いや、新譜に入れてよ何言ってんだ…

新譜出すけど、それ以外に新曲6曲完成してるんだ(キリッ

こんなんでドヤられても嬉しくもなんともないわ(。-ω-)-3

アルバム出した数ヶ月後にシングル出すバンドとかも

最近よく見かけるし、↑こういうことなのかもしれないけどさ

いや、アルバムに入れろよ

と、思ってしまうのは自分だけでしょうか。

どうも、トトです。



夏の賑わいが嘘のような今月の新譜リリース

そんな中で今年77枚目の新譜レビューは

これまたウチで初めて取り上げるバンドです。

知ったのは確か去年だった気がするけど、

そこからバンドの情報を追いつつ、

こうしてようやく取り上げることができました。




20211022_110305
Starset『Horizons』
01. UNVEILING THE ARCHITECTURE
02. THE BREACH
03. OTHERWORLDLY
04. ICARUS
05. EARTHRISE
06. LEAVING THIS WORLD BEHIND
07. DEVOLUTION
08. ANNIHILATED LOVE
09. ALCHEMY
10. DISAPPEAR
11. ENDLESS ENDEAVOR
12. SYMBIOTIC
13. DREAMCATCHER
14. TUNNELVISION
15. INFECTED
16. SOMETHING WICKED





US産ロックバンドStarset

2年ぶり4枚目となるアルバムHorizons

Fearless Recordsから10/22にリリースされました。


Fearlessなんだ!∑(・ω・ノ)ノ

ってのがまず驚いたんだけども。

どうやら2ndでヒット飛ばしたようで

MVも数百万回再生は当たり前、

中には1,000万、さらにそれを大きく凌ぐ曲まであって

メジャーバンドだと思ってたんだけど

インディーの中では大手とはいえ、

Fearlessって文字通りインディーレーベルなので…



↑この曲なんて6,000万射程圏内よ?(;  ゚Д゚)


そうして売れてると思ってたので

2013年結成っていう事実にも驚きでした。

10年経ってねーのかよ…(;  ゚Д゚)

音楽性的にも似てるものは感じたし、

Skilletレベルのキャリアかと思ってたw


2018年にはHYDEのサポアクで来日…

って、何で?どういう繋がり?(。-∀-)笑


と、調べれば調べるほど

驚きの事実が次々と出てくるStarsetの最新作

早速、聴いていこうと思います。




UNVEILING THE ARCHITECTURE
まずオープニングの1曲目は2分未満のインスト曲。
今作の世界観を示すような、
今作の世界観に入り込むような、
それでいて映画のオープニングのような…
そんな雰囲気を醸し出すオープニングトラックです。


THE BREACH
前曲のどんどん音が大きくなるアウトロを遮り
クリーンボーカルから幕を開ける2曲目。
バンドサウンド自体は確かな重さを感じつつ、
ボーカルの雰囲気や、バックに鳴るストリングス等により
音の重さよりも、クリーンな様が目立ちます。
しかし、後半のブレイクパートでは
サウンドの重さが存分に引き立ちますね。





OTHERWORLDLY
エコー増し増しなボーカルから始まる3曲目。
攻め感も見られた前曲とは対照的で、
こちらの方がソフトで歌もの的な印象を受けます。
少しエフェクトもかかってるかな?と思える
タイトルを繰り返し歌うところはコーラス的でもあり
ライブではシンガロングポイントになり得ます。
曲のラスト30秒ほどは、どこかのラジオから
流れているようなサンプリングメッセージと
ピアノとストリングスを交えて終わります。


ICARUS
誰しも一度は見聞きしたことがあるであろう
ギリシャ神話に登場する人物をタイトルにした4曲目。
その名を歌う部分のボーカルがまた美しいです。
イントロはヘヴィなバンドサウンドにストリングスが光る。
重さ際立つ部分と、メロディが際立つ部分と
対照的な二面性が耳を引きます。
再び転調するエンディングは、
美しさ際立つピアノの旋律で幕を閉じます。


EARTHRISE
そんなピアノから続くような雰囲気で始まる5曲目。
浮遊感のあるアンビエントなサウンドから幕を開け
ストリングスを交えた後ろで鳴る音は神秘的でもある。
打ち込みのようなキャッチーなコーラスも
その神秘性を引き立たせます。
そこにバンドの重いサウンドが乗り、
クリーンボーカルが展開します。
そしてここでも転調するアウトロは、
イントロと同じようなアンビエントさと
どこか神秘的な様相を纏い、余韻を持って終わります。


LEAVING THIS WORLD BEHIND
6曲目は頭からヘヴィなギターがぶん殴ってくる。
ここでも背景にアンビエントサウンドを巻きつつ
ストリングスがその雰囲気を引き立てます。
サビに入るとバンドサウンドも攻めの姿勢に。
2サビ後インストパートのギターサウンドは
Djent/プログレ的な重さとリズミカルさを弾きます。
曲の最後にもそんなギターがプレイされます。
三度、ガラッと雰囲気を変えるエンディング。
もはやここは次の曲への繋ぎ的な役割な気も。


DEVOLUTION
流れるようなシンセから始まる7曲目は、
その流れを汲むように、今作の中では
最もアップテンポな展開ではないでしょうか。
ボーカルは変わらずクリーンのみだけど、
やはりテンポ感速めで聴いてて心地良い。
おーおーコーラスもキャッチーでシンガロング感。
中間に少し長めのサンプリングメッセージを挟み
本来のバンドサウンドとストリングスに戻り、
ここで初めて叫ぶボーカルが相見えます。
個人的にもここまででいちばんのお気に入り。


