将来的にはわからないけど、

今なら『日本』で即答。

実際、いちばん聴いてる数が少ないの日本だし。

どうも、トトです。



先月末はリリースが少なかったのもあり、

今月は割と早めに当月分の新譜レビューが上げられます。

人気のあるバンドだからか、

来日回数的にはそこまで多くないけど、

ウチでのレビューも3枚目になります。

何気に1st以外は書いてるんですよね。

将来的には過去作レビューで書く気満々ですが。

そんな2010年代を代表するメタルコアの一角

今年72枚目となる新譜レビューはこちら。




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Wage War『Manic』
01. Relapse
02. Teeth
03. Manic
04. High Horse
05. Circle The Drain
06. Godspeed
07. Death Roll
08. Slow Burn
09. Never Said Goodbye
10. True Colors
11. If Tomorrow Never Comes





US産メタルコアのWage War

4枚目のアルバムManic

お馴染みFearless Recordsから10/1にリリースされました。


気付けばもう4枚目か…

そりゃあバンドのキャリアも10年超えるわな。

そんな10年代に台頭してきたメタルコアバンドの中では

人気も知名度も、割と上位なんじゃないですかね?

活動も止まることないですしね。


そんな着実にキャリアを積んできた

バンドの最新作、聴いていこうと思います。





Relapse
アラームのようなリフから幕を開ける1曲目。
メタルコア然としたイントロを抜けると、
エフェクトをかけたようなCodyのクリーンから入り
Britonの激しいスクリームへと切り替わります。
再びCodyのクリーンと共にサビへ、
そして、サビの最後にCodyがタイトルを叫ぶ
Reeeelaaapse!!
は、こちらもシンガロングしたくなりますね。
2コーラス目はBritonパートから始まり、
そのままブレイクダウンで落としてからサビへ。
初期ほどの攻め感はなく、メロディックな方に
磨きがかかったようなメタルコアですが、
最後のブレイクダウンは良いですね(* ゚∀゚)


Teeth
2曲目はBritonにエフェクトかけたような感じでスタート。
少しラップ調でニューメタル感もあるけど、
やはりサビはCodyがメインを張ります。
ちょっと雰囲気的に前作の"Who I Am"に似てるかな?
2コーラス目はニューメタル感から一転、
テンポアップしてBritonと共に激しく展開。
再びCodyが歌うサビのあとには、冒頭と同じく
少しエフェクトがかった囁きパートから
一気に叩き落とすブレイクダウンへ。
Wage Warはブレイクダウンの入れ方が良いわ。
入り方としては定番の流れなのかもしれないけど
そこだけは崩さず一貫してる感じがとても良い。





Manic
3曲目は今作のタイトルトラック。
Britonのラップ調のボーカルで始まり、
サウンド自体もラップトラックっぽい。
ヾ(*≧□≦)ノ Maaanic!!
とタイトルを叫んで入るサビはサウンドもヘヴィに。
ここでもWage War式ニューメタルが感じられるけど
前曲よりもニューメタル感は遥かに上ですね。
さらには、この曲はBritonメインで展開してるのが良い(* ゚∀゚)
I don't wanna die!!
と叫んで入る後半のブレイクダウンも◎
でも、死にたくない!って言ってると思うと
ちょっと笑ってしまうw
やっぱ英詞って和訳しちゃうとダメですねw





High Horse
と、Britonがタイトルを叫ぶところから始まる4曲目。
続くこの曲もBritonがメインボーカルを占める。
しかし、こちらはちゃんとメタルコアしてて
クリーンがないこともあって、
アグレッシブ感が良いですね(* ゚∀゚)b
攻め感的には今作でも1、2を争うかも。
怒涛の流れでぶち込むブレイクダウンも(* ゚∀゚)イィヨー
ブレイクダウン→咆哮→ブレイクダウン→咆哮で締める
終盤もたたみかけるような流れがとても良いです。





Circle The Drain
5曲目はイントロはヘヴィサウンド、
しかし、ボーカルはCodyのクリーンから始まります。
サビではクリーンのあとにくる、Britonのスクリーム
+壮大なコーラスが交互にくる展開が何とも言えない(* ゚∀゚)
ミドルテンポで歌もの的な曲だけど、
そのコーラスがゾクゾク感を掻き立てます。
そんなBriton+コーラスから入るブレイクダウンでは
落としてる最中にもコーラスを入れてます。
やはりこの曲はこのコーラスあってこそ。


