ロシア産スペシャルバンドのSHREZZERS

Thy Art Is MurderCJを招いた新曲を公開。

プログレ風のリフ、もちろんCJの厳ついボーカルも相まって

これまでの曲と比べても、かなりコア感が強い。

そこに入るサックスがまた堪らんなぁ(*´ω`*)

これまでも先行曲はちょこちょこ出してるし、

いよいよ来年は2枚目のアルバム来るかな?(* ゚∀゚)

どうも、トトです。



今回の新譜は10月の見逃し盤。

全くのノーマーク&知らないバンドでしたが

Spotifyのトップにある『本日のおすすめ』の中に

確か今作があって、

中国の変面師みたいな仮面のアートワークが気になり

試聴したことが始まりでした。

これがサブスク時代の『ジャケ買い』か。笑

そんな今年87枚目の新譜レビューはこちら。




20211115_085101
The Home Team『Slow Bloom』
01. Move It or Lose It
02. Right Through Me
03. Watching All Your Friends Get Rich
04. Eat You Up
05. Scary Movies
06. Slow Bloom
07. Another Night Alone With You (feat. Yvette Young)
08. Who Do You Know Here?
09. On
10. Sails
11. Danger (feat. Jeff Loomis & Veil of Maya)





US産POP PUNKバンドThe Home Team

2枚目となるアルバムSlow Bloom

Revival Recordingsから10/22にリリースされました。


初めましてバンドではあるけど、

バンド名は初めて見た感じしないんだよな…

Homesafeとか、名前似たバンドもいるからな。笑

そんな既視感あるバンドThe Home Team





前作までは、これらの曲を聴いてわかる通り

紛れもない良質POP PUNKを鳴らしていました。

この頃からちゃんと知っていれば…!

と、遅咲きの自分が思うのも

もはや珍しくも何ともないですが。笑

こうしてリリースされた2枚目のアルバム

遅ばせながら、早速聴いていこうと思います。




Move It or Lose It
静かに始まる冒頭からR&B感のある雰囲気で
IssuesとかONE EYE CLOSDらしさがある1曲目。
もはや1曲目からPOP PUNK要素は皆無でしたw
ノリとリズム感に優れ、体揺らしたくなる感じ、
耳触りの良いキャッチーなメロディも良い。
一時期、この手のサウンドも少し流行りましたが
最近はすっかり成りを潜めていたので、
若干の懐かしさと共に、改めて良さを実感。
中盤くらいの歌もの的なクリーンな感じも良いですね。





Right Through Me
同じくR&B調であっても、勢いあるサウンド、
よりバンド感が強く出てる気もする2曲目。
前曲よりもアップテンポで攻め感もあり、
それこそ昨今のモダンロック系ポスコアらしさもあり
耳馴染みの良いサウンドとメロディが◯です。
時折挟まるファルセットボーカルも良いです。





Watching All Your Friends Get Rich
クラップによるキャッチーさと
更なるリズム感の強化を感じる3曲目。
それゆえかベースがかなり良い感じです。
テンポ感に優れ、Dance Gavin Danceっぽさもあり
前面に出てくるワケじゃないけど
ホーンサウンドも展開してるところが良いですね。

MVではホラー映画の定番キラーたち
ペニーワイズ、ジェイソン、フレディが
オフィスに馴染めないまま、上司っぽい人を
結局殺しちゃうのが面白いw
その中で、わかりきってたことなのに
ジェイソンがコーヒー飲む(飲めてない)とこで
声出して笑ってしまったw
エンドロールで札束を掃除するとこまで含めて
コメディ色強いMVでフツーに好きですw





Eat You Up
一気にポップ感が強まるイントロで始まる4曲目。
緩めのテンポで始まり、少し上がるサビのテンポ感
リズム感がまた良いですね( ´∀`)
シンセも良い感じで、そのサビの部分は
また少しレトロな雰囲気を感じるのも良いです。
そこで掻き鳴らされるギターの感じとかも
こういうの好きなんですよねー。





Scary Movies
そんな掻き鳴らす竿隊がクールなイントロの5曲目。
その後のベースがまた良いっすね。
タイトルのような『恐い映画』って雰囲気はは
曲調からはまるで感じないオシャレ感。笑
ここで使われるシンセサウンドも
前曲同様のレトロ感があり、
現代のバンドサウンドと上手く馴染みます。