ANNIHILATED LOVE
ここまで来て、ようやく折り返し地点の8曲目。
全16曲のボリューム感を実感しますね。
一定のリズムを刻む打ち込みにストリングスが加わる。
"動"の前曲と違って、"静"の雰囲気が強いです。
しかし、サビでバンドサウンドが前に出ることで
この曲の中でも静と動を感じられます。
シンセの部分がちょっとBring Me The Horizonっぽい。


ALCHEMY
再び雰囲気の変わる前曲のラストから繋がり、
すげぇ懐かしい感じのシンセから幕を開ける9曲目。
ここでもバンドのヘヴィサウンドとは対照的に
劇場的なストリングスが取り入れられています。
それに加えイントロであったシンセサウンドも。
その特徴的なシンセはアウトロでも。
そんなアウトロで締めたあとのラスト1分、
少し古ぼけた音声が若干の恐怖感を煽る。


DISAPPEAR
10曲目は、およそ6分にも及ぶ今作最長トラック。
ストリングスをバックに歌うボーカルから引き込まれます。
序盤はそんなボーカルを堪能できるような、
音数も少なく、控えめで、ボーカルが際立つ展開。
ストリングスを伴いながら、ドラムをはじめ、
だんだんバンドサウンドが形成されていきます。
ここまでの曲からも感じていたけど、
普段自分が使う言葉、好きなジャンルとしての
シアトリカルとは別の意味で劇場的であり、
映画のサントラみたいだな、この作品。
最後にテンポアップするのがまたアツく、
再び転調するはマジで映画音楽が鳴ります。
壮大な映画音楽すぎて、ちょっと笑っちゃうレベルw


ENDLESS ENDEAVOR
コア系バンドのようなイントロから始まる11曲目。
しかし、ボーカルが入るとコア感は瞬く間に消え去ります。
サビの壮大さにはスタジアム級の大きさが想像できる。
打ち込みのエコー感とか、ストリングスとか、
でかい会場で映えるような要素がてんこ盛りで、
そういった会場でこそ聴きたくなる。
後半に出てくる、イントロと同様のコア感も
大きな会場で映えそうな雰囲気満点です。
Architectsが大会場で映えるんだから、
Starsetのサウンドに関しても容易に想像できる。


SYMBIOTIC
オルタナポップ感のある始まりを見せる12曲目。
しかし、その後はしっかりバンドサウンドを展開し
オルタナ"ロック"な様を見せつけます。
2コーラス目に耳を引くのはベースラインですね。
この曲でも漏れなくストリングス要素ありで、
やはり大きな会場を想像させます。


DREAMCATCHER
13曲目は、在りし日のエレクトロコア系なイントロから。
そこからサウンド控えめでボーカルを歌わせるのも
もはやこのバンドの様式美かね。
これまで通り、やっぱりストリングスも入れつつ
"DEVOLUTION"に次ぐアップテンポ感を見せます。
今作にボリュームがあるからこそ、
後半でこうしてアップテンポな曲があることで
ダレずに聴けるのは良いですね。


TUNNELVISION
そんな変化球的な展開はこの14曲目でも。
冒頭から劇場的なストリングスが響きつつ、
ラップ調にも聴こえるボーカルが特徴的。
2コーラス目はサウンド、テンポ感もあって
余計にラップ調な感じに聞こえてきます。
それでもサウンドはちゃんとStarset感があるので
違和感なく溶け込んでいます。


INFECTED
ぶつ切りになるような打ち込みコーラスから始まる15曲目。
ミドルテンポなんだけど、それらしいテンポ感が
どこかニューメタル的な雰囲気を感じさせる。
縦ノリ感があるのがポップでもあります。
それでも、ここまで展開してきたような
ストリングスを取り入れた壮大さもあり、
こちらもしっかりStarsetらしさも感じられます。


SOMETHING WICKED
時計の針音のように淡々と刻まれる音に、
重厚なピアノと共にボーカルが歌い始まるラスト16曲目。
哀しげなピアノの弾き語り風の曲に、
もはやお馴染み、そこにストリングスも加わり、
後半にはバンドサウンドも本格化します。
短く、一瞬だけどボーカルの咆哮も放たれ、
映画のようだった作品のラストに相応しく、
エンディングにピッタリの雰囲気の曲で、今作を締め括ります。





以上、

Starset『Horizons

でした。

いやー、苦労した!

曲数のボリュームがあるのは望むところだけど

1曲1曲の尺が、ほぼ5分前後!

アルバム1枚の総尺なんと

71分にも及びますw

そりゃあレビューするのだって苦労する(。-∀-)w

通常のアルバム2枚分、

EP換算したら4~5枚にもなり得る分数だものw

これをよく現行バンドが作ったもんです。

その創作意欲の半分でも、

単発、単尺作品連発のバンドに分けて欲しいくらい。


しかし、レビューの中でも言いましたが

ホント、映画のサントラを聴いてるような作品でした。

サウンドのメジャー感ハンパない。

これを結成10年にも満たないバンドが作ってるって

すげーっすね…(;  ゚Д゚)

その雰囲気を後押ししてるのも、

曲ごとにあった最後のインスト部分。

他のバンドなら1トラックとして収録しそうな

曲の最後に、全く別の雰囲気のサウンドや

メッセージを盛り込んでるのも今作の特徴か。

その部分をそうしてトラック分けするバンドのように

Starsetが今作で同じことしたら、

1枚20~30曲になってたところだw


それに加えてシンセやストリングスで

壮大さには更なる拍車をかけています。

ストリングスの多さに関して言えば、

バンドサウンド自体の重さも相まって

近年のArchitectsのような印象も受けます。

Architectsからコア感抜いたらStarsetになる

ってくらいに。


そんな大作映画のような壮大な作品

Starset『Horizons

是非ぜひ、チェックしてみてください。





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