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そういやこの曲発表時↑こんなこと言ってたけど、
それって前作のこと?笑
まさか、ねぇ(。-∀-)w



Godspeed
6曲目は女性の声でタイトルを言って開始。
最初に聴いた時はdance beatだと空耳して、
打ち込みあって縦ノリで、なるほど確かに
踊れるメタルコアっぽいぞ、なんて思ったもんですw
直訳すれば"神速"やろ?← 厨二臭ぇw
でも、その名の通り超速ナンバーにして欲しかったな。
しっかりメロディックメタルコアしてる感じも
全然良いんですけどね。笑
ラストは再び冒頭の女性の声、そのあとさらに
Britonがタイトルを叫んで締めます。


Death Roll
タイトルからも期待を煽る7曲目(* ゚∀゚)
ギターが耳を引くブレイクダウンから入る
そんなイントロの展開も良い。
そっから走るだろ!って雰囲気めっちゃ出すのに
走りはしなくて少しガッカリ(。-ω-)-3
しかし、やはりタイトルからくる期待は裏切らず
重低音でゴリゴリ突き進む展開は素晴らしい。
破壊的なブレイクダウンも何度もあってgood
クサいギターソロのあと
Death Roll!!
と、Britonの咆哮からブレイクダウンで締める。
今作の攻撃的なトラックは"High Horse"とのトップ2
でも、音の低さ重さはこちらが上かもですね。



Slow Burn
8曲目はCodyのクリーンから始まるけど、
その後はBritonも共にクリーンで歌う展開に。
Britonは前作でもクリーン歌ってたし、
バンドのボーカルパターンが増えるのは
素直に喜ばしいです。
Britonクリーンが主軸になるワケじゃなく、
アルバムの中で1曲使うだけなんだったら、
多少のアクセントにもなって良いです。
もちろん叫ぶことを忘れてはいないし、
バンドらしいブレイクダウンもしっかりあります。


Never Said Goodbye
9曲目はCodyが主軸になった
ミドルテンポな歌ものエモーショナルナンバー。
この曲はタイトルからして叙情的ですからね。
後半には短いギターソロも展開。
アルバムも4枚目、着実にキャリアを重ね、
Wage Warもとうとうこういう曲をやるようになったか…
嬉しいような、悲しいような。


True Colors
歌もののあとは上げる鉄則を守る10曲目は
イントロのギターから期待を煽ります。
とはいえ、結果的にテンション爆上げするほど
アグレッシブな曲ではなかったですが。笑
2コーラス目に少し走り、Britonも叫んで
ってとこはちょっと上がりましたけど。
これでブレイクダウンがなかったらどうしようかと思ったよ。笑
そのブレイクダウンがくる後半、まさにブレイクパート
この曲の中でも特段重くて、とても良いです。


If Tomorrow Never Comes
頭からヘヴィサウンドと共にBritonが叫ぶ
上がる展開だったのはむしろこちらのラスト11曲目。
サビはCodyのクリーンでエモーショナルに。
サビの最後にタイトルを入れてくるところも
どこかWage Warらしいというか。
そこからBritonのスクリームと共に進んでいき、
ブレイクダウンで落としたあとにCodyクリーンでサビ。
再び女性コーラスを展開したあとの
ラストサビのCodyのボーカルはエコー感が強く
広い会場で歌っている様が想像できます。

初期作ほどのアグレッシブさはないものの
Wage War式メタルコアのベース通り、
それの最新版が今作であり、この曲でもあるのかなと。





以上、

Wage War『Manic

でした。

前作が良くも悪くも…的な作風だったので、

今作は幾分、気楽に

期待半分、不安半分という面持ちで聴けました。

ってのが功を奏したか、そこまで印象は悪くない。

しかし、やっぱ初期2枚に比べると落ち着いたし

とうとう疾走ナンバーなくなりましたからね。

まぁ、そういうのもキャリア故に…

って思えば、そうなんだろうなって感じですが。

でも、キャリアにつれて…みたいな音楽性の

メタルコアバンドの中では、

サウンドの攻め感はまだある方だと思います。

重さ、低さに関しては増してる感じさえしますしね。


ちょっと煮え切らない部分はあるけど、

まだまだ良作だと思います。

Wage War『Manic

バンドのキャリアも10年超え、4枚目の作品

是非ぜひ、チェック。





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