てか、3曲目で
ペニーワイズ、ジェイソン、フレディ出してんだから
この曲で3人出してMV作るべきやろがw


Slow Bloom
ボーカルとフィンガースナップから始まる
今作のタイトルトラックとなる6曲目。
序盤は、これまでの曲よりもテンポ落とし、
2コーラス目の途中でテンポアップするとこは
踊りたくなる心地良いリズムに変化します。
ボーカルの雰囲気とリズム感が気持ち良いのが
Siameseっぽさを醸し出している気もします。
サビではボーカルが歌ったあとにのあと、
そのボーカルと同じメロディをなぞるサックスが◯
おぉーーーー!Yeah!!
からの後半、転調して賑やかになるとこも良い。
そこのパートをはじめとして、サックスパートが
けっこうな賑やかし要素を兼ねててとても良い。
\(^o^)/ サックス万歳 \(^o^)/

MVはメンバーが制作スタッフとなり、
演奏するバンドを決めていくような内容。
結局、最後に選ばれるMetallicaSlayerのTシャツに
ムキムキのマッチョがいるバンドが選ばれるけど、
お前らじゃないやんwww
っていうツッコミ所のあるオチで笑ってしまったw
これなら最初のバンドがいちばん合ってたのでは?w





Another Night Alone With You (feat. Yvette Young)
7曲目はスローテンポだけど、
どこか心地良いメロディを展開しています。
たまに鳴るSEは水の中にいるような雰囲気で、
先日、感想記事を書いた『Kena: Bridge of Spirits』
Rotを見つけた時みたいなSEも良いです。
それこそそのゲームやってなきゃわかりませんが。笑
この曲では現代のマスロック系ギタークイーン
CovetYvette Youngがゲスト参加しています。
ギターでも参加してるかどうかはわからないけど
昨年リリースした最新作から解禁していたボーカルで
終盤にYvetteが参加しているパートがお目見えします。





Who Do You Know Here?
8曲目は、これはこれでノリというかなんと言うか
当時レビューを断念したSet It Off
『Upside Down』後半のような雰囲気を感じます。
小声で歌詞を詰め込んだような少し早口パートも
ちょっとSIOっぽいっちゃぽいんだよね。笑
と、そんなSIOを感じるほどにポップであり、
耳馴染みの良いリズムやメロディ展開が良い1曲。


On
9曲目は再びIssuesっぽさを感じるイントロから。
そうしてR&B感あるヤツは、やっぱその名の通り
リズム感に優れていて、聴いてて気持ち良いんだよな。
コーラスにより、シンガロング感のある
声量の多さを実感できるところも良いです。
そして、ここでも曲を彩るホーンサウンドが◎
終盤はホーンサウンドと声量の多さによる、
賑やか且つ、良い意味での騒がしさが良い。


Sails
10曲目はアコギをつま弾く、弾き語り調でスタート。
コーラスと共にサウンドに色を付けていき
アコギだけでは実現不可な心地良いサウンドに。
シンセにコーラスに、浮遊感が漂います。
しかし、やはり基本はアコギがメインです。
後半以降の口笛がまた、アコギと合いますね。


Danger (feat. Jeff Loomis & Veil of Maya)
ギターから先行するラスト11曲目は
サウンド、ボーカル的にも再びDGDを彷彿とさせます。
So better luck next time
から始まるコーラス込みで声量増えるところは
短いながらもシンガロング必須。
シャウト気味に叫ぶボーカルのあとは
唸るギターソロが控えています。
VoMは全体的にいるのか、一部なのか、
イマイチ判断に迷うところではあるけど
わかりやすすぎるギターソロパートは
そりゃゲストが弾くやろってことで
このソロパートがJeff Loomisかな。
Arch Enemyでギターを弾いてたこともある
御年50にもなるギタリストをよく呼べたなw





以上、

The Home Team『Slow Bloom

でした。

昨今はPOP PUNKバンドも

サウンドの変化によるジャンル移行も少なくないですが

(* ゚∀゚)イィ…!

と、素直に思える作品でした。

11月第2週の金曜日は、さして新譜もなかったこともあり

次の金曜までは、ほぼこれしか聴いてなかった

ってくらい、ハマっていました。

レビュー中にも名前を出したようなバンドを感じる

R&Bからくるリズム感、テンポ感の良さ

これがまたとても良かった。

POP PUNKから同様のサウンドになったバンドで

Boys of Fallの前作とかも良かったですが、

それよりもPOP ROCK調というか、

キャッチーさや耳馴染みの良さは上な気もします。


冒頭には前作までのPOP PUNK然とした曲を貼りましたが

その頃の曲の中でも



今作の布石になるような曲も既にあったんですね。

これが上手く今作で昇華した感じですね。



そうして新境地に達したバンドの最新作

The Home TeamSlow Bloom

以下に挙げるようなバンドが好きな人には

大いにオススメできる作品です。

是非!





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