YouTuber 兼 ミュージシャンでもある

NOAHFINNCEが9/10にHopelessからアルバムリリース決定!

新曲出す度にHopelessはRTしてたし、

契約なんざ既定路線だったんだろうが、いつの間にw

ノアくんもシングルばっか出してたと思いきや

レーベル所属&アルバムリリースは朗報だな\(^o^)/

しかし、リリース当日までに

8月分の新譜レビューは終わらんだろうな…w

今日でようやく8月2週目のレビューが最後、

例年のことを考えれば、9月もリリース多そうだし

自分が2人欲しいことこの上ない( ノД`)w

どうも、トトです。



それでは本日の新譜レビューといきましょう。

今回はそんなHopeless Records所属のバンドで

過去にレビューしたこともあるバンドです。

このバンドもキャリアもそこそこにリリースペースも順調。

そんな今年55枚目となる作品はこちら。




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Trash Boat『Don't You Feel Amazing』
01. Don't You Feel Amazing
02. Silence is Golden
03. Bad Entertainment (feat. Milkie Way)
04. Love Without Needing
05. He's So Good
06. Vertigo
07. Alpha Omega (featuring Kamiyada+)
08. Idios
09. Cannibal
10. Live Like A King Die Like An Animal
11. All I Can Never Be
12. Synthetic Sympathy
13. Maladaptive Daydreaming





UKのPOP PUNK/メロディックハードコアバンド

Trash Boatの3年ぶり3枚目となるアルバム

Don't You Feel Amazing

1stからリリースを続けるHopeless Recordsから

8/13にリリースされました。


従来のPOP PUNKはもちろん、

前作ではハードな疾走感が素晴らしかった

メロディックハードコアを鳴らしていましたが

果たして今作はどんな作品になっているのか。

先行曲を聴くに、ガラッと変わってそう?

そいつを今作を聴いて確かめたいと思います。




Don't You Feel Amazing
オープニングを飾るはタイトルトラック。
しかし、これがまた驚きの方向転換!
前作の疾走感のあるメロディックハードコアから一転、
ミドルテンポでダークなオルタナ感ひとしおに。
イントロから激重ベースが響き、曲中に止むことなく
バッキング込みでの声量の多いシンガロング、
これまでのTrash Boatを聴いている人なら、
初聴きで同じバンドだと気付かないであろうほどの変貌ぶり。





Silence is Golden
2曲目は前曲よりも少しテンポも上がるけど、
ヘヴィなサウンドはそのままに、のっけから
vo/Tobiのシャウトが飛び出します。
重苦しくテンポを落とすブレイクダウンもあり、
これはどこのバンドです?感ハンパないw
しかし、サビのメロディはこちらの方が聴きやすい。





Bad Entertainment (feat. Milkie Way)
3曲目はイントロから軽快にテンポアップ。
どこか良い意味で前時代的なエレクトロパンク的で
曲調的にもハードな面はあるけど、ポップさもあり、
前2曲よりもキャッチーで、聴きやすさに勝る。
この曲ではUKのWARGASMというバンドで
ベースも担当してるMilkie Wayという女性がゲストに選ばれ
彼女の弾くベース?と共にボーカルとしても参加。
彼女の存在も聴きやすさの裏付けにもなりますね。


Love Without Needing
ある種のPOP PUNK/POP ROCK感が、
これまでのTrash Boat曲といちばん親和性が高い4曲目。
しかし、今作に収録される用のサウンド的に
スケールアップしてるのは言わずもがな。
周回してるからだいぶ慣れたけど、1周目2周目くらいだと
曲調も相まってAll Time Lowっぽさというか、
ボーカルの声もAlexっぽくも聞こえました。笑
ATLもオルタナ方面にシフトした経緯もありますしね。


He's So Good
今年2月にMVが公開された5曲目。
今作の中で、いちばん前作のテイストが強く、
耳馴染みが良いメロディックハードコア感。
サビのラストにハイトーンで叫ぶのも気持ち良い。
個人的には今作でこれがNo.1なのは言うに及ばず。
これが世に出た時は安心したもんですが、
前作テイストがこの曲くらいで
他がこんなにもガラッと変わるとは思わなんだw





