少し前には秋まっしぐらってくらい涼しかったけど

時期的にはまだ残暑なんだよな。

今年の夏はそこまで暑い日は続かなかったけど

さっさと夏なんざ終わってもらって、

早いとこ涼しい秋がきてほしいもんです。

どうも、トトです。



キリの良い今年60枚目の新譜レビュー

今回のバンドはウチで何度も出てるし、

ライブレポだって書いたことあるバンドです。

そういえばこのバンド、前作レビューしたときも、

前ブログで100記事目の洋楽レビューだったんだよね。笑

ウチでは何気にキリの良い数字がついてまわる

そんなバンドの最新作。




20210827_235252
With Confidence『With Confidence』
01. What You Make It
02. City
03. Anything
04. Baked
05. Know You (708)
06. Cult
07. Paper
08. Big Cat Judgement Day
09. Atlanta
10. Lose





オージー産POP PUNKバンドWith Confidence

3年ぶり3枚目となるアルバムでセルフタイトル

With ConfidenceHopeless Recordsから

8/27にリリースされました。

4人体制になって初の作品ですかね。


このバンドもコンスタントに活動を続け

気付けばアルバムも3枚目。

バンドシーンでは割と転換期になりがちな3枚目で

セルフタイトルをぶっこんできました。

自身の名を冠する作品が、

果たして自身を表すものとなっているのか否か。

聴いていこうと思います。




What You Make It
Jaydenのボーカルと共に、
一音目から重めのリフが耳を突く1曲目。
えらい特徴的なリフだったけど、その後は
このバンドらしいキャッチーなメロディを展開。
大きな転調もなく、一定のリズム感を保って進むけど
ラストサビ前のギターソロは目を見張るものあり。
バッキングを含めたボーカルも耳馴染み良く、
終盤にはシンガロングできるパートも。


City
イントロからほんのりエモーショナルさを醸し出し、
エモメロ系POP PUNK/POP ROCKな展開を見せる2曲目。
前曲から変わりリズム感、テンポ感も適度で、
誰の耳にも馴染むような聴きやすいメロディに
終盤は少しテンポも上がり、よりPOP PUNK的に。


Anything
3曲目は誰が聴いても今作No.1のPOP PUNKトラック!
こういうのが1曲でもあって何よりです( ´∀`)
こういう曲をMVにしてくれてるのも何より。
細かく何度もタイトルを歌うところは
間違いなくシンガロングパートであり、
音源でも、ライブでも、聴けば盛り上がること必須な
フロアの楽しげな様子が容易に想像できる。
ラストサビ前は間違いなくクラップを煽るだろうし
そこからなだれ込む終盤も楽しいよね。





Baked
カセットをセットするようなSEから始まる4曲目。
そう思うと、序盤のJaydenのボーカルも
フィルターがかったような、スピーカーからのような
若干クリアでないようにも聴こえてくる。
サビではコーラスによるキャッチーさもあり、
縦ノリ感のあるポップな展開で、
しっかりバンドサウンドなのも○ですね。


Know You (708)
Jaydenのアカペラ風の歌い出しから幕を開ける5曲目。
アンビエントサウンドがバックに響き、
それによる浮遊感があり、バンドサウンドも最低限。
そんなアンビエント感を良い意味で切り裂くような
ラストに響くトランペット?の音色が素敵。


Cult
この6曲目ではgt/Inigoがメインボーカルになっていて
MV公開されたときから少し驚いた。
全体的にエモーショナルではあるものの、
特にサビでのInigoは激しめなんだよね。
コーラスも相まって声量多めなのも良いですね。
これからもちょくちょくInigoメインのがあってもいいし
何ならそういう風にして作っていくかも?





Paper
軽快なアコギから始まる7曲目。
その軽快さがリズム隊にも良い感じに浸透してます。
サビではガッツリ!バンドサウンドになるけど
アコギでエモーショナルに寄らないヤツ、
好きなんですよねぇ(*≧∀≦)b
サビでもアコギはジャカジャカしてちゃんと聞こえるし
アコギトラックとはいえ、バンド感もあり、
なかなかに良さげな1曲。





Big Cat Judgement Day
タンバリンのシャカシャカが気になる8曲目。
そんなだからクリスマスソングかと思ったよ。笑
あながちクリスマスに聴いても良さげな曲調だけど。
口笛みたいなSEが鳴るのも面白いですね。
タイトルの通り、最後の最後には
猫の鳴き声が入っているのも良いですね。





Atlanta
9曲目はギターを掻き鳴らすイントロから。
そんなイントロからエモーショナルな雰囲気満点。
どこかちょっとNeck Deepっぽいかな?
要所要所で入るストリングス良い感じで
後半にいくにつれて上がり調子なサウンドが○です。


Lose
間髪いれずに繋がるラスト10曲目は、
ギターによる弾き語りのような雰囲気で始まります。
淡々とリズムを刻むドラムが特徴的で、
しっかりエモーショナルさ引き立つ展開に。
ここではアコギもエモーショナルさを後押し。
1曲目でも聴いたような重いリフを1回掻き鳴らし
バンドサウンドひとしおになって曲を締めます。





以上、

With Confidence『With Confidence

でした。

これがセルフタイトルかぁ…

と、思ってしまいましたねぇ(。-∀-)

まぁ、With Confidenceって

初期からPOP PUNK全振りな音楽性ではなく、

(オルタナ)ロックな面もあったバンドだし、

それがキャリア重ねればこうなるよね

ってのも納得ではあるんだけどね。


今作を聴いてて改めて気付いたのは

もちろんこれはバンドに因るのは大前提とはいえ

POP PUNKというジャンルに関しては

テンション高い曲、テンション上がる曲、

自分はライブで盛り上がるような曲が好きなんだな、と。

POP PUNKに限らずだけど、レビューするとき

ライブの光景を意識して書くことも多いですしね。

そういった面で見ると、

今作はそんなに上がる曲もなかったなぁ、と。



いつぞやのWith Confidence/Roamの公演でも

フロアの"ライブ"的な盛り上がりの面では

Roamの方が遥かに上でしたもん。

そういうバンド、そういう曲の方が好きなんですよね。


そうかと言っても

バンド自体が嫌いということではなく。

3枚目にしてセルフタイトル作として完成させた

With Confidence『With Confidence

これまでのウィズコンリスナーも、

そうでない人も、是非チェックしてみてください。





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