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それをネタにブログも書いてます!

どうも、トトです!



それでは、前回のWage Warに続いて

今年73枚目の新譜レビューといきましょう。

今回のバンドも喜怒音楽初登場。

新譜が出るまでノーマークだったし、

もちろん知りもしないバンドでしたが

レーベルから上がってた新曲を聴き

お!(* ゚∀゚) っと思って聴いてみた次第。

そして、こうして記事にてお目見えです。




20211002_002133
Dying Wish
『Fragments Of A Bitter Memory』
01. Cowards Feed, Cowards Bleed
02. Hollowed By Affliction
03. Innate Thirst
04. Severing The Senses
05. Fragments Of A Bitter Memory
06. Cold Hearts In Bloom
07. Until Mourning Comes
08. Now You'll Rot
09. Blood Laced Misery
10. Enemies In Red
11. Drowning In The Silent Black





USはオレゴン州ポートランド出身の

女性ボーカルメタルコアバンドDying Wish

デビューアルバムとなるFragments Of A Bitter Memory

SharpTone Recordsから10/1にリリースしました。


Spiritboxに続き、今年2つめとなる

女性ボーカルのメタルコアバンドを取り上げます。

こうして女性ボーカルの若手もどんどん出てきますね。

しかも、コア方面に。

その中でもSharpToneに目をつけられるだけでも

ある種の成功は約束されたものかもしれません。

あとはバンドの地力がどれだけのものか

それをこの記念すべき1stアルバムを聴いて

確かめていこうと思います。



Cowards Feed, Cowards Bleed
のっけからvo/Emmaのシャウトから始まる1曲目。
そして早くもブレイクダウンで落として、
Emmaの叫びと共に疾走パートへ突入するヾ(* ゚∀゚)ノ
走ったあとは再びブレイクダウンで落とす!
セオリー通りだが、それが良いのです。
たったの1'45"のショートトラックですが、
バンドの音楽性を示すには十分、
そして、これぞオープニング!ってほど
目の覚めるような1曲目でとても良いです。

この曲のMVと同時にバンドを知りましたが
曲はもちろん、真っ赤に染まっていくMVも
インパクト大ですね。





Hollowed By Affliction
ヘヴィサウンドと高く鳴くギターから始まる2曲目。
イントロを抜けると、ここでも疾走パートへ。
1曲目の時よりもスピード感はやや欠ける。
ひとしきり走ったあとは、ここでもしっかり
ブレイクダウンで落としてきます。
Emmaの咆哮と共にシンガロングパートもある。
最後にEmmaとは違う、男性ボーカルと思われる
スクリームが出てくるけど、Geniusで調べたら
Tyler Norrisとありました。…誰やろか?(。-∀-)
バンドやってるなら検索して出てくるもんだけど
検索結果からも判断ができませんでした。


Innate Thirst
Emmaのシャウト一発!
のっけからブレイクダウンをかましてくる3曲目。
そのままEmmaの獣じみた咆哮と共に、
アグレッシブなサウンドで展開していきます。
2コーラス目は転調し、疾走パートをキッカケに
テンポアップして、さらなる攻め感を出します。
そしてフラグ通りに落とすブレイクダウン。
ブレイクダウン多いバンドで良いですね。笑


Severing The Senses
ドラムと竿隊の繰り返すようなリフと
Emmaのシャウトからスタートする4曲目。
冒頭を抜けると、やはり走ってくれる!w
しかしこの曲では、これまで叫び通してたEmma
ほんの少しだけど、サビではクリーンを歌っています。
(* ゚∀゚)イィネ! キャリアを積んで、
将来的にクリーンがあっても大丈夫な声質です。
Emmaのクリーンパートで叫んでるのは他のメンバーかな?
それなら、こういう体制になってもいけるやんね。
ってのを感じさせてくれる1曲でした。


Fragments Of A Bitter Memory
アルバム中盤、5曲目にはタイトルトラック。
イントロはゆっくりヘヴィに…と思いきや、
Emmaのシャウトキッカケで走る!w
前回レビューしたWage Warが失くしてしまった疾走感は、
Dying Wishがこれでもかってほど取り入れてますねw
ここでも一瞬クリーンを響かせる展開があり、
そのクリーンが出てくるところは
サウンド、メロディもエモーショナルです。
ここまで攻めまくりだったところからも、
意外なギャップが生まれて良いですね。
走って落とすだけじゃなくて、こういうのも出来る
こういう曲も作れるのねっていう。
ラストのブレイクダウンも後ろになる音が
エモーショナルで、そうなるとEmmaのシャウトも
エモーショナルな雰囲気で聴こえる不思議。
その雰囲気のままゆっくりフェードアウトしていきます。
ライブの最後とかに真価を発揮しそうな終わり方です。


Cold Hearts In Bloom
そんな雰囲気は6曲目のイントロから打ち消されます。
メタル感を大いに感じるギターメロディから、
手数の多い軽快なドラムを皮切りに、
やはり疾走パートからスタートしてくれます。
この曲ではけっこうギターが耳を引きますね。
この曲でもEmmaと別メンバーと思われる
スクリームと押収みたいなパートもあって、
男女ツインスクリーム的なところ良いですね。
そして、この曲の終わりかたもエモーショナルな雰囲気で
ゆっくりフェードアウトしていくアウトロでした。


Until Mourning Comes
ブレイクダウンから入る感じ久々ー( ´∀`)
な感じで始まる7曲目ですが、そんなイントロのあとは
もちろん走りますw
Dying Wishのライブだとサークルが捗りそうだw
サビでは、ここでもEmmaのキレイなクリーンが。
そのあとは再びツインスクリームを展開。
まだまだ男のみの編成が多いバンドシーンに於いて
やはり女性ボーカルは、それだけで際立つし、
それが叫べるってなると尚更目を引く材料になる。
クリーン歌えば、それはまたそれで武器になるし。
SharpToneも、また良いバンドと契約しましたね。


Now You'll Rot
速めなテンポで淡々とリズムを刻むドラムと、
ヘヴィなギターが耳を引くイントロの8曲目。
サウンドはそのまま、ここにEmmaの咆哮が入る。
そのあとは?やっぱり?
走るよねぇw  ≡≡≡ヘ(*  •̀ω•́)ノ
そしてそのあとは?落とすよねぇw
と、フラグ通りにブレイクダウンをぶち込みます。
しかし、合間に雰囲気の違う展開の曲もあったので
セオリー通りの展開を見せる曲も序盤以来ですね。


Blood Laced Misery
9曲目もイントロはヘヴィサウンドから。
そこから流れるようなギターリフを挟んで、
そのままアップテンポにEmmaを加えて進みます。
ヾ(*≧□≦)ノ Land of the free!!
(Ripped from underneath)

ヾ(*≧□≦)ノ Cries of sorrow!!
(Forsaken, left to suffer)

と、シンガロングから入るサビは、
Emmaと交互にシンガロングするのが良いですね。
後半のブレイクダウンもシンガロングから入るし
ここへ来て、シンガロングが映える曲は良い(* ゚∀゚)


Enemies In Red
前曲のアウトロからそのまま繋がり、
軽快なドラミングから幕を開ける10曲目。
Emmaのシャウトから本格的なイントロに入り、
重低音を響かせながら進んでいきます。
他の曲でも感じてたことだけど、メタルコアとはいえ
ハードコア的な要素も強いよねこのバンド。
この曲では、他の曲に比べてよりハードコア的。
と、思ってたら再びEmmaとは違う咆哮が響く。
これがKnocked Loosevo/Bryan Garrisだってんだから
そりゃあハードコア要素強めな曲になるってもんです。
Bryanを迎えるにはこれ以上ないハードコアナンバー。
Bryanの出番も多く、ブレイクダウンパートでも
ガンガンに叫んでくれてますね。


Drowning In The Silent Black
ラスト11曲目はメタリックなギターに戻り、
"メタル"コア的なサウンドに回帰しました。
早々にブレイクダウンも入れてきて、
そのあと少し叙情的な雰囲気になったと思ったら
そのままクリーンボーカルで歌います。
っていうあとには、再び攻めのサウンドで
エモーショナルな雰囲気を吹き飛ばします。
後半、また少しそういった感じにはなるけど、
最後の最後はシンガロングして、
コアバンドたるサウンドでビシッと締めます。





以上、

Dying Wish『Fragments Of A Bitter Memory

でした。

今年はコア系バンドの方で、

女性ボーカルバンドがキてますね(* ゚∀゚)

ポスコアのAs Everything Unfoldsに始まり、

VENUESや、先日レビューしたばかりのSpiritbox

そして今回のDying Wish

コア系でなかても、女性ボーカルバンドの新譜が

とても豊富な今年ですが、どれも良作。


Dying Wishもハードコア要素を存分に感じるメタルコアで

疾走パートやブレイクダウンの多さ、

そしでEmmaの申し分ないボーカルと

ハードコア好きにも刺さる人はいるんじゃないでしょうか?

特にKnocked LooseBryanが参加した

M10. Enemies In Redは必聴だと思います。


そんな女性ボーカルメタルコアバンド

Dying Wish『Fragments Of A Bitter Memory

これまた良いバンドがSharpToneからリリース。

SharpToneの選球眼ならぬ、

選バンド眼にはホントに脱帽させられますね。

メタルコア、ハードコア好きは

是非チェック!





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