Vertigo
6曲目はフィルターがかかったような曇った音から
ボーカルと共にガッツリバンドサウンドで幕を開ける。
ここでは強烈なギターリフが耳を突いてきます。
縦ノリを煽るようなリズミカルなテンポで、
どこかザラついたサウンドではあっても、
ノリ的にはとてもキャッチーさを感じます。


Alpha Omega (feat. Kamiyada+)
タイトルトラックもそうだけど、こういう曲聴くと
Bring Me The Horizonからの影響を感じる7曲目。
ここでは同じHopeless Recordsのレーベルメイト
ラッパーのKamiyada+をゲストに向かえていて
彼が歌う部分以外でもTobiのラップ調ボーカルがあり、
サビは同じワードを繰り返すキャッチーさに、
重くミドルテンポな展開がニューメタルを感じる。
後半、Kamiyada+のラップパートから
重く落とすブレイクダウンも良い感じです。


Idios
変わって8曲目は、00年代初頭~中期頃の
スクリーモ/ポスコアっぽい雰囲気に。
近いのはSilversteinとかなのかなぁ?
どこか懐かしいサウンドしてるんだよな。
シャウトの仕方なんかも、その頃のバンドみたいで
その頃のその手のバンド、シーンが好きな人には
どこかしら引っ掛かるものがあるんじゃないだろうか?


Cannibal
9曲目はさらに前曲から変わって、
控えめなサウンドからスタートします。
Tobiもファルセット気味なクリーン部分が、
どこかアンビエントな雰囲気を醸し出す。
サビに入るとしっかりバンドサウンドを展開し
Like a cannibal, cannibal
と、タイトルを繰り返すところは、
こちらのシンガロング衝動を煽ってきます。


Live Like A King Die Like An Animal
前曲のメロディを継続しつつアレンジを加え、
前曲のアウトロであり、次の曲を迎える為の
42秒ほどの短いインタールードでもある曲を挟みます。


All I Can Never Be
11曲目は、9曲目のクリーンな部分が
こちらに引き継がれたかのように
これまでの騒々しい曲からは想像に難しい
アコギとアンビエントサウンドをメインにした
耳休めとなるエモーショナルクリーンな曲に。
音楽性が大きく変わったのにも驚きだけど、
今作の振り幅の大きさにもビックリだよw


Synthetic Sympathy
昨年4月にLive Videoが公開された今作最古参の12曲目。
それゆえに、これまでのTrash Boatも強く感じますが
意外と今作に入っていても違和感のない仕上がりに。
やはりシングルカットしてリリースされた時期を考えるに
前作やこれまでの雰囲気を残しつつ、
今作へどうシフトしていくか、的な感じも
垣間見えるような曲になってますね。





Maladaptive Daydreaming
ラストの13曲目も、ここまでの12曲とは
またさらに違った雰囲気で展開していきます。
少しインディー感はあるけど、テンポ感がそれを薄める。
というか、このダンサブルなビートだからこそ
エレクトロロックバンドのPendulumっぽさを感じる。
Pendulumほどエレクトロ要素は多くはなく、
むしろバンドサウンドの方が強いくらいだけど、
これは良いですね。気に入った(* ゚∀゚)b





以上、

Trash Boat『Don't You Feel Amazing

でした。

ビックリだよw

これまでから、前作から変わりすぎだよw

だいぶ周回したけど、むしろそうしないと

レビューなんてできなかったわ(。-∀-)w

幸いなのは、受け入れ難い変化ではなかったことかな。

おかげでこうして記事にできたワケだし。


しかし、今回の作風を

『オルタナ』と一言で括ってしまうのは簡単だけど

それだけのものではないのを大いに実感したので

今作のカテゴリは『GENRELESS』にしました。


UKのバンドだけど、今作のような

湿った感じというか、陰性な部分が大いに増したことで

むしろUKバンドらしいサウンドにはなったと思います。

レビューにも名前を出したけど、

やっぱ現行のバンドに対する

Bring Me The Horizonの影響力の大きさよ。

それほどに停滞してたシーンの中から

一気に突き抜けましたからね、BMTHは。



これまでの音楽性が好きだった人には

サクッと受け入れられるものではないかもだけど

より高みへいこうとする意思は感じる

Trash BoatDon't You Feel Amazing

大きく変わった彼らの最新作、

まずはご一聴。





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