アトモスフェリック
 - 浮遊感、空間、神秘性などを感じられる。幻想的な雰囲気。


たまに出てくるこういった調べないとわからないような

横文字系の音楽用語…

個人的には使うのが戸惑われる言葉です。

わかりづれーじゃん

日本語で言えるなら日本語で言った方がいいじゃん。

浮遊感、神秘的、幻想的

アトモスフェリックなんて言うより文字数だって少ないのに

わざわざ専門的な言い方をする様よ。

そういうのが新規が入りづらい空気を作ってるんじゃねーの?

ってのも、ブログを始める上でずっと思っていることです。

もちろん自分だって横文字系音楽用語使うときはあるけど、

日本語で言い換えられるものは極力日本語で。

その方が伝わりやすいでしょうしね。

どうも、トトです。



今回はそんなアトモスフェリックなバンドを

曲や作品と共に紹介していく、久しぶりの

推薦シリーズ

ここ最近の新譜が少なかった時期を利用し

少しずつバンドを選定していき、

ちょこちょこ下書きを進めていました。

で、とりあえず形になったので

こうして日の目を浴びさせることに。

何だかんだで

このシーンの音楽性の傾向からして

個人的にもまとめたかったこのジャンルの推薦記事です。



post-hardcore
クリーンボーカルが光る
美メログッドメロディ
ポスコアならこれを聴け!



2010年代の半ばに差し掛かってきたあたりから

多様性を見せてきた気がするポスコアシーン

00年代後期から隆盛し始めた

メタルコアに傾倒したようなポスコアから

Issuesの台頭によって見せたR&B要素を持ったポスコア

そこからさらに、特徴的なギターフレーズのプログレ系や

最近ではモダンロックに類するようなバンドも多い気がします。

そんな多種多様な音楽性を見せる現ポスコアシーンですが

やはりクリーンボーカルの存在が大きい。

この10年、類稀なクリーンボーカルを擁するバンドは

絶えず出てきていた印象です。

そんなクリーンボーカルがいるバンドを中心に

17バンド

今回は選んでみました。

その17バンド+ここに挙げていないバンドも含めて

今回の記事に合うようなバンドを加えた

プレイリストも作ったので、

良ければこちらもご活用くださいませませ<(_ _)>


何なら、これを聴きながら記事を読んでもらえたら。


前フリもこれくらいにして、

まずは、10年代のシーンのままに

ヘヴィサウンドを打ち鳴らしつつ、

クリーンボーカルで上手く調和するバンドを。




If I Were You
If I Were You (US)

その10年代前後のサウンドのまま、
今もその音楽性を保っているバンドは
真っ先にこのバンドが浮かびます。
バンドのキャリアも今年で10周年かな?
昨年、最新作をリリースしていて
現在までに5枚のアルバムを出しています。
ウチのブログでも全作レビュー済みです。

まさに10年代!な、メタルコアと比肩する重さと
壮大なシンセを用いたサウンドが特徴であり、
ハイトーンなクリーンがギャップを生む。
そのクリーンを担当するRandy
激しいドラムを叩きながらってのも凄い。
個人的にもかなり推しているバンドです。





Annisokay
Annisokay (GER)

こういった音楽性でドイツを代表するのは
このAnnisokayではないでしょうか。
オリジナルメンバーだったDaveが脱退しましたが
新たなスクリーマーも迎え、新体制初の作品を
今年はじめにリリースしました。

しっかりコア感を感じるサウンドに、
gt/Cristophの美声クリーンボーカルが映える。
ライブで音源ままのボーカルが聴けたのは感動した。
最新作もちゃんとAnnisokayサウンドを保っていて
安心安定のクオリティでした。





SECRETS
SECRETS (US)

まさに10年代のポスコアシーンを象徴するバンドの
ひとつに数えられるのはSECRETSだと思います。
なかなかメンバーが安定しない時期もありましたが、
今は安定して続いているような気もします。

やはりRichardのクリーンあってこそなバンドだと思いますが
コア感は今も昔も、ずっと失われていないと思います。
昨年からシングルを小出しにしていて、
かなりサウンドが重くなった印象を受けました。
今年1月に出したシングルを最後に動きが見えなくなったのが
ちょっと心配ではありますが…
ガッツリ新譜を作り込んでいると信じたい。





