そろそろこのブログ的GOTYも

考える時期になってきました。

今年からPS5ライフが本格的にスタートしたけど

PS5専用ってのはあんまりないんだよな…

でも、プレイしたゲームの本数自体は

昨年を凌ぐわけだし、どうやってまとめようかな。

どうも、トトです。



そんな年末を控え、『ジャッジアイズ』を終えて

スパロボ30』をやっていたんですが、

アプデにより、クソみたいなバグまで追加してくれたので

自分も一旦、プレイ中止しました。

その間、どうしたもんやら…

と思って、ストアを色々と眺めていたら

ちょうどセール時期ってのもあり、

そういえば、と思っていたゲームもありで

そんなにボリュームはないやろ

と思って、このゲームに手を出しました。




ワンダと巨像
ワンダと巨像
(2018)

果てが霞むほど広大な「古えの地」
ワンダは、この大地に巨像の姿を探し求める。

「古えの地」の各所に散らばる巨像。その容姿は様々。巨像とはいったい何なのか。

失われた少女の魂を取り戻すため、自身の何十倍もの大きさの巨像に、臆することなくしがみつきよじ登り、何度でも知恵と勇気で立ち向かう、ワンダ。
「少女を救う」
その一心で彼が向かう先は、希望か、それとも――



初作は2005年にPS2用ゲームとして

今は無きJAPAN Studio開発により制作されました。

そして2011年には、PS3用にHDリマスター化され、

さらに2018年、良質リマスター・リメイクスタジオ

USのBluepoint Gamesによりフルリメイクされ

4K HDR、60fps対応のPS4版として生まれ変わった

ワンダと巨像

個人的にも初プレイでした。

PS4版リメイクとは言え、ウチのプレイ環境はPS5

上記の恩恵はしっかりと受けています。


普段はまずやらないタイプのゲームですが、

Ghost of Tsushimaにてコラボアイテムが出ていて

Ghost of Tsushima_20210911210946


他のコラボ2作

GOWとブラボはやっていたのもあって、

じゃあ今作もいつかやってみようと思ったのがキッカケです。

そうしてプレイしてみての感想としては

言葉で表すのは難しい…

まず、難易度ノーマルでプレイして

エンディングまで約8時間、

続き、イージーでは約5時間、

合計約13時間ほどプレイしました。

言葉で表すのは難しいけど、

他のゲームでは味わえない体験だったのは確かです。

その感想を、ネタバレありきで語っていこうと思います。




まずストーリー

主人公のワンダが、肉親なのか、恋人なのか

少女の魂を呼び戻すために、禁断の地に訪れ

ドルミンという天の声に導かれるまま

巨像を屠っていく

それ以上でも以下でもありません。

巨像以外の敵対勢力なんて全くいません。

登場人物もワンダと少女のみ。

そこにドルミンと愛馬のアグロ。

メインはこれのみ。

ワンダは基本的に喋らない主人公だし、

オープニングと終盤に他キャラが出てくるけど

ゲーム全体のセリフテキストなんて

200字あるかないかくらいなんじゃないの?

ってくらい、超絶シンプルなゲームです。


ワンダと巨像®_20211120125715

ゲームとしてのメインも

巨像と戦う

以外のことはしません。

この地に眠る、全16体の巨像を倒すのみ。

気持ち程度の収集要素がパワーアップ要素になっているものの

レベルという概念もありません。


そして、その主人公ワンダ

他のゲームの主人公みたいに

超絶スキルやハイパーフィジカルなんてものはなし。

フツーの人です。

ワンダと巨像®_20211122110544

こんな断崖絶壁、ホライゾンのアーロイや

アサクリのアサシンたち、ツシマの仁さんだったら

平気でガンガン登っていくんだろうなぁ…

なんて思うけど、ワンダくんにそんな能力はありません。笑

強いて言うなら、巨像に振り落とされないよう

グリップ力(握力)に秀でているくらい。

それ故に、ゲームしながらヤキモキすること多々。

(# ゚皿゚) あぁああぁああぁああ!!

(# ゚Д゚) あぁー!クソっ!!

(# ゚Д゚) ……あー面倒くせぇ(イライラ)

と、プレイ中に何度言ったかわかりません。笑


トレーラーにあるように

自分の何十倍も大きな巨像相手に

ワンダと巨像®_20211120130817

脚から、振り下ろされた武器から、上からジャンプして頭から

巨像にしがみつき、振り落とされそうになりながらも、

弱点を見つけて、剣を突き刺す。

ワンダと巨像®_20211120122408

油断すれば吹き飛ばされ、高所から落下し、

強力な一撃に気絶し、気を失っている間に追撃され、

死に至る。

ホンットにフツーの人なんですよね、ワンダくん。

ワンダと巨像®_20211121161749


加えて、ゲーム的なことを言うなら

巨像の場所を教えてくれる剣の光

これ、結局のところ大雑把にしか示してくれなくて

目の前に岩壁があっても、その先にあれば岩壁を差すし

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近くにくると黄色い光にはなるけど、

方向を示してくれなくなるので

入り組んだ道とかだと余計にわかりづらくなる…(# ゚Д゚)イラッ


加えて、操作性も大して良くないし、

割とカメラもクソ。笑

水場での戦闘なんて最悪もいいとこw

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アグロに乗っても、

他のゲームと違い、軽快さよりも

重さを感じるような走り、駆ける音は良かったけど

小回り利かない、手綱操作も思い通りとはいかず微妙…

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これがリアルな馬の走りか

と言えばそうなのかもしれないけど…

しかし、それがフツーの人であるワンダと、

この地を初めて訪れたワンダと意識を共有し、

没入感を高めてくれる要素なのかもしれません。


しかし、このゲームのキャッチコピーとなっている

最後の一撃は、せつない。

ってのも、ゲームを進めていくと

何となくわかる気もします。

ワンダと巨像®_20211121173858

そもそもドルミンに言われるがまま

巨像を倒していくけど、

ホントにそれで少女の魂を戻すことができるの?

ワンダには巨像を倒す理由はあるけど、

巨像はワンダを倒す理由なければ、

ワンダに倒される理由もないしさ…

倒したあとは拠点の古の祠に強制的に戻され、

倒した巨像の影が見下ろしてるのが

なんか恐いし、悲しげでもある…(´・ω・`)

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これらの感覚も、

たぶんプレイした人にしかわからないと思う。


そうしてプレイした人に評価された故か

賞レースでもかなりの結果を出しています。


平成17年度 文化庁メディア芸術祭
エンターテインメント部門・ゲーム/遊具/キャラ審査委員会推薦作品

ゲーム・デベロッパーズ・チョイス・アワード
Innovation
Game Design
Character Design
 Technology
Visual Arts
Best Game
計6部門にノミネートされ、☆を付けた5部門受賞

日本ゲーム大賞2006 優秀賞受賞

USタイム誌が2012/11/15に発表した
歴史上最も偉大なビデオゲーム100本に選出

日本初、Best Game of The Year受賞


中でも後ろ2つ、

偉大なゲーム100選」と「GOTY」は

言わずもがな、日本ゲーム史でもかなりの偉業だと思います。

まぁ、これはリメイク版ではなく

オリジナル版のPS2、リマスターでのPS3版での受賞ですが。

しかしこれ、現代なら

オープンワールドにカテゴライズされそうな

だだっ広いシームレスなフィールドで

ファストトラベルもなく、移動速度も大して速くない。

巨像以外の敵はなし、セリフも極少、やることはシンプル、

こんなアウトローな作品が

よくぞここまで世界的に受け入れられたなと驚きます。笑



そのへんのゲームデザインに関しては

リメイク版もしっかり踏襲してますからね。

そんなリメイク版の目玉はやはり何と言っても

グラフィック面の大幅向上


公式で出てるPS2、PS3、PS4それぞれを見てみると

その差は明らかです。

さらに、このリメイク版にはフォトモードが実装されました。


いくらシンプルすぎるゲームデザインだとは言え

フォトモードの公式トレーラーが

本編のどのトレーラーよりも長いの笑うわw


自分もフォトモードで写真撮るの好きなので

これがあることは嬉しかったけど、

もはや時代は2021年

ホライゾン、スパイダーマン、ツシマ、ラチェクラ…etc

本作よりも遥かに優れたグラフィックを持つゲームを

先にプレイしちゃってますんでね…(。-∀-)

ぶっちゃけそこまで捗りはしませんでした。笑

フォトモード記事を別に上げるほどは取りませんでしたしね。

ここにサクっと載せるだけで良しとします。

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何だかんだ、廃墟都市とか水場、

巨像との戦闘シーンは写真も捗りますね(* ゚∀゚)

やっぱ自分の何倍もデカい相手と戦うって

テンション上がりますね!

巨像の頭の上に立って剣をかざすのは

ちょっとハマりましたw

マジで一瞬を捉えないと、

ワンダくん、すぐよろけるので意外と撮るの大変でした。

後半の巨像では、そうして遊んでる余裕すらなくなりましたがw

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と、そんな感じで

ワンダと巨像

の感想でした。

イライラしつつも、巨像を倒し、

自分のその目でエンディングを見れた人は

このゲームの

言葉にできない良さ、面白さに気付くかもしれません。

多くの人に評価されるには

それだけの理由があるってのも大いに納得できるゲームでした。