて、

『顔』だということは

ハッキリわかるところがまた恐怖感を駆り立てる。

Last Night in Soho_08


60年代のシーンでは

サンディが中心となり進んでいきます。

Last Night in Soho_09

あくまで夢見の追体験をしてるエリーは

鏡の中でその姿を確認できる。

最初は鏡映しなだけなのかな?

って思ったけど、鏡の中に"いる"って感じ。

Last Night in Soho_10

"サンディ"の追体験をしてるようなので

シーンによっては、60年代のソーホーに

エリーが存在しているかのようにも描かれるシーンがあり

そういうとこは面白かったですね。

序盤のダンスシーンなんかは特に。

カメラワークによって、人の影になることを利用し

サンディとエリーを交互に映し出すシーンは

観てるこちらとしても大いに楽しめました。



これを観てる時点ではホラー/スリラーなんて

微塵も感じないとこだったしねw



そして、エドガー・ライトと言ったら

やっぱり音に関する部分。

前作『ベイビー・ドライバー』では

その手腕を余すことなく発揮していたし、

何なら『HOT FUZZ』の時点でも片鱗はあった。

今作に於いても

シーンに合わせた選曲が相変わらず秀逸です。

歌詞の和訳も字幕で出してくれるので

シーンとのシンクロ率がグッと高まる。

曲のチョイスも作品に合わせ、

60年代の曲を使ってたと思うんだけど、

さすがにその頃の曲はわからなかったけど

映画として観ると、さすがのエドガー・ライト節でした。




エドガー・ライトの音楽愛に関しては

パンフレットに載っていたインタビューの

最後の質問の答えにもありました。

─ソーホーから消えていった場所で、もっとも惜しく思うところは?
ライブ・スポットのアストリアだよ。おまけに新たに建てられたビルはあまりに醜く、心が痛むよ。あそこでいかに多くのすごいバンドを見て、素晴らしい体験をしたことか。あそこを破壊するなんて、文化と歴史に対する犯罪だよ。他にもソーホーから消えていった映画館も多い。本当に悲しいね。

コロナ禍が影響していたとは言え、

日本でも同じようなことが起きましたよね。

エドガー・ライトの気持ちも大いに共感する。



そんな音楽面はもちろんのこと、

物語の進め方も良かったです。

やっぱり流れを見てると

現実の方でエリーに付きまとってたじーさんが

サンディを誑かしたジャックかな?

Last Night in Soho_11

と思わせたのがミスリードだったりとかね。

これが元々警察で、劇中でサンディに

今やってることから足を洗うよう促してた人だったとは∑(OωO; )

半ばエリーのせいで生死の境を彷徨う羽目になるとは…

そりゃあエリーだって正常じゃいられなくなる。


じゃあ大家がサンディか!

と、終盤にかけてどんどんフラグを回収してくのも見事。

Last Night in Soho_12

エリーの見てた亡霊の男たちの顔が

なんでハッキリしないのか

そこにはサンディの意識が関係してました。

自分を殺してまで夢の実現の為に自分(身体)を売った
だから男たちはのっぺらぼうにした

のっぺらぼうだと思うようにした、ってことかな。

結局、彼らも被害者であり…っていう認識も

彼らがやってることを思えば、そうとも言いきれないけど。

彼らは彼らで無惨にサンディに殺され、

エリーを襲う為ではなく、

サンディを殺してくれ…

と、エリーに伝えたかったから追ってたんだとすると

それはそれで可哀想にも思えてくる(´・ω・`)

60年代の登場人物たちは両成敗

ってことで片が付くけど、

起こっていたことがことなだけに、何とも言えませんね。



何はともあれ、吹っ切れたと思われるエリーは

60年代ファッションを取り入れたデザインで

学内コンテスト?でも有終の美を飾り、

おばあちゃんとジャックにも晴れ姿を見せ、

お母さんにも、そしてサンディにも認められ

めでたしめでたし

というエンディングでした。





以上、

ラストナイト・イン・ソーホー

の感想でした。

やっぱエドガー・ライト作品は合うな(* ゚∀゚)

と、改めて思いました。

そして、このジャンルもイケるな!と。

今年は例年以上にホラー/スリラー作が公開され

全てとは言わずとも、自分もそこそこの数の

ホラー/スリラー系を観た年となりましたが、

今年観た同系統の作品を一気に抜き去るくらい

個人的には面白かったです。


チェックしている実写作品の中では

おそらく今作が今年最後になりますが、

良い締めだったと心の底から言えますね。





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