Outline In Color_2021
Outline In Color (US)

10年代のポスコアと言えばこちらも同様
こちらもメンバーが安定しない故か、
活動の幅が非常にピンキリなOutline In Color

アルバムとしての最新作であるセルフタイトル作では
オリジナルメンバーのJonathanも戻ってきて、
彼のクリーンが存分に味わえる作品でしたが。
スクリーマーのTrevorが抜けたあとの直近2作のEPは
少し音楽性に変化が見られました。





と、2010年代に入り

クリーンとスクリームを分業するバンドが増えましたね。

スクリーモ時代のポスコアなんかは

シャウト/クリーンを1人でこなすバンドが大かったですし。

次は、そんなスクリーモ時代のボーカルのように

素晴らしいクリーンの声質を持ちつつも、

叫ぶ方もこなす二刀流ボーカルが在籍するバンドを。




Dayseeker_2021
Dayseeker (US)

先に出したIf I Were Youの曲でも参加していた
vo/Roryのボーカルがとにかく秀逸なDayseeker
彼はHurtwaveというサイドプロジェクトもやっていて
そっちでも耳触りの良いボーカルを披露しています。

しかし、Dayseekerでは攻め感のある曲もあり、
その時は大いにシャウトもしています。
バンドのサウンド自体も非常に現代的だと思います。
Dayseekerもいつか生で見てみたいなぁ…
って思わせてくれるバンド筆頭です。





Versus Me
Versus Me (US)

こちらもUS産のポスコアバンド。
Dayseekerよりもコア感が強い印象で
ボーカルのスクリームも大いにコア寄りだと思います。
それでいてクリーンも良いんだからたまらない。

サウンド面ではどこか懐かしさを感じる
それこそ10年代に見たエレクトロコア系の
シンセサウンドが鳴るのも特徴ですね。





Everyone Dies In Utah
Everyone Dies In Utah (US)

ユタ州の人を敵に回すんじゃないかっていう名前の
このバンドもボーカルは両刀使い。
音楽性的にはVersus Meの方に近く、
今年1月にリリースした最新のEPでは
アンビエントなサウンドも取り入れています。

で、年内にアルバムをリリースする予定?
制作意欲の高さが素晴らしいですね。
そちらも楽しみに待とうと思います。





って感じで、分業が進んだのもあり、

両刀使いのボーカルの方が今は珍しいのかな?

しかし、徐々に戻ってきつつある気もします。

それがこれから書くバンドたち。

1年のまとめを出してくれるSpotify Wrappedを見るに

『モダンロック』に分類されるようなこのジャンルが

今のポスコアシーンのトレンドのような気もします。

何ならDayseekerはこっちで挙げても良かったかもしれない。




Holding Absence
Holding Absence (UK)

このジャンルで今、自分が最も推してるのが
このUKのHolding Absence
SharpTone Recordsという同種のバンドも複数揃える
新進気鋭のレーベルに所属していながらも
イマイチ、ハネ切らないのが個人的に納得いかない…(。-ω-)
1stにハマり、2ndはイマイチって人も納得いかない…(。-ω-)

と、思うくらいハマっているバンドです。
1stはもちろん、今年リリースされた2ndも良かったのに!
Dayseeker同様、今かなり生でみたいバンドです。





Caskets
Caskets (UK)

YouTubeでのMV再生回数を見るに、
そんなHAよりも人気なのか?ってのが伺える
こちらも同じくSharpToneに所属するUKのCaskets

何があったかCaptivesから改名したバンドですが
バンド名が変わっても音楽性は当然継続。
今年8月リリースのデビューアルバムもとても良かった。
HAともファンを共有できるような音楽性だと思うんだけど
Caskets優勢に見える不思議…(。-ω-)





Normandie
Normandie (SWE)

ところ変わってこちらはスウェーデンのバンド
上記2バンドよりも少しキャリアの長い
2013年結成のポスコアバンドNormandie

今年2月の最新作から本格的に知ったバンドですが
こちらも漏れなくグッドメロディ且つ、BMTHを彷彿とさせる
現代的なサウンドを踏襲していました。
ってことからも、今のBMTHが好きな人にも
アピールできるような音楽性のバンドだと思います。





Awaken I Am
Awaken I Am (AUS)

再び、ところ変わって今度はオーストラリア
来日経験もあるAwaken I Am
2年前にリリースされた最新EPをレビューしましたが
それを聴いて、何故、来日公演に行かなかったのか!
と後悔したバンドでもあります。

それ以来、音源のリリースも滞っていますが、
次の作品も心待ちにしています。
そして願わくは再来日を。





Isotopes
Isotopes (AUS)

同じくオーストラリアから、
最近のシングルリリースラッシュを見るに
デビューアルバムのリリースが待たれるIsotopes
EPしかリリースしてないのに来日してくれたのも
記憶に新しいです。

このバンドも、バックには打ち込みを使用した
非常に現代らしいポスコアを展開しているバンドです。
Casketsフォロワーに刺さりそうな感じ。





Makari
Makari (US)

このバンドに関しては既にポスコアって言葉すらも
合ってないんじゃないかと思うけど…笑
自身の音楽性をアンビエントロックとする
US産のMakari

自身の示すジャンルの通り、
アンビエントサウンドを用いたロックサウンドに
vo/Andyの類稀な歌唱力が際立つバンドです。
自身のYouTubeチャンネルも持っていて、
そこで様々なカバーをしてるのも必見必聴。





Paloma_2021
Paloma (US)

Rise Recordsからデビューアルバムをリリースしていた
ポスコアバンドLight Up The Skyとしての活動を終え、
Palomaと名前を変えて再スタートしたバンド。

まだ数枚のシングル以外に音源のリリースはないけど
LUTS時代のR&B感のあるサウンドも感じつつ、
より現代的なサウンドになっているように思います。
このバンドもEPなり、アルバムなり、
複数曲収録された音源のリリースが待たれます。





最後に、現行のシーンでは

絶対的な存在がいるギターフレーズが特徴的なバンド。

そんなフレーズを生む人物が運営するレーベル

Blue Swan Recordsに代表するサウンドかもしれません。




Dance Gavin Dance_2021
Dance Gavin Dance (US)

となると真っ先に出てくる、現行シーンでの第一人者
Dance Gavin Dance
vo/Tilianによるボーカルワークも秀逸ながら、
Blue Swan代表のgt/Will Swanによるギターも
非常に耳を引く要素ではあります。

個人的にDGD歴は最新作からなのでクソほど遅いけど
その最新作でDGDにどハマりしたので、
この手のサウンドのバンドも
色々と取り上げられるようになれば良いなぁと思います。





Eidola
Eidola (US)

そんなBlue Swanサウンドどストライクな新譜から
このバンドの見つけ、レビューもしました。
Eidola良かったですねー
ギターフレーズはもちろん、この記事に出すくらい
クリーンボーカルも良かったです。

今年のベストアルバム「ポスコア」部門
この記事で挙げてるバンドのほとんどがノミネートされてるし
ホントに選出が難しくなってるのは嬉しい誤算。





Capstan
Capstan (US)

DGDやEidolaとはまた違った
プログレ的、マスロック的なギターが特徴的な
Capstanも今年初レビューしたバンドです。

「多才」であり「多彩」でもあるような
音楽性の幅広さもあって、聴いてて飽きないバンドでした。
是非ぜひ、今年7月にリリースされた
最新作をチェックしてみてください。






以上、

クリーンボーカルが光る
美メロ、グッドメロディな
ポスコアならこれを聴け!

な、17バンドでした。

ポスコア系のレビューする時は

ちょこちょこ言ってることですが

ここに出したバンドだけでもわかる通り、

他のジャンルよりも多様性に富んでいて

追ってて、とても面白いシーンなんですよね。

このジャンルのそもそもの始まりであるような

スクリーモってのが、やや苦手な面もあるので

尚更これだけ色んなことしてるバンドがいる

現在のポスコアシーンはとても楽しい。



ここまで来ると

これはポスコアなのか?

と思うバンドも出てきますが、

そこを深く考えていくとキリがないのでね…笑

得てして曖昧なものである『ジャンル』ってものに

固執したってしょうがないので。



今回は既に記事リンクたくさん貼ったし、

関連記事に出すようなバンドはプレイリストに入れたし

それ以外の記事を最後に関連記事として

今回の記事を終わろうと思